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 久しぶりに青空が望めそうな水曜日。前回よりも条件的には良くなっているであろう大内山へ。
釣りのときはどうしても3時ころに目覚めてしまう。3時半出発。早すぎ。R23号をチンタラ走り、コンビニで朝食調達、大台道の駅でトイレとコーヒータイム。いつものコースです。かつみ食堂さんで6時におとり調達。6時半に柏野大橋到着です。前回と違うのは先行者有り!釣り師の朝は早い。
 さて、前回の反省から朝はなんとかおとりを繋ぐ。橋上流へ。竹やぶ前の流れは平水になって頼りない感じですが、鮎は多く見えます。左岸側のプールに立って右岸の流れのヘチから丁寧に泳がせてみる。すぐに小群れに馴染んで動き回る。これだけ居れば自分の泳がせでも引っかかる。白く小ぶりな、それでも元気な鮎が30分で4匹手に入った。その後1時間へたな泳がせで沈黙。第1段階は半分成功。その元気おとりを使って黄色い鮎を探す。竹やぶ前の右岸側は石色濃くて良い感じ見える。そこをぐいぐい上ってくれるが一切反応無し。ちょっとした瀬も石色いいが追い無し。鏡のトロも鮎は多く見えるが集団ばかり。ここまで時間を使いすぎた。見え鮎狙いは時間だけ掛かる場合が多いな。
 前回良かった上流堰堤下へ。右岸側のチャラ瀬は網が刺してある。(少し下流が専用区堺です。)狙いは左岸側の筋だけ。逆光で見え辛いが前回反応があった流れで待つ。川に立ってみると石が多く見えませんが、根掛かり外しに行くとこんなにあったのか!と前回学習したので粘れます。ゴソゴソ、ギューン!やっと鮎釣りだ!って当り。まっ黄色!ですがえらい老け込んだオスです。しかしまだ真っ黒にはならずに良い仕事してくれました。そこから5連発。竹やぶ前とは違う鮎が掛かる。
 右岸側では網の方が登場。刺してある網の10mほど上流でもう一張り網を入れる。がさがさしてその網を回収。刺しっぱなしの下流の網に刺さった鮎を回収しています。良型交じりでかなり掛かっています。すると良型鮎を握ってこっちに向けてなにやら叫んでいます。「にいちゃん、やっぱり網やで!こんなんばっかや!」とか自慢しているのか?「こっちは全然ですわ。」と手を横に振ると、握ったままこっちへ突進してくる!な、なんや?実は「にいちゃん、おとりあるんか?」・・・「こっちは全然ですわ。」・・・「ほなこれ使いや〜」って親切に持ってきてくれようとしてたのでした。一応おとりは有ったので丁重にお断りしましたが、網ラーの方たちも鮎好きという意味では同じなんだな、と気付かされた次第です。
 さて、良いおとりで周辺探りますが掛かったのは狭い範囲だけ。竹やぶ前の鮎たちもスイッチ入っていないか確認。スイッチオフのままでした。11時。場所移動しましょう。
 天気が良いこの日は釣り人も多い。専用区の小広瀬橋から川を見る。石色はここの方が断然いいな。橋下流でちょうど地元のおまけ君が掛けているところでした。1時間ほどで6匹!調子良いようです。良型鮎も結構見えるな。ここにしましょう。おまけ君は昼に好条件戦隊隊長が居るおとべポイントへ移動するらしいので、昼飯食ってから選手交代です。
 まずは橋から見た良型鮎を狙う。上から見ると良い石がしっかり入っているポイントなのに、川に立ってみると砂利にしか見えません。分からんものですね。石の大きさではなく、色でポイントを見ることも重要ですね。しかし見えた鮎は掛けられない。多分漁協の社員鮎でしょう。
 下流へ移動。瀬落ちの青黒い深い流れで良型を狙う。ゴソゴソ。肝掛かりで中型。ゴソゴソ、顔掛かりで中型、バレる。良型でず。その下流は岩盤帯で大トロに続くちょっとした深瀬があります。今から20年程前、まだ鮎釣りに大ハマりする前です。しょっちゅうここに来ていました。自分の鮎釣りの原点とも言える場所です。岩盤帯なので流れは変わっていません。当時のまま。今見れば1日ここでよく粘っていたな、と思えるポイント。夏は川漁師さんに初めて声をかけてもらったのもここです。そのつながりで北山川も知ることになったのです。感傷に浸りながら探りますが、鮎の気配は薄い。堤防上から見ると石色も良く見えましたが、川に立つとそうでもない。現実に戻って橋上流へ移動です。
 増水時いい釣りができた橋上のトロ瀬も泳がせようとするが待てない。かといって右岸側の柳際を狙うわけでもない中途半端な探り方。最近釣りが迷走しているな。どんどん動く。昼前に掛かった流れを手がかりにポイントを探す。ちょっとしたトロ瀬に流れ込む石が小さい瀬脇がいい感じ。ギュン!水中バレ。居るな。いい当たりで少し掛かる。
 なんとなくパターンが分かってきた。砂地に石が点在するあまり見向きもされないポイント。だが明るい。ここや!いい鮎が掛かる。お昼頃は沢山居た釣り人も減っていてポイント選択は自由。石びっしりのポイントは捨てて同じような砂地を探ると良型が出ました。最終、橋まで戻ってくると下流瀬肩に鮎がうじゃうじゃ!おとりがスゥ〜ッと泳ぎあがるとギラギラッ!と掛かる。まっ黄色です。それをおとりに変えればそりゃ間違いないでしょう、で連発。次は小群れに入ってゴソゴソっと掛かった。受け損なう。これで循環ビタ止まり。おとりをとっかえひっかえして循環を取り戻そうと粘るがダメでした。
 好条件でしたが1日粘って22匹。30匹は釣りたかったな。この日は針は細軸が良いかなと思い、JFT連覇の宮井名人が長良川でばっちりだったというセナファイン6.5号、刻の7号を使いました。この時期悩むケラレが少なく感じました。デカ鮎が掛からなかったのでその対応力は未知です。今シーズンはどうも釣り方に迷いが出ている。変な泳がせが原因です。やっぱり泳がせは自分には無理だ。次回は泳がせ禁止でやるぞ!
