さて木曽川から長良川へ移動し、武芸川道の駅で軽く飲んで就寝です。翌朝、岐阜清流国体のボランティアらしき人たちが沢山集まって来ていました。ロードレースがあるようです。同じように野営地にしていたペンキ屋さんに珈琲をごちそうになりゆっくりと行動開始。日曜なので岐関大橋下流にはクラブのメンバーがおそらく集まってくるでしょう。
 1番乗りかなと思っていくと既に河原に2台の車。鮎心会のH尾さんとN村さんでした。既に着替え中でやる気満々です。左岸側のテトラ帯にはガリの方が早朝から沢山居ますが、右岸からがメインの友釣りの方は自分たち以外まだです。終盤は皆さんゆっくりですが、混雑するポイントは早朝良く掛かる気がします。静かなうちにおとりを数匹でも確保できると1日の釣果に大きく貢献してくれます。
 水位は木曜日より20cmほど下がっています。今回は石色を良く見て入る場所を決めるつもり。7:30に開始します。


 川を少し見て歩き、左岸側に水路からの流入が有る場所の前が綺麗だったのでここからやってみます。手前から静かに探りますが反応なし。徐々に立ちこんで木曜日の水位では攻めづらかった流れに入れてみると反応あり。待ちます。少し時間を要しましたが良い当たりで掛かる。理想的なおとり頃のメスでした。交換して送り出すと手前ですぐに2匹目。少しポイントをずらして3匹目。5匹目までテンポ良く掛かる。この時もう少し移動しながら探ればよかったのかもしれませんが、その場所に貼りついてしまいその後伸びず。人も増えてきて動けなくなります。オスですが元気な22cm程のおとりをもう一歩立ちこんで流れに入れて待っているとドカン!と掛かる。一気に対岸へ走られる。大きそうです。その後今度は下流へ走られてしまい必死に付いていく。30mほど付いて下がって掬いこんだのは今シーズン一番の大きさ。(お昼に計ったら26cmでした。)結局午前中は7匹釣って1匹を切られたガリ針に取られて6匹になりました。同じように切れたガリ針仕掛けに貴重な鮎を取られる方を多く見ましたので注意です。
 今日も夏を惜しむ鮎師でいっぱいです。でも友釣り師が多いとガリの方も遠慮してくれるようで右岸側は友釣り師が並んでいました。でも左岸からの待ちガリの方たちは良く掛けていて指をくわえての友釣りです。それも左岸は足場の良いテトラの上から普段着で。こちらは冷たい川に立ちこんで。でも友釣りが好きな人たちでいっぱいで安心します。


 午後は橋直下まで見に行きます。前回よりも石色が断然よくなっていて掛かりそう。水位も下がって攻めやすそうです。川上から吹く北西の風が強くなってきて攻め辛かったですが、川中央の石色が良い馬の瀬をゆっくり引いてくと小気味よい当たりで掛かった!やや小型ですが綺麗な鮎。なにより気配と当たりが明確なのが良い。風で竿を押される感じですがそれを消し込む当たりなので気持ちイイ!ポイントを少しづづずらしながら探って行くと居れば簡単に掛かる感じ。一角を早めに替えるとケラレも出ません。20cmに満たない鮎ばかりでしたが4時までに14匹とまずまず楽しめました。風が無ければもっと楽しめたと思います。今回気持ちよく釣れたのでこれで長良川は納竿にしようと思います。悪い悪いと言われながらもなんとか楽しめた長良川。やっぱり良い川ですね。また来年が楽しみです。


 狩野川辺りからの数回の釣行で少し考えることが有ります。鮎が居るのに追わない。でも何かの条件が揃えば意外に追ってくる。「何か」は何でしょう?終盤はメスが良いと言われます。自分もそう信じ、おとりにメスが居ればメスを優先して使っていました。しかし先日矢作川で釣った時に夕方やってきた椿さんはdeibuの引き舟から1匹おとりを出したのですが、少し錆が出たオスを掴んでいました。他にも良いのは結構居たので「他にも居ますよ」と言いましたが、「オスのほうが泳ぎは良いから大丈夫!」と言ってそれを使い、実際すぐに掛けてしまいました。ちょっと目から鱗。で、その後はオスでも積極的に使うようにしてみました。
 椿さんが言うように泳ぎはオスのほうが力強く感じます。この日も大き目のオスが良く掛けてくれました。ただ、タヌキになった真っ黒のオスはさすがに追われません。これから考えても追われる「何か」は泳ぎが関係しているのは明らかです。色ではありません。
 そして最近岐関大橋下流で釣っていると、左岸に毎日ルアーで釣っている方が居るのですが、良く掛かるのです。カツイチから今年発売された「リアユ」も良く掛かると評判ですが、ルアーは泳ぎません。クネクネはしますが絶対に自力では泳がない。ではなぜ追われるのでしょう。矢作では薄暗くなっても掛かりました。その辺を整理すると鱗のギラギラに反応しているのではないか。「泳ぎ」自体に反応するのではなくて、泳ぐ時にギラギラする鱗に反応するのではないでしょうか。真っ黒の反射しないルアーでも掛かるのか。アオリのエギはまっ黒でも掛かります。しかしアワビシートを貼ると反応が上がるとも言われます。魚類はギラギラに反応するのか。そう仮定するとジッとしているおとりは絶対追われないと言うことになります。逆に鱗が有って動けば鮎以外でも追われると言うことにもなります。ウグイでも掛かるのでしょうか。
 野鮎はニゴイの近くには居ますが、錦鯉からは飛んで逃げて近づきません。白いコンビニ袋にも近づきません。色が分かるのでしょうかね。色ではなく反射に反応しているのか。鱗のギラギラに怒るのなら、おとりにおなかを左右に振るような動きをさせられたら怒りを誘発出来ないかな。今年は出来ないかもしれませんが今度試してみます。背針をわざとセンターからずらして打ってみる。ダメかなぁ。おとりにはアワビシート貼れないし。どうにかしてキラキラさせられないか。来年忘れないように書いておきます。
 
1匹目は理想的な20cmほどのメス。すぐに引き継いでくれました。 朝一はここで連発した。皆さん終盤は朝が遅いですが、朝一の方が掛かる気がします。静かなうちにおとりを確保!
必死で掬いこんだ26cm!今季最大です。 この土日は釣り人が多かったようです。
今回午後良く掛かった所。深い筋はダメで、真中の馬の瀬で良く掛かった。小気味良い当たりを楽しめて良かった。 石色を良く見てポイント選択するのが大事ですね。鮎の付き場が良く変わります。
長良川は色々な楽しみが有りますね。釣り人に気を使って通ってくれます。 掛かるのはこのサイズが多かった。17〜18cm、綺麗ですがおなかはぷっくらしていました。
本日の釣果は20匹。目標達成!長良川は納竿にしようかな。

 木曽川(日本ライン漁協) 10月6日

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
岐関大橋下流 20匹 シマノ競FW H2.6 9.0 フロロ0.8−3.5m 無し 乱SP0.05号-5m フロロ0.4号-20cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ1.0-25cm 20cm 一角7.0-4本 フロロ1.2 オーナー白一体3号 オーナーチタン6.5mm 小澤式背針