※ポイントはリンク先Google Mapのマイマップで確認できます。見たい日付のチェックボックスにチェックを入れてください。
 今年も懲りずに大会参戦です。スタートはダイワマスターズ大和地区予選から。昨年に引き続きシード1番で決勝戦からの参加なので、かなり有利です。厳しい1回戦を高みの見物。「どこが」釣れるのか?ではなく「どうやって掛かっているのか」と「時間でどう変化するのか」を見るようにします。
 冷水病で沈んでいる鮎も見えますが、これはここ数年同じです。絶対数的には元気鮎のほうが多いので「追わない鮎をどう掛けるのか」は考えません。昔はそればかり考えて結果が出なかったので今はシンプルに「追う鮎を掛ける」を考えて挑んでいます。それで勝ちあがれなかったら仕方ないと諦めています。
 さて、予選見学で何が見えてきたか。今年の郡上は鮎は多いようで、どこでもポツポツと竿が曲がっています。しかし連続で掛かるのは深い場所や、瀬肩から下のちょっとした溜まり付近です。広がった瀬はかなり厳しい感じ。見た範囲で一番掛かっていたのは栗巣川出合いから下の早瀬です。毎年ここは掛かっていますが、今年は特に密度が濃いようで、大混雑にもかかわらず皆さん掛かっています。ギランギランと鮎もうじゃうじゃ見えます。渇水で冷たい支流が流れ込むことが良いのでしょうか?予選で掛かった場所は決勝でコケる場合が多いですが、ここは決勝でも鉄板でしょう。ただし混雑必至。杉が瀬やなの前も鮎がいっぱい見えて掛かっています。しかしどちらも全て追っている鮎かは見ていても分かりません。上流エリアはどうか。こちらの方が良いかと思っていましたが、どこも苦戦の様子。ポイント、戦い方が見えてきません。本部前岩盤の瀬もこの渇水では釣り辛そうだし、ポイントが小さくてアユの絶対数も少ないみたい。昨年入ったポイントも浅すぎて石色が良くありません。それでも開始時間が迫ってくるので戦い方を決めなければ。導きだした答えは、
@渇水で釣り人も多く、鮎が安心できる水深があり白泡があることろ。
A瀬尻で鮎が溜まっている瀬肩のごちゃごちゃしたところ
Bダイレクトに栗巣川出合い下!
 決勝開始です。1番スタートで追い越し禁止なので場所選定は自己責任。結局どこを選んだかと言うとAを基準に本部前の岩盤瀬です。昨年のポジションから1段下がった岩盤の瀬から瀬肩のガチャガチャしたところへの変わり目くらいに左岸から立ちました。最後まで迷ったのはBのすぐ上にある栗巣川と合流するすぐ上のポイントです。ここはまさに@のポイント。予選時はそこを泳がせで探っている選手は居ましたが、白泡の中を攻めていませんでしたので、必ず居ると思っていました。ただどこまで数が出るかは不安。それで最後は本部前に。近くで見ると石色も良く気配はあります。さて2時間集中!
 竿は寝かせて流れに馴染ませて待ちます。程なく動き出しました。上流へ上りあがります。遊び鮎が居る様子。これでおとりを変えて攻めるのが理想ですが、一向に掛かりません。周りではポツポツ掛かっている。おとりを目の前に戻して勝手に泳いでいかないように竿を鋭角に寝かせて止めて待つように変更。15分ほど掛かりましたが、横に動いた瞬間にシュッと掛かりました。思っていたよりもサイズが良い。天然に変わっても同じ攻め方で止めて待つ。ジリジリしますが間をおいて掛かります。全て追ってくるアユです。1時間弱で6〜7匹掛かりましたが、そこから渋くなり追いを感じません。
 残り50分、移動します。下流の方の下に。坪へ落ちる手前のポイント。対面に選手が居たので手前の小さな坪しか攻められません。そこは予選時、O名手が丹念に攻めていた場所。ふとその下の坪は、平水なら攻めにくいポイントですが、渇水で攻められそう。ここはまさに@の「鮎が安心できる水深があり白泡があることろ」ではありませんか。そこへ降ります。白泡の向こう側で掛かるかとおとりを滑らせると、白泡流芯でいきなり掛かる。黄色いアユ!渇水といえども太い流れで流芯は攻めにくかったですが、追い気満々のアユは少々浮いていてもお構い無しのようで良い当たりで掛かりました。白泡向こう側では小さいのも掛かりました。白泡流芯を攻め切れればもう少し掛かった気配はありましたが、これが限界です。そしてチビアユを舟に入れる際に逃がしてしまう失態。斉藤師匠がずっと後ろで見ていてくれて、終了し上がるときに「込み15匹や」と教えてくれましたが、やはり検量すると1匹逃がして14匹でした。結果を見るとその1匹で表彰台を逃していました!残念ですが、ブロックへなんとか行けることになり、夢への権利を繋ぐことができました。
ブロックの九頭竜川中部管区上流エリアはほとんど入ったことがないエリアです。ジャパンカップファイナルの取材時に試合を見ながら自分では攻められないだろうな、と思った流れです。できうる限りの準備下見をして挑戦します。
良かったところ
おとりを制御して追う鮎を狙って掛けた実感が持てた。
上記から移動のタイミングを判断できた。
悪かったところ
掛かり鮎を舟に入れるときにミスった。
太い流れをおもりで攻めるべきだったが、根掛かりが怖くて攻め切れなかった。
 
決勝の立ち位置 渇水だったので、昨年より1段下げて狙うことにした。このちょっとした瀬肩とその一段したの白泡付近が良い石色に見えたので集中して探った。この辺りで70分ほど使って7匹掛け、見切って移動 この流れは、元気おとりが泳ぎあがれば掛かるかも、と考えた。(結局掛けられなかった)この上の段も気になったが、水が少なすぎて数は望めないと考えた。
この上の瀬肩を探ろうと思ったが、対面に選手が居たこと、予選時名手が散々攻めていたのでもう一段下がってここを狙ったことが正解だった。 平水以上だと攻めにくいが、渇水でなんとか白泡に潜らせることができた。ここで6匹掛けた。まっ黄色の良型も出て楽しかった。

   ダイワマスターズ長良川大和地区大会参戦 6月 11日 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
本部前 12匹 シマノラシュラン H2.6 8.8 フロロ0.8−4m 無し メタコンポ0.04号-5m ナイロン0.4-15cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ0.8-23cm 10cm 刻7.0号-4本 フロロ1.2 2号 オーナーチタン6.0mm 無し