マスターズブロック大会の見学。優勝はダイワの加藤くん。朝から的確に鮎の付き場(この日は砂利絡みの石、石色はレモン色でもこげ茶、を察知して、それに合った釣りを展開。狙い打つポイントの数が圧倒的。おとりを打っていくスピードが速いと当然おとりの負担も大きいので、狙ったところで掛からないとペースが乱れ崩れることが多いですが、おとりのチェック、交換頻度も多くて、掛からない空白時間が短い。そして竿先は常におとりの直線上です。おとりの姿勢が良いとバレも少なくなる気がします。 3位通過の郡上名手古川さん。大和予選でも圧倒的釣果を出しています。鮎の溜まり場を見極める能力に長け、溜まっている鮎を次から次と掛けていく。なんせおとりがウロウロ良く動く。おもりの使い分けが秀逸ですね。どんなイメージで釣ってるのか聞いてみたいです。今回の上位陣お二人に共通していたのは、おとりをあちこち動かしますが、引いてはいない。狙ったところで泳がせる、ダメなら次の場所。基本はグリグリ引いて探る感じではありませんでした。
今回の馬瀬川は付き鮎が居る場所、付き鮎予備軍のチビ鮎が居る場所、落ち着きのないウロウロする鮎がいる場所があったようで、二人が狙っていたのは2番目の予備軍チビ鮎が溜まっている場所をメイン(何度も攻めなおしていた)に1番目の付き鮎も拾う釣りに見えました。付き鮎だけ狙うと数が伸びていなかった。その証拠に二人とも決勝も同じポイントを主に組み立てていました。加藤くんは予選時は多く選手がいたポイントで決勝は一人貸切り状態。予選時選手が踏み散らかしていたポイントでも掛けていました。大会で爆発的釣果を出すときはほぼ最初のポイントで釣りまくる場合が多いです。お二人は朝イチのポイントを選ぶ眼力が抜きんでていた結果ですね。良い勉強になりました。
見学後少し竿出ししましたが、ゴロゴロ鳴ってきたので1時間も出来ませんでした。釣果も4匹だけ。温泉入って涼しい馬瀬で車中泊。夜中に寒くて窓閉めるほどでした。 |