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 今シーズンもよろしくお願いします!
 今年に入って仕事や私事が忙しく、今シーズンは心の準備も仕掛けの準備も大幅に遅れています。歳を追うごとに日が経つのが早いですね。
 さて、今シーズンの抱負を考えるに当たって、昨シーズンは何を考えて釣っていたのかを振り返ってみると、自分のイメージとまだまだ合っていない実際のおとりの状態を少しでも合致させ、おとりが動く時間を長く取りたい。それを実践するための手段として、やや胴調子だけど支点は常に竿先に感じる竿が良いのではないかと考え、競FWにソリッド穂先をつけて昨シーズンメインロッドとして使用してみました。結果はどうだったか。長良川が好調だったおかげかもしれませんが、自分の感覚としては前年より良くなったと感じました。
 大会でも、メーカー地方予選3大会、漁協系4大会に参戦し、6大会で1回戦突破(うちトップ通過2回)、決勝では1回優勝、3位タイ1回で、自分としては反省点も多いですが、ここ数年では一番安定していた気がします。結果として、「おとりを良い状態で少しでも多くの時間動かせる」道具としてFW+ソリッドが自分には合っていたと考えています。
 今年発売の「鮎釣りマガジン」にも少し書かせてもらったのですが、おとりが動いている時間が長ければ釣果もそれに比例する、という考え方も確信になってきました。昨シーズンは日本一を競うような名人の釣りをじっくり見させてもらう機会も多かったのですが、どの名人にも、そして昔も今も共通するキーワードは「おとりを如何に動かし続けるか」だとより一層思うようになりました。泳がせ、引き釣り、ベタ竿、上方テンション、おもり釣り、横だし、ゼロオバセ等々様々なテクニック、時代の最先端の釣技は多々有りますが、共通するのはおとりが動いていることです。だからどの釣技が良いのか、ではなくて自分にとって一番おとりを動かしやすい釣り方や道具立てを探っていけば良いのだと思うようになってきました。名手の最先端の釣技を真似ることは良いことですが、ややもすると友釣りを難しくしがちです。
 冷静になって考えてみると、ルアーでも鮎は追ってきますが、動かないルアーには一切反応しません。他の魚でも同じですよね。最近は生餌が売れなくなったと餌屋さんが嘆くほど様々な疑似餌での釣りが増えてきましたが、共通するのは「動き」ではないでしょうか。タイラバなんぞは金属の玉にゴミみたいなビニールが付いているだけなのに喰ってくる!しからば野鮎もおとりの動きに本能的に反応してしまう!
 瀬の中でバチッと竿角度を決めて、テンションもばっちり!おとりもバッチリ石裏のたるみでキマッて動いていない!石と同化したかのように川に立ち、竿先がビシッとキマッて、おとりも石と同化して微動だにしていない!なんてことが結構あるように思います。郡上エリアなど石の大小さまざまな河川では尚更です。長良では少し持ち上げるようなイメージが良いと言われますが、動いていないことが多いことの裏返しだと言えます。
 逆に石の大きさが揃っていて流れがフラットな日置川での気付きです。海産天然遡上の鮎は縄張りが広く、単独で居るので同じところで続かない。広く動かすことが釣果アップの肝だと思っています。日置川は優しい川相で泳がせで釣っている方が多かったのですが、おとりが泳いでいるうちは間違いなく動いているので掛かるチャンスが多いですが、弱って動きが鈍くなってもひたすら糸を立てたままで泳がせようとする方が多い。循環が途切れない泳がせ名手はとんでもない釣果を出しますが、そうでない方はそこそこの釣果で終わってしまう。それよりは私のように引きまくって動き回るほうが釣果が出るのです。難しい操作はしていません。色々な流れをどんどん引いて通していく。浮くようならすぐにおもりでした。おとりが自力で泳ぐ=動く、には敵いませんが、動かないおとりよりはぐいぐい引っ張って無理やりでも動いているおとりの方が掛かるチャンスは増えます。
 このようにおとりの「動き」に野鮎は反応する、と考えると難しく考えていた様々な疑問が解けていくような気がしています。背針もおもりも沈めるためのアイテムではなく動かすためのアイテムなのです。今シーズンは、大きくはその「動き」にこだわって釣ってみたいと考えています。
 そして具体的な課題としてはおもり使いです。「動き」を掴むのにおもりはとても分かりやすいアイテムです。おもりを付けていると「動かない」=根掛かりとなるので必然的におとりを動かしている気がします。今までは使わなかったような緩い流れや浅い流れでも積極的におもりを使うことでおとりが動く時間が長くなるはずです。また、皆がおもりを使わないような流れでおもりを使うと反応しなかった野鮎が反応してくれるような気もします。(妄想です!)歳を追うごとに感覚は鈍ってきますので、おもりで分かりやすくすることは高齢の方にも釣果アップの一つの手段になると思いますよ!
 
タックルインジャパンの新製品、「鮎・アルミロッドケースTRIPLE」です。
今まで7本継ぎのラシュランが入る竿ケースが有りませんでしたが、これは納まります。3本収納できて自分が乗ってもつぶれない強靭さが売りですね!
アルミなのでステッカーを貼りやすくてオリジナリティを出しやすい!
今年から使用してみるタックルインジャパンのエステル天井糸です。くせが付いてもまた真っ直ぐになる!竿に絡まることなく扱いやすそうです。
タックルインジャパンのVG10、昨年欲しかったのですが売り切れていた人気商品。PEラインが、引っ張っていない状態でもスパッと切れます。 染め粉です。色あせたベストを染めてみました。良い感じで染まりますよ。モノフィラタモにも使えそうです。ホームセンターで1袋500円程度で安いです。

  2017年の振り返りと今シーズンの抱負など 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他