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2013年から15年まで3年間は先調子ソリッド(競RS、リミプロRS)をメインに使い込んで、昨年は胴〜本調子チューブラー (競FW、ラシュラン)をメインに使用してみました。変えたことによって自分なりに色々感じたので記録しておきます。 一番感じたのは胴調子の竿は流れに対して鈍角だととても引き難いし、おとりの状態把握が甘くなる。おもりでその調子を奪うとマシになるものの、立ち位置を自由に変えにくい状況(急瀬で立ち込めない・大会時の混雑等)では、鋭角で探れる範囲だけは攻めやすく、沖の方は攻めきれない感じがしました。実際には石が水面から出ていないフラットな流れ、長良川中央、北山、宮川下流、九頭竜川中部などで感じました。 鈍角で攻めるときは、竿先におとりが乗る感じの方がおとりの位置や状態を掴みやすい。言い換えると頭の中のイメージとズレが少ない。FWやラシュランで沖を探ると、自分が思っているおとりの位置と実際の位置がずれている(おとりを持ち上げるとイメージの位置より手前におとりがいる場合が多い)時がとても多くなっていました。鋭角ならばそのずれは少ないのです。 今年発売の小沢名人兄弟の「前アタリU」というDVDを見ました。馬瀬川で名人とおとりの間に水中カメラマンが入って、名人が感じる前アタリと水中をシンクロして見せる内容でとても興味深かったのですが、撮影の都合上、小澤名人とおとりの間にカメラマンが入るのでいつもより鈍角で竿を操作する場面が多く、そのせいかあの小澤名人でもおとりが底にへばりついて動いていない時間が長かった(おとりの状態把握がボケていた)のです。普段ならカメラマンの位置がおとりの位置くらいでしょう。その位置であれば名人はおとりの状態を120%くらい把握しているはずですが、立ち位置、穂先、おとりの位置がいつもと違うことでそんな場面が多かったと考えると上記の感じ方が正当化されます。 おとりの状態把握だけを考えれば、全く曲がらない竿で釣れば良いんだと思います。実際には不可能ですが。昔から言われる鮎竿の理想「掛けるまでは先調子、掛かってからは胴調子」とはこういうことなのですね。 竿が腕の延長と考えれば竿の先端は指先です。指先で糸を摘んでいればおとりの状態を把握しやすいですが、その支点を手首、ひじ、と指先から(穂先から)離せば離すほど分かりにくくなってしまいます。先に書いた「竿先におとりが乗る」とは指先で糸を摘んでいるような状態のことです。胴調子の竿だと鋭角なら支点が指先にありますが、鈍角に開けば指先からひじへ支点が移動しやすい。かといって曲がらない竿(先調子)だとおとりに強すぎて浮いてしまう。そういうことかと自分では理解しました。 小澤名人は、大会でも広く動けるところを選ぶ、と良く言っています。これは竿を一定角度で引きながら探る釣りだからです。だから同じFWを自分が使っても竿角度を変えるような釣りでは同じような結果は出せないんだ。やっと分かりました。 ではどんな竿が自分には良いのか。競技に参加するときや、郡上、馬瀬川、大内山、宮川、古座川などでの理想は、やや胴調子だけど支点は常に竿先に感じる竿。なので今シーズンはFWにソリッドを付けてやってみます。 昨年「神っている」と言われた上田名人のダイワAにソリッドと近いのかもしれません。ソリッドはその柔軟な穂先が広い支点の役割をしてくれるので、竿先から支点が動きにくい。と考えています。支点が動かないからおとりの状態が正確に把握しやすい。であれば友釣りの原理原則であるおとりが良い姿勢で泳ぐ(動いている)時間を長くすることが出来るので、その時間に比例して釣果も増えるはず。平日釣行などで混雑していないときはラシュランで引きまくる釣りも捨てません。そっちの方が楽しいし、好きなので。 そして昨シーズン、長良川中央戸田裏の瀬で釣友ハルさんと向かい合いで釣り負けたとき、マスターズブロック大会九頭竜川坂東島の瀬を攻め切れなかったとき、広い北山川で手前の筋しか探れなかったとき、これで強く感じたのが2〜3号くらいのオモリをつけてもおとりを竿先に感じて立ち位置を変えないまま扇状に引き上げられる竿が欲しい!でした。リミプロRSでパワー穂先を使ったときは結構良い感じでしたが、やはりソリッド専用機なので、強い流れの中でおとりが落ち着くところを探して待つような釣りにはそのポイント察知能力が高くてとても良いのですが、より強い流れを切って次のポイントを探すときはどうしてもおとりがイヤイヤしてしまい時間が掛かる気がしました。 先調子の瀬竿が欲しい。シマノのトリプルフォースが一新されましたが、胴調子と謳ってあります。自分のイメージに一番近いのはトラスティーか。しかしこれは高いしややモデルが古い。SCシリーズも近いイメージですが北山、九頭竜、長良川中央の瀬をメインに考えるとややパワー不足か。 いろいろ迷い出したときに岐阜でダイワの展示会がありました。今年は大阪FSに行けなかったので行ってみました。FSより広くて竿を十分触ることが出来ました。ダイワの先調子と言えばTシリーズです。その中でもTHがイメージには合いそうです。今年Tシリーズはスペシャルとエアーが新しくなりましたが、スペシャルは予算オーバー。競技THとエアーTHを徹底的に持ち比べる。9mは重く感じるので8.5mに絞る。競技のSMTは魅力的ですが、エアーの値段も魅力的。そしてエアーの方がほんの少し胴寄りに感じる。ソリッドを付ければ使う場面も増えるかも。エアーTH8.5に決定!久しぶりにダイワの竿を使ってみます。 展示会でタモも触ってみる。タモは最上位機種は不要と思っているので、安いグレードを使っています。シマノのタモは軽くていいのですが、鮎が飛び出てしまう。リミプロなら飛び出にくいが高いし重くなった。触ってみたダイワのタモ、意外に軽い。スピードフォルムなら飛び出にくいかも。これも一度使ってみましょう。 針は良く刺さるらしい新製品が出ていましたが、値段はビックリ!今年も一角、刻、全をメインで使います。在庫もあるし。 仕掛けでも試してみたいことがあって、現在仕込み中です。今シーズンは色々課題があって楽しみです。大会もシード無しの挑戦です。さてどこからスタートになるかな〜! 今シーズンもよろしくお願いします! |
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3月 26日 2017年シーズンに向けて |
ポイント(Googlemapにリンク) | 釣 果 | 竿 | 天井糸 | 上付け糸 | 水中糸 | 下付け糸 |
-- | --匹 | シマノ競FW H2.6 9.0 | フロロ0.8−4m | 無し | --号-5m | --cm |
鼻管ハリス | 手 尻 | 針 | 針ハリス | 逆さ針 | 鼻 管 | その他 |
--cm | --cm | -- | -- | --号 | --mm | -- |