 しかしここ数年の大内山川は遊べますね。5月の早期解禁から今の時期まで安定している河川はそうないでしょう。そして雨に強いことが嬉しい。雨は多い地域ですが竿を出せない日が少ない。今年は日券が無くなって増刷したそうです。お客さんが増えればまた良くなるでしょうね。ほとんどの専用区は22日までです。おとべだけ今月いっぱい専用区です。終盤はやはり下流域が狙い目ですが、上流部では昨日も28pのデカ鮎も掛かっています。掛かれば25〜6pの期待も大きいようですよ。この雨も大したことなく連休も楽しめそうですよ!
 
前回のおさらいから。柏野大橋上流の竹やぶ前。そぉ〜っと見に行くと鮎が多く見えた。段の下に立っておとりを泳がせると周辺で4匹引っかかった。 左写真の下流瀬肩付近も集団で移動しながら食む鮎が沢山見える。しかし追わない。夕方なら追うのか?
元気な天然おとりが竹やぶ際際を泳ぎあがっても追われない。時間を掛けすぎた。2時間も粘った。もっと早く移動すべきだった。 鏡にも鮎だらけ。大きいのは見えません。ここも追わない鮎でした。
上流の堰堤下まで行く。右岸の浅い筋では網を張っていた。良型もいっぱい掛かっていました。深瀬を探るといい当たり!まっ黄色ですがちょっと老けた鮎でした。 深瀬ではやる気がある鮎が5匹掛かった。
上写真の鮎が掛かった流れ。なんでもない流れですが、よくみるとパンツになっていました。水深股下程度で大きな石はありません。 お昼前に移動先を求めてウロウロ。小広瀬橋でちょうどおまけ君が掛けるのを目撃!橋のすぐ下にも良型鮎が結構見えた。石色も柏野大橋より断然こっちだな。ここにしよう。
橋直下から探るが掛けられず、深い場所で良型を狙う。しかし中型が2匹掛かって1匹バラシだけ。どんどん動く! 自分の鮎釣りの原点ともいえるポイント。昔はよくこの岩盤帯で1日やっていました。専用区ではないのでいつも空いていました。この日は人も鮎も空いていた。掛けられず。
岩盤帯の間に大きめの石が点在。いい流れですが石色は悪いですね。堤防からみるとトロの岩盤には良型鮎が居るのですが。。。 橋上から見ると砂利の中に点在する石に鮎がしっかり付いているのが見えますが、掛けられない!ここの鮎はたぶん大内山川漁協から雇われているな。
増水時にいい釣りができたここも掛けられなかった。 ちょっとしたトロの流れ込み。午前中に掛かった流れと似ているので探ると鋭い当たりで5匹掛かった。
向こう側の砂利周辺が明るい。こういうところがポイントですね。3匹掛かった。 左のポイントで掛かった鮎。やっぱり石色は大事。
砂地に石点在で明るいところを狙い撃ち。ドーン!掛かった。
昼頃は釣り人多かったですが、夕方はガラガラ。
夕方はこんな鮎ばかりです。朝はどこに居るんだ!
夕方5時。橋下流まで戻ってくると右岸側瀬肩が鮎だらけ!まっ黄色が2連発でテンション上がる!3匹目もすぐ掛かる!が受け損ない。これで循環途切れた。入れ掛かり時こそ丁寧に。掛からんときは大胆に。

   9月 19日 大内山川鮎釣り釣行 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
柏野大橋上・小広瀬橋上下 22匹 シマノ競FW H2.6 9.0
ソリッド穂先
フロロ0.8-4m 無し メタマグナム0.07号-5m ナイロン0.5-25p
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ1.0-25cm なし セナファイン6.5、刻7.0、全6.5号-4本 フロロ1.0、1.2 タックルインJ2号 オーナーチタン6.5mm なし