今回は鮎釣りを始めてみたいと言うUご夫妻に初めてご指導する釣行です。5月に一通り道具を揃えてもらい、安全で釣れる河川で最初は釣ってもらえたらと安曇川朽木を考えていましたが、今年はそんなに簡単には釣れなさそう。どこか良い所は無いかと思案しているそんな折、最近知り合ったY田さんが良く行く野洲川上流の土山漁協エリアがぼちぼち釣れると言うことで、ここでやって見ることにしました。 　鈴鹿峠を越えてすぐのところに有り、家から30kmほど。超近い！お盆の渋滞も気にする必要なく行けます。前日Y田さんが少しの時間竿出ししてそこそこ掛かったと言う白川橋（国道1号線の橋です。）から上流付近へ。河原まで車が入って行け、休憩場所には木陰もあって良い所。 　竿の伸ばし方から始まっておとりを1匹犠牲にして仕掛け装着しておとりを送り出すまで1時間。人に教える難しさをしっかり認識してやっと実釣開始！ポイントはちょっとした深みからチャラ瀬へ変わるところ。石色は良く鮎は居るように見えました。しかしおとりはそこへ行きませんし、誘導もうまくいかず。仕方なくdeibuが少し竿を持ってポイントまで誘導しこの辺なら掛かりそう、掛かってしまいました！とりあえず1匹目は大事に確保。おとりと同じくらいのサイズ。まだ掛かりそうです。今度は自分で操作してもらってポイントへ。入れ掛かりです。タメ寄せで掬っておとり交換、送り出し。また掛かった！良く掛かります。 　これだけ掛かると自分も釣りたい！我慢限界！お二人を放置し自分も釣り支度。チャラ瀬、瀬と探りますがよくバレる。今シーズン調子が良いイニシアが合わない感じ。それにいくら気性の激しい湖産の鮎でも変な泳ぎでは当たりが遠い。元気なオトリだと一発です。バレるとリズムが崩れます。最近良く感じることですが、状況の良い時ほど丁寧に釣らないといけません。どうも釣りが雑になる。丁寧に早く！釣り終わってから何時も反省です。 　このエリア、細い流れなのでどんどん動いて探りを入れて行きました。少し下って護岸沿いに流れる沈床ブロックが綺麗に並んだところに来ると、沈床の間に有る石は良い色です。鮎も結構見える。これは掛かりそう。やっぱり居た！良いのが掛かりました。お昼まで15匹。 　木陰でお昼休憩。初めての方に釣ってもらおうとすると鮎釣りって覚えることが多いですね。普通の釣りなら竿と仕掛けと餌で成り立ちますが、鮎は準備から大変ですね。なかなか始めにくいというのも良く分かりました。しかしながらこの川は釣れる！ということも分かったので、自分ももっと釣りたい欲求が抑えられず午後も放置プレイです。今度は上流へ。居る所は石が綺麗で分かりやすいのですが、川幅が狭いのでポイントへのアプローチに悩みます。どこかを潰さないと攻められない。でもややこしい所に