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大会当日。名人がいっぱいで華やかですね。1回戦は96人もいます。各24人の4ブロックに分けて各ブロック8位タイまでが勝ち上がり。今回の戦い方は、水深が有る通った流れで追う鮎を狙う!必殺アイテムは極細タングステンメルファTG0.03号! ブロック抽選は@-16番目。四村川合流点の岩倉橋から下流付近です。初めての場所。駐車場から配布場所まで川を確認しながら歩く。下流部はほぼトロッパで釣り場じゃない。その上が木々で見えないが瀬があるようだ。 おとり配布場所へ降りる。上流は開いた瀬が多い感じに見えた。狙うは下流だな。おとりは自分で選びます。8時スタート、10時帰着です。大きな石が点在するトロ場から少し絞った流れ、小さいガチャガチャが落ちて良い感じのタナ、そこから開いて大トロ場です。思っていたより瀬が短い!先行者が押さえてしまい、行き場を失った。タナとタナの間のガチャガチャしかない。おとり替えは出来そうに感じたので、良いおとりが取れればトロ場狙いも有りかと考えてやってみることにした。自分が探れそうな範囲は10mもない感じ。空中輸送で瀬に落ちる手前の岩盤にある1畳ほどの坪を狙う。ゴニョゴニョっと1匹目。割と早かった。溜まっている感じなのでもう一度同じ坪。シュパーン!と掛かったがバレた。居るな。しかし追いが無くウロウロするだけ。 瀬落ちの開きに入った西部パパはバッチリスタートダッシュを決めてバンバン掛けている。そのタナに落ちる手前のタライほどの坪を狙う。根掛かり。外しに入り最初に狙った坪の落ち際ギリギリにおとりを入れてみる。手が届くほど近い位置です。ドカーン!良型まっ黄色が残っていた。ええのが手に入った。これを持ってさまようかと考えたが、立ち位置上付近の小さいタナ尻岩盤にも鮎は見えている。選手がかなりの密度なのでまずはここを探ってからだな。ビンビンおとりで攻めてみると調子よく掛かった。立ち位置極手前1m程でも掛かる。トイにある石横10pを狙うとギュイーン!この日最大が追ってきた。 自分に与えられた範囲が狭いこともあって、普段の10倍くらい細かく探ったことでうまく掛けることが出来て込み9匹。残り30分で移動する。上のザラ瀬付近を目指すが入れそうもない。ザラ瀬の尻で遊び鮎を狙う。1匹ビリを追加して終了。込み10匹は4位タイでした。トップは西部パパが17匹でぶっちぎりです。 本部へ戻って休憩する間もなく2回戦抽選。次はB-3番目。8名で4名が勝ち上がり。半分なら頑張れそうだ。同組には直前に白石付近で開催されたシマノセミファイナル優勝の島名人やガマの谷口名人もいて気後れしそうですが、始まってしまえば自分の釣りに集中するだけ。 エリアは植木橋という吊橋の上辺りです。ここも初めて。配布場所から上がトロ、その上に瀬が見えます。下流は二股に分かれたしょぼい瀬。下はトロです。上がよさそうでしたが先行2名が上へ行かれたので選び放題の下の瀬へ。トロ落ち込み上が釣り返しも効くだろうと行ってみました。右岸側流れのトロへ落ちる前の小規模なタナです。 試合開始。波気ですぐに1匹目が掛かった。これはいいぞ!替えて落ち口ギリギリの岩盤へ滑り込ませると1発で追ってきた。開始5分ほどで2匹目。自分にはこれ以上ないスタートを切れた。しかし止まらない異常な汗。焼けた中州からの釣りなのでツライ。そして悩まされる根掛かり。針が刺さる石が多い。これでリズムが崩れる。中洲の水たまりでおとりを替えたり仕掛けを整えたりしていると焼けた石の熱源に近いからか余計にアツい!凍ったアクエリアスを飲むが、溶ける量が少なくて追いつかない。 スタート時島名人が攻めていた左岸筋落ち際のタナは岩盤だが鮎が見えている。いかにも掛かりそうだ。入れてみるとギューン!よし!んが!バレた!1試合目も調子が良かった満開チラシがここにきてバレた。一角4本に変える。バキューン!掛かった!またバレた!左岸向きに立つと後頭部に日差しがガンガンくる。段々と頭痛が。ん?左腕が痺れてきた。こりゃアカン。熱中症なりかけや。 クールダウンのために水に浸かりながら狙うようなポイントがない。完全に集中力切れて、エビになって仕掛けも切れる。ついに腕がプルプルしてきたので諦めた。30分残して上がる。検量を申し出るが、皆一緒に検量を行うので川に浸かって待っててくださいとのこと。ツライ。検量3匹ドベで初のオーナーは終了。トップはトロ場をデカ針泳がせで完全攻略の谷口名人が14匹でした。体調不良はどうも塩分が足りていなかったようです。ドリンク2本持ち位で挑まないとダメでしたね。1日目残り試合は見ることなくコンビニへ行って氷喰って水分塩分アミノ酸補給して宿でシャワーして養生しました。 夕方、オーナー主催の懇親会へ。大きな会場で予選会場ごとにテーブルがセット。アルコールは出ませんが、食事を頂きながらベスト16の表彰やベストエイトの組み合わせ抽選が行われました。なんと同じ馬瀬川Bから勝ち上がりの吉田くんがベストエイトに!宮川上流が地元で、去年からトーナメント参加、オーナーカップは初参加でベスト8!やりますね。