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 念願の中スポ杯に参戦してきました。下見、前夜祭から本番までのレポートです。17日はTJカップにエントリーしてありましたが、3連休取得が微妙だったので1週間前にキャンセル。(F社長すみません。)でしたが、なんとか仕事にけりをつけて夜中に走り、朝方馬瀬川入りできました。
 12日の下見では、早朝は小砂利混じりの平瀬を探ったので、この日は朝から瀬を狙ってみました。法水観音の下流の瀬です。それがまた良く掛かる。下見では、どこのポイントが掛かるか?という視点では川を見ないようにしています。そうやって見てしまうと、そこに入りたくなってしまい、くじ運等で入れないとプランが立たなくなってしまうからです。ですが、ここは釣り返しも効く良いポイントとして見てしまいました。
 午後は診療所の下へ。下馬瀬大会参加後の斉藤師匠も合流。日中の釣り方を確認。小雨模様で気温が下がったからか、川面に霧が出始めると追いがピタッと止まってしまい、3時半にギブアップ。それでもこの日はこのエリア「でも」掛かりました。温泉に浸かって小雨模様だったので豊年橋たもとの三角屋根休憩小屋で夜宴です。
 翌日もAエリアの法水観音へ。この日は朝から上々のお天気。また段々瀬です。昨日は他の方がいて出来なかった棚をチェック。ここを中心に朝の3時間で前日よりは小ぶりながら23匹と良く掛かりました。その後は体力温存のために仕掛けの長さ合わせとチェック、昼寝をして、エリアの旗設置も全て終わっていたので、エリア確認をして早めに前夜祭が行われるホテル美輝の里へチェックインです。
 下見から見えてきたもの まずは石色。黒い石は垢グサレ。あめ色の石と茶色い石が混在して、なにより輝いているところ。馬瀬川はやっぱりこれが変わらない基本だと思う。深さや石の大きさ、流れの速さはその次です。深いところは鮎も多く、石が大きければ相対的に大きい鮎が居る。流れが速ければ当たりは大きく出るし、緩い所では当たりが小さく出る。朝は掛からないとよく言われるが、自分はそう感じないので、そこは深く考えない。ただし、掛かり鮎の体力が無くて、エビや根掛かり、強引な移動ですぐに追われにくくなる気がするので、おとりが変わった直後は集中すること。養殖おとりを最大限活用すること。そして失うものは何も無いので時間いっぱいまで諦めずに集中すること。
 さていよいよ前夜祭ではエリア分けの抽選会です。参加19名を3ブロックに。前年度上位3名は必ずエリアが分かれるように抽選します。私は一番下見回数の少ないCエリアになりました。小澤さん、島さんと同組です。攻め方は明日朝川を見て決めます。さあ、飲みましょう!前夜祭がある大会はこれも楽しみ。お開き後も小澤さん、有岡さん、山本さん、鷲見さん、井上さんたちとお酒を飲んで色々な話が出来ました。貴重な時間ですね。
 大会当日は5時過ぎに本部になる漁協へ。記念撮影後各エリアへ。おとり配布場所で入選順位抽選です。6人中の1番。追い越し禁止でおとりも自分で選びます。さすがに連休明けの平日早朝、選手以外の釣り人はまだ無し。瀬はどうもピンと来るものがなく、上流へ。瀬落ちの平瀬からの小砂利駆け上がりでおとり交換を狙いました。まだ川面に陽が当たらず石色は分かりません。下見時より水位が下がっています。竿からの信号に神経集中。弱い気配があるのでここは待ちます。掛かりました。ここで約1時間を費やして4匹。(養殖おとりで3匹掛けた)
 すぐ上の瀬落ちへ。白泡があって数匹拾えるのでは?と目論んだ所ですが、泡の中で反応無し。左岸側の濃い茶色の筋を探るとバキューン!と20cm級の良型。これが流芯に入ると速攻で同型。続けば楽ですが、それっきり。良いおとりでさっきまでの流れをもう一度チェック。変化無しで上の段々瀬の肩へ。
 エリア境ギリギリを狙う。慣れない上飛ばしで掛かるが水中バレ。段々へ弱ったおとりを放り込むが攻めきれず。残り1時間と少し。場所替えを決意。ここでおとりを舟に入れ損ねてマイナス1。トロっぽい所で良い色の流れで待つ。黄色い小型が掛かるが、続かない。
 残り40分。瀬へ移動する。走った流れに入れて待つ。掛かった!ウグイ。それも3連発。また養殖を使ってみる。今度は鮎が掛かった。残り10分でもう1匹掛かった。
