この秋2回目のアオリは阿曽浦の裕丸(ひろまる)さんへ。筏が沖の方にあるので、台風26号接近時から湾内に退避してあって、29日からやっと再開したそうです。10番に乗って2時まで23杯も釣れました。色々試行錯誤したので書いておきます。

 前回、礫浦の三吉丸さんで今秋初アオリ、船からのティップランエギングもお試しで少しさせてもらいました。と言ってもティップラン用の竿、仕掛けはまだ持っていません。通常エギング用の道具立てでエギだけお借りして体験。深さは40〜50mラインです。色々驚きがありました。まず、アオリは沖の深いところにもいる!そしてかなり速い速度で水平移動するエギに抱きついてくることです。この時は風が強く船がかなり流れる、そして深いのでエギは50〜70gです。かなり重い。底は取りやすいので、頑張ってしゃくってステイ。エギング用インターラインの竿の穂先=ティップでは硬すぎて当たりが取れません。手にくる感度だけが頼り。少しでも違和感があれば空合わせして探って行きました。当然船長は倍以上のピッチで掛けていきます。ティップランではラインも0.4号程度と細い。自分のは0.8号。細糸が必要な理由がすぐわかる。糸ふけ量が全然違う。同じ重さのエギを落としても着底位置が随分違うし時間もかかる。細いとの理由はこれで理解。船長の釣りを観察。ティップに僅かな当たりが明確に出る。着底してしゃくり、ステイのし初めに当たりが出やすい。なるほど。このタイミングに集中する。それでも5杯獲るのが精一杯。船長は13杯でした。筏ばかりでやっているとアオリはすごく繊細なのかと思っていましたが、かなり大胆なのですね。

 これを頭に入れて今回は挑戦。いつもはフリーフォール主体で掛ける場合が多いのですが、今回はテンションフォールを多用。また水平移動を意識してゆっくり引いたりも組み合わせてやってみました。風波が常にある日でしたが、微妙な当たりにはすべて合わせを入れていきました。結果23杯と自分としては好釣果でした。ただしテンションを掛けているとどうしても早合わせが多くなり乗せきれなかったのが6回ありました。昨年からエギは3.5号以上しか使いません。底が取れないと釣りになりません。少々大きくてもアオリは抱きついてくれます。バットが強くて穂先の感度が良いインターラインの竿が欲しい!
 前回の釣行から「一つテンヤ」の仕掛けを持って行っています。エサは7p前後の冷凍のエビです。前回は小魚に餌を取られるだけでしたが、今回はガツンときました。潮止まりになってアオリの反応が薄くなった時に昼食がてらやっていました。今回も小魚にあっという間に食われてしまいます。また餌やりだけかと思ったらガツン!ゆらゆら上がってきたのはハタ系の魚です。Facebookで聞くと「オオモンハタ」でした。鍋にして頭からヒレから全部食べました。ウマい魚です。海はこれがあるから面白いですね。豊かでスバラシイ!

裕丸さん(駐車場&船乗り場)
 
当たりエギはシマノのエギザイル 3.5号DEEP、他も赤下地が良かった。 一つテンヤに喰ってきたオオモンハタ。
この日の釣果。

 南伊勢町 阿曽浦 10月31日

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
沖の筏 I番 23匹 エメラルダス STX EG83MH-HD -- -- PE0.8 フロロ2.0-180cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
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