2日目は上位のトーナメント戦と同時に来年のシード権を賭けたドリーム戦が行われますが、体調も思わしくないため参加は見送り、吉田君の応援に回りましょう。 吉田君とは今大会、1,2回戦共同じブロックでした。ベスト8の対戦相手は広島の清原選手。2019年マスターズ準優勝の実力者ですね。ブロックは前日2回戦を戦ったBブロックです。吉田君はじゃんけんに負けて下流から。1時間でエリア交代です。下流は前日の2回戦で吉田君がやってた場所。鮎は居ますが、前日散々叩かれまくった小場所なのでかなり厳しい。そして悩まされる根掛かり。うまく上飛ばししても根掛かりでリズムをつかめない。なんとか2匹掛けてエリア交代。 前半上流の清原選手は7匹掛けていたようです。代わった上流はポイントが多い。昨日もこっちへ来たらよかったと思いながら丁寧な吉田君の釣りを見る。良いおとりが取れて、それがキレイにポイントに入っていくが掛からない。これが今回の有田川でした。後半4匹で込み8匹、清原選手も下流では2匹追加出来たのみでしたが前半の貯金が効いて込み11匹。たらればですがじゃんけんに勝っていれば!と惜しい結果となりました。 清原選手はここで何か掴んだようで、次の準決勝は込み21匹と爆釣!その勢いのまま決勝では昨年チャンピオンの坂本名人を1匹差でかわして初優勝です。負けた相手が優勝なので吉田君も諦めがつくでしょう。三重から若くて強いトーナメンターが出てくるのはうれしいですね。 しかし優勝の清原名人、2日目準々決勝11匹、準決勝21匹、決勝16匹で実釣果が42匹ですよ!1試合で20匹超えも清原名人だけ。あの状況の有田川での釣果としては抜きんでていると思います。竿はシマノプロセレクトFWを使っていました。高い竿は張りが強すぎて少し抜けた感じが釣りやすいそうです。谷口名人も安定して時速5匹以上をキープして居て凄かったですが、清原名人は動けない1回戦こそ8匹でしたが、動きやすくなった2回戦以降は移動しながら的確にポイントを打って行ったようですね。泳がせベースのようですが、もうちょっと見ておけばよかったと後悔です。小澤剛名人との名人戦は絶好調の郡上なんかでやってくれれば見ごたえあるでしょうね。 今回の振り返り 終わってみれば、結局は泳がせでも引きでもおとりが良い状態でどれだけ移動できたかが釣果に結び付いたように感じた。放り込んだ時にポンと掛かったり、持ち上げて移動したときに掛かったりとリアクションに対する野鮎の反応は良かったので、1ヵ所でいくら泳がせて粘っても掛からなかったことから考えても、パッとテリトリーに侵入してくる相手には追いが出ていた。なので石頭におとりを入れるよりも石後ろに入れて石を乗り越えさせたり、石横をズルっと通すとガツンとくることが多かった。有田の鮎はおとりの見切りが早いのかな?初見のおとりにはオラオラで激しく追うのに、2度目は通用しない。この感触を下見で得られてたことは良かったと思う。1回戦はそれを意識しながら狭いエリアで丁寧に探ることができ、自分としては上出来だった。2回戦も同じ意識で良いスタートが切れたが、体のケアが出来ずに負けてしまった。集中できていればもう少し形になっていたかもしれない。例年はまずダイエットからか? 大会後記 とんでもない酷暑の中での大会でしたが、100名近い選手で2日間の大会運営は大変です。今の時代開催していただけるだけでも非常にありがたいです。 昨今はメーカー縛りが当たり前になってきた中で、メーカートップクラスがメーカーの枠を超えて集う貴重な大会は、縮小する鮎釣り業界の中ではとても大きな意義を持つように感じました。縮小するからこそメーカー枠を無くした大会が増えると良いですね。 報知オーナーカップ全国大会は、他の大会で言えばハイレベルな地方予選、ブロック大会、ベスト8による全国大会を2日間でやってしまうような感じです。決勝まで行けば2時間の試合を6試合もこなします。この酷暑の中で集中力を切らさず戦い抜くのは至難の業です。だからこそ心技体揃えた選手が勝つ。なかなか競技性の高い大会だなと感じました。機会をくださりありがとうございます。 次の大会はG杯長良川予選と思っていましたが、抽選漏れ、キャンセル待ち36番目の通知が来ました。定員になり次第締め切りと勘違いしていた自分が悪いのですが、参加のために竿(GTI-U)も買いました。大会は規定をよく読んでから参加しましょう。ガックシ! |
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8月 2日(金)報知オーナーカップ有田川全国大会参戦 |
ポイント(Googlemapにリンク) | 釣 果 | 竿 | 天井糸 | 上付け糸 | 水中糸 | 下付け糸 |
岩倉橋下流・植木橋上流 | 8+1匹 | シマノ競FW H2.6 9.0m | フロロ0.8号-3m | なし | メルファTG0.03号-5m | ナイロン0.25-15cm |
鼻管ハリス | 手 尻 | 針 | 針ハリス | 逆さ針 | 鼻 管 | その他 |
フロロ0.4号-22cm | なし | 満開チラシきつね7.5号 一角7号-4本錨 |
フロロ1.2・1.0号 | 白一体2号 | チタンチューブ6.0o | -- |