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例年北山川は、お盆頃の大増水があるとその後本格的なシーズンインという感じになります。今年もその通りになって、1週間ほど前から掛かるようになったと情報が出だしました。すると待ってましたの釣り人がワッと押し寄せます。で、自分もワッと押し寄せてみました。 情報によると数は少ないがデカイ!らしい。おとりサイズくらいまでの鮎がわんさか居るのが本来の北山川らしいですが、北山の瀬で掛けるデカ鮎もそれはそれで大きな魅力です。銀座の瀞流荘辺りは人も多いらしいので下流から見てみることにしました。 浪花おとりさんで年券(5,000円です。)とおとりを4匹購入。十津川系のダム放水が止まっているので濁りが薄い熊野川本流(十津川北山川合流点より下流域)でやってみようかな、まったくダメだとおとりもダメにしてしまうかも、と考えての4匹購入です。 三和大橋下流の赤木川合流点を見てみました。瀬肩では白い鮎がよく跳ねているので居るのは間違いない。しかし石色は濁りのドロが被った感じに見えます。ムラムラしないのでパス。各所の瀬はそそられますが、合流点の宮井大橋から十津川を覗いても水はきれいなのに泥被りです。結局熊野川では竿出さず、北山川筋へ入り、最初のポイント、四瀧へ降りて見ました。 通称ドック前の瀬からやってみましょう。左岸側がみお筋で、手前が浅くなっていますが、石はしっかりあり、色もいいので浅いところから探ってみますが、無反応。みお筋との境目に入れるといきなりギューン!です。久しぶりの北山川の鮎のパワーを堪能してキャッチ。21、2cmでしょうか。いい鮎です。替えて送り出し、深い筋に滑り込むとドーン!居れば早い!激しい追い!鼻管外れで掛かり鮎だけ飛んできました。出だし好調で良型6連発するも残ったのは3匹。久しぶりの北山獰猛鮎に、久しぶりの北山用仕掛け、トラブル連続でした。北山川ではこのトラブルを如何に減らせるかが釣果アップにつながります。仕掛けをなるべく新しいものにして次の場所へ。 少し上に上がって四瀧のメインの瀬はどうか。一流しして反応を見るがイマイチ。引き舟ごとおとり缶に入れてちょこちょこ車移動です。北山川で4WDが必須なのはこの移動が多いから。少し下がってトロ瀬です。いかにもな瀬ではないので、こういったポイントは意外に竿が入っていません。 岸を見て石の大小を予想。長いトロですが、右岸側から谷が流れ込んでいる場所(大雨時だけ流れるようです)は少し岸が出っ張っていて石もしっかり入っているようです。その周辺を狙う。トロでも押しは強い。入れ掛かりには程遠いもののポツポツ掛かる。しかし先ほどの瀬で掛かったような猛者はいない。20cm止まりです。この前の釣行で見た椿名人の扇状に掃いだす感じでおとりを操作。丁寧に広く掃いていきました。10匹ほど追加できたでしょうか。 少し上流の九重へ。先ほどの感触から、トロ瀬狙い。崖の前は好きなポイントです。入れるなり掛かる。少しでも対応が遅れると主導権を持っていかれる。気配ムンムンです。いい感じで掛かりました。ここはサイズがアップ。1回、沖へ出るとてつもない引きで堪えきれずドンブリを喫してしまいました。結局ここで夕方まで楽しんでしまいました。おそらくそんなに竿が入っていなかったのでしょう。それでも1日頑張って30匹ですが。ドンブリ2回、古い仕掛けで切れたり鼻管外れで2匹、6匹は失敗しています。さて瀞流荘前へ移動しておとりの寝床確保、温泉、食事、車中泊です。熊野は良く寝られる! 翌朝、すき家の牛丼とともに夏は川漁師さんがやってくる。Yさんも合流してさてどこへ?島津の瀬へ行ってみるとすでに好条件戦隊ご一行様がすでに川を切っている。その上を釣ってみたかったのですがここも先客アリ。河根の瀬へ行くがここも遅かった。結局、夏は川漁師さんとYさんが居る瀞流荘前右岸へ。 トロ瀬を上がれるところまで行って開始。すぐに目印を一気に消しこむ凄い当たり!良型が掛かるが、予想通り?続かない。下がりながら探っていくと、瀬肩の吸い込まれるような流れでは強烈な当たりを楽しめた。下の平瀬は良石いっぱいの良いポイントですが人気ポイントだけあって厳しい。昼休憩まで12〜3匹と苦戦です。 お昼はYさんにソーメンをいただき満腹。この日は夕方松阪で、全日本鮎釣り選手権、フィッシング遊チームの壮行会があるので、リミット2時までです。昼トロを狙います。岸際を行ける所まで。胸まで浸かっておとりを送り出すと速攻で掛かる。これがかみへ泳ぎあがるとデカ鮎オンパレード。上に木があるので自分の真下まで来てから引き抜き。水深があるので引きが堪りません!なかなか浮いてこない鮎に竿をしっかり曲げて堪えていると、ズズッ、ズズッと体が持っていかれます。超たのし~!水面ぎりぎりで飛んできた鮎は2日間で最大級、25cmオーバーのデカ鮎でした。 立ち込めるぎりぎりまで行って、上飛ばし、サラ場です。良型ばかり連発して楽しい時間を過ごせました。まだまだ気配濃厚でしたがタイムアップ。最後の掛かり鮎を夏は川漁師さんに進呈して納竿。2日目は22匹でした。ロケットが2回あっただけでミスが少なかったです。 北山川、竿が入っていないところへ行けば良型がバンバン追ってきます。難しくない、人より一歩前まで行けば釣れる!北山川で23〜25cmの鮎の引きを味わう。他の河川ではなかなか味わえない引きですよ。皆さまもぜひチャレンジを! 今回、今年購入した新竿の筆おろしでした。久しぶりのダイワ製、AIR-TH8.5です。長良川中央やここ北山川でオモリをつけて瀬を扇状に探るべくパワー系先調子を探してたどり着き購入した竿です。まさにそのイメージどおりの使用ができました。初日朝はオプションで購入したソリッドSMTを使用しましたが、瀬の馴染みはいいものの、掛かってから時間が掛かったのですぐにノーマル穂先に戻して釣りました。2号オモリ装着時や、でかいおとりでも引きやすいですね。竿先におとりを感じたまま引けるので、イメージ通りに引ける。掛かってからは、最初にぐっと曲げ込めばデカ鮎でも楽にあしらえました。引き抜きも23〜25まで問題なし。下竿で掛かったり、対応が遅れて伸されると先調子ゆえに自分が下がって竿角度を作らないと厳しいです。パワー胴調子のように我慢していれば寄ってくる感じはありません。そして長さを8.5にしたのは軽く操作性が良いからですが、北山の大きな河川でも短いことのデメリットを感じる場面は有りませんでした。逆に北山名物の強風でも風で竿が曲げられることが少なく、風に逆らっても安心なパワーと相まって非常に使いやすかったです。感度も自分が必要とする「気配」を感じられるもので十分な性能。実売価格11万円程度だったと思いますが、お値打ちですね! |
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ここの瀬は良い石がいっぱいで、好ポイントなのがうなずけます。毎日誰かが攻めている人気ポイントですが、鮎も多い。ここをサラ場で攻められたときは殿堂入り釣行になります! | この瀬も茶色いところと深くなる境目が狙い目。 |
こんな感じで立ち込んで2日目午後は良く釣れた。良型ばかりでした。頭上に木があるので、掛かったら真下にくるまで引きを楽しんで待つ。 | 掛かってから踏ん張っているとジリジリと下げられた鮎。砂利底ですが、それでもいい引きですね。 |
川底を這うようにおとり操作したい。で、アオリイカ釣りの餌アジを潜らせるときに使うおもりを参考に作ってみた。北山川で使って1匹掛かったが、効果があったのかは不明。針をへら用スレにしたら、すぐに外れる。失敗。ボツになりました。 |
8月 29日、30日 北山川釣行 |
ポイント(Googlemapにリンク) | 釣 果 | 竿 | 天井糸 | 上付け糸 | 水中糸 | 下付け糸 |
四滝・九重 瀞流荘前 |
30匹 22匹 |
ダイワ AIR TH8.5 | フロロ0.8-4m | ナイロン0.5号50cm | RANSP0.08-4.5m | なし |
鼻管ハリス | 手 尻 | 針 | 針ハリス | 逆さ針 | 鼻 管 | その他 |
フロロ1.0-80cm | 25cm | 忍7.0号-4本、頂8.0、全7.5号-3本 | フロロ1.2、1.5 | 3号 | オーナーチタン6.5mm | おもり2号 |