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 大和で反省会を行い、地元名人にどこが良いかアドバイスを求めます。和合橋と高速道路橋の間の流れが大きく変わり、今まで細流れだった左岸の流れが良くなったのに、釣り人は右岸側ばかり攻めているので狙い目ですよ!とのこと。翌日は素直に従いそこへ。
 和合橋上の右岸筋は超人気ポイントで、この日も早朝から1日動かない方たちが入っていました。左岸筋は皆さん渡っていくだけ。斉藤師匠は高速下付近へ。自分は階段前の流れからやってみます。岩盤と石が混じっている流れ。青黒い速い流れで飛び付の存在を確認する。10分、15分、掛からん。跳ね鮎が見えた浅場を探ってみます。群れ鮎におとりが反応して動く。ピュッと動くと掛かる。小ぶりですが良く肥えた鮎です。おとりが変われば簡単。ポロポロ掛かる。良いサイズも混ざるが、流れを泳ぎ上がっても追い鮎はいない。7、8匹おとりが取れたので、もう一度瀬を探りに行く。上流高速道路橋下まで攻めあがるが1匹も掛けられない。特にピーヤ付近は石色ピカピカに見えるが掛かりません。斉藤師匠は右岸筋へ動いてポツポツ掛けています。
 左岸の流れを諦めきれない自分は、今度は階段より下をやってみる。いかにもな棚、鮎はチラホラ見えるが追われる反応無し。ふと上の道路に目をやると知った車に知った顔、おぉ!前日ジャパンカップを手中に収めた楠本名人じゃないですか!車を止めてくれたので、竿を置いておめでとうを伝えに!
 折角なので「優勝者が語るジャパンカップ2018ファイナル」インタビューです。今回の那珂川は非常に厳しく、瀬でまともに掛かるブロックは少なく、決勝エリアも含めてチビ鮎や遊び鮎を如何に繋げるか、というのが課題だった。
 しかしながらまともに掛かってくる鮎も少なからず居る。それに惑わされずに的確に1匹を拾っていけたか、が勝負の分かれ道だった。決勝は下流エリアが比較的釣れていたので、高橋名人が下流スタートを選択。左岸側水量計付近の瀬を攻める。上流スタートを選択した楠本名人は下流の木全名人が開始早々良型を掛けるのを見ながらも浅場での丁寧な釣りを崩さず4匹掛けた。中流でも3匹掛けて繋ぐと、最終下流エリアでは、インターバル時間にぐるっとエリアを見て周り、二人が攻めた後の左岸水量計前は捨てて、下見時にも、今も鮎の存在を確認していた右岸筋で勝負に出た。狙い通りか掛かった1匹目でこれは掛かると確信、結局この選択が正解で6匹をここで掛け取り準優勝高橋名人に5匹差をつけての優勝!
 楠本名人のスタイルは、徹底した下見と、その情報を駆使しながらその場に応じた多彩な試合運びです。勝つための釣りができる。やはり全国の頂点に立つような名人たちは、それを狙って取りに行くために様々な努力をしている。これを直に聞いて、自分の前日の大会が中途半端な下見で中途半端な試合だったと反省した次第です。
 貴重な話を1時間ほど聞かせてもらって、よし、釣ってやるぞ!と瀬の続きへ。さっき立っていた右岸筋がキレイだったので、どちらかと言うと流芯になる左岸筋に立って中洲側を狙う。すると流れとタルミの間でギュン!やっと追われた!なんとなく感じが分かり攻めて行くと4連発で3匹取り込み。サイズも良くなった。ここで昼食。師匠はトロ場でも連発して16匹です。
 午後はさっきの続きです。今度は右岸中洲側から。その周辺は掛かりました。特に和合橋左岸下付近は小型も混じりましたが良く掛かった。午後3時。高速橋上流へ行ってみる。西河橋からの広がった流れも掘れて良い筋がいくつも出来ていますね。ピーヤから100mほどのところから開始。流れを引いても掛からないので、トロ瀬でおとりを下流に送り込み、おとりを扇状に引き上げて探っていくとデカ鮎2匹掛かった。それを持ってピーヤ付近をまた攻めるがなぜかここでは掛けられない。最後、階段少し上の今日はまだおとりを入れていない瀬に入れるとギュイン!夕方だったからか、竿抜けだったからか分かりませんが最後に良い感じで追加できました。結果は30匹。思ったより良かった、と言う感じです。斉藤師匠は31匹!常連さんが掛けていないトロ場でも1人、竿を曲げていました。
 郡上ですが、鮎のお盆休み?も終わり、また活性が少し出てきたようにも感じます。いよいよ終盤突入、良い釣りをしたいですね!
 この日、午後一は小雨だったのでカッパを着ました。2011年マスターズで頂いた貴重なカッパです。雨傘をドライヤーやアイロンなどで暖めると、細かい起毛が戻って撥水性が復活すると聞いたので、カッパでもそうかな、と少し前にウタマロ石鹸でよく洗い、ドライヤーで丹念に暖めて復活作業をしておきました。結果、効果抜群です。新品以上かと思うほど雨をはじく!ゴム製はダメですが、ゴアテックスなどなら効くようです。皆さんもお試しあれ!
 
朝一はこの白泡から探る。掛からん!
しかし夕方はこの上の瀬で入れ掛かりになった!
白泡下のいい流れ。ここなら絶対と思いおとりを入れる。ここもおらん!
瀬で掛からないので、なんとかおとりを確保しようとチャラを狙う。ここで小ぶりを7匹確保。浅いところに居れば掛けやすいですね。 おとりに余裕が出来たのでもういっぺん瀬を探る。やっぱり掛からん!
どんどん上がりながら探っていく。高速道路の直下もいい感じだが掛けられません。 同左です。石色も良く掛かりそうですが、一向に掛からず。
また下って左岸の瀬を左岸側から探ってみる。すると流れの向こう側境目でギュイン!と追ってきた。この周辺でいいサイズが4匹掛かり、3匹確保。ここでお昼休憩にする。昼まで10匹。 午後は反応が良かった同左ポイントを右岸から探ってみた。ここら辺だけ当たり前のところでよく掛かった。和合橋の直下付近では入れ掛かりもあった。左岸際が良かった。
掛かる筋が見えてきたので、午前中立っていたところにおとりを通すと掛かるようになった。 郡上鮎らしい鮎ですね。午後はこんなのが多かった。
斉藤師匠が午前中良く掛けていたので和合橋上流右岸の超人気ポイントにきてみた。泳がせ我慢は15分が限界でヤメ! 高速上流まで動いてやってみる。西河橋まで河床が下がって平たかった流れが、大石ゴロゴロのいい流れになったように見えます。
水深がある平瀬。ピンポイントで絞り難いので、広範囲を探るべくおとりを下流に送り込んで扇状に引き上げる操作を繰り返して探ってみた。出会えば掛かる! 同左で掛かったのは2匹だけでしたが、2匹ともデカかったです。
納得がいかない高速下を再度探ってみる。一番石色よく見えるがなぜか掛けられない。

   8月 15日 長良川郡上釣行 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
大和和合橋上流 30匹 シマノFW H2.6 9.0 フロロ0.8−4m なし メタコンポ0.05号-5m ナイロン0.4号20p
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ1.0-25cm 10cm 全6.5号-4本 フロロ1.0 タックルインJ2号 オーナー6.5mm 無し