 6人中3人が準決勝へ進めますが、込み10匹では終わったな。トップは小澤さん19匹、2位は島さん13匹、なんとギリ3位で通過!瀬への移動が効きました。
 準決勝のエリア分けですが、トップの小澤さんがこのエリアに居残り。島さんがAエリアへ。私がBエリアへすぐさま運ばれます。Bの居残り=トップは山口さん。ダントツだったようですが、他はかなりシビアだった様子。Aエリア2位は若い山本さん。
3人揃うとすぐにくじ引き。準決勝は各予選エリアをさらに3分割して、40分で場所チェンジ×3で2時間勝負!インターバルは無し!1番くじは山口さん。上流、中、下流と移動します。2番くじは私。中スタート、下流、上流と移動です。1番くじが移動と観察を考えると有利です。
 予選のときにCエリア上限近くからBエリア下流の瀬が見えましたが、開始時に瀬に3名いた選手が、1時間ほどで誰もいなくなっていたので、下流の瀬はかなり厳しいのだと予想がつく。開始の中流で絶対に掛けなければ勝ち目は無いと予想し開始する。
 一番明るく見えるポイントで待つ。反応はきわめて弱いが、ここで掛けなければ他はもっと厳しいと考えて待つ。掛かった。2匹目は弱弱しい鮎。石色良く見えた右岸側を逆差ししてみるが反応無し。40分は早い。笛とともに下流へ。手付かずの長い瀬は捨てて、瀬肩付近を探り、最後の上流部に勝負をかける作戦を選択。しかし周辺は石色が悪い。黒と白に見える流ればかり。その中でも少しでも黄色い流れで反応を待つ。1匹掛かる。右岸際の小砂利が明るいので探ると小さく白い鮎が掛かった。ここで時間切れと勘違いしてしまい、釣れたてを舟に。あ、あと5分有った。もう一度おとりを着けて先ほどの場所を探るが掛からず。次の上流側40分にかける。
 他2選手の釣果は分からないが、中流では山口選手はあまり竿が曲がっていなかったので、皆厳しいのかもしれない。まだチャンスは有ると思い、上流へ走る。走るのは年に1度か2度。鮎の大会中だけ!エリアに入り川を見る。瀬肩を考えたが、中流とのエリア境付近が明るい。ここでやってみる。1匹まっ黄色が掛かった。これで込み7匹。続くか!と期待するが焦りも出て掛からない。下流の山本さんが連発しているのが見える。このままでは勝ち目は無いと判断し、深瀬で勝負に出る。根掛かり!万事休すか!うまく外れた。残り時間はわずか。冷静に見ると手前が石色明るい。岸に立ち手前を探るとギュンと掛かった!背掛かりの手ごたえ。ここで変に慎重になり溜めていると身切れ!すぐに仕切りなおすが反応はあるものの掛けられずにタイムアップ。検量。なんと3人とも7匹でした。重量では勝ち目が無いと分かっていたのでここで決勝進出は絶たれました。これは悔しすぎる。反省だらけ。
@他選手の動向が気になりすぎた(ただ難しいのは、他選手の釣れ具合が分かり、最後の上流エリアで2匹、3匹を狙うのであれば瀬肩へ行ってじっと我慢の釣りができたかも、とも言える。)
A最後のエリアに入るときに針交換を怠った。変えていればバレなかった気がする。
Bスタート40分で2匹しか掛けられず、これは駄目か、と一瞬考えてしまった。
C単線メタル極細糸仕掛け(エムステージ0.03)を用意していたが使わなかった。Bエリアでは使うべきだった。
がっくしで疲れがドッと出る。敗者復活戦の意欲が出ないままスタート。足も攣って集中力ゼロ。残り30分ほどになってようやく冷静になってくると、左岸側の2番流れが輝いて見えた。やはり掛かったが時すでに遅し。箸にも棒にも掛からずに終わる。結果は23匹の山本さんと19匹の塚本さんがシード権を得ました。
 決勝は上田さんが開始から一人別世界。小澤名人も圧倒してぶっちぎりの優勝。3試合7時間で実釣果70匹と完全に馬瀬川の鮎を攻略していました。どこでも釣れると言っていたし、確かに釣っていました。その釣りを見る時間はありませんでしたが、鮎釣りにはまだまだ技術向上の可能性が有るということを実感した結果でした。おとりを如何に自然な形で泳がせ続けられるか。その竿さばきで上田さんに勝てる選手がいなかったという事実です。それを意識して次のマスターズブロック大会に挑むことが唯一の収穫かも。それにしても悔しい〜!
 
Aエリア上限付近 朝ならこの辺りが良いかなと考えていたポイント。小砂利と石がある明るいところで数が出るが、粘るか移動かが判断し難い Aエリア下限近くの段々瀬。Aエリアでは自分の釣りに一番合っていると感じたポイント。鮎も多く、釣り返しが効く。ここなら大きく動かずに勝負できる。Aエリア本命と見た。
好きな流れで掛かると面白い! Cエリアはポイント選択が難しいと感じた。このような平瀬に鮎は多く居るが、ポイントが絞り難い。瀬は単発。
Cエリアの瀬。向こう側の土手でおとり配布です。予選終盤はこのやや下流でうぐい3連発の後、2匹かかって準決勝へ進めた。 Cエリア下見時に良型が入れ掛かった場所。普段釣るなら最高の場所!
右上写真の続き。ここ良いですよ!下流のふれああい橋左岸付近から入れます。 Cエリア上限近くのポイント。この周辺も鮎が多く、朝なら狙いたいと思った。
Aエリア上限付近。馬瀬川の朝はやや水深がある黄色い小砂利と茶色い石があるこんな場所が良いと感じています。 Bエリア下限近くの段々瀬。釣り難いこんなポイントはいい鮎が掛かりますが、数は出難いです。
Bエリア段々瀬。石が真っ白い流れにはいません。 段々瀬で掛かる鮎。
Bエリア上限近くの深瀬。ちょうどこの場所で、準決勝残り3分でギュンと掛かった!背掛かりや!バレた!決勝進出が逃げた瞬間! 左画像の下流側の瀬。Bエリアの瀬は掛かるが、ここでは全く掛けられなかった。
Bエリア中間付近。下見時、雨からの霧で当たりがピタッと止まる。 下見も楽しい馬瀬川の鮎!
前日の下見は、朝から瀬で掛かるのかをチェック。掛かります。 但し朝は逆光で見難い!でも狙うべきポイントだな。
下見はにっこり! ここから大会当日の写真です。Cエリアになったので、ここを狙ってみた。下見時より水位が10cmほど下がっていてやや神経質な感じになっていたが、3匹掛かった。
準決勝の下流側エリアは厳しいポイント。次の上流側エリアに掛けて動きやすいように旗周辺のこんな細かいポイントを探った。 こんな色のエリアは超難しいです。真っ黒け!
上田選手の釣りは見ていませんが、朝から60匹以上の実釣果は凄いです。馬瀬川マイスター。小澤さんは自分の釣りを貫いて2位!

   中スポ杯参戦 7月 17日〜19日 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
大会エリア内 23匹 シマノラシュラン H2.6 8.8 フロロ0.8−4m 無し 0.04号-5m ナイロン0.4-15cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ0.8-23cm 10cm 全7.0号-4本、7.5号-3本 フロロ1.2 2号 オーナーチタン6.0mm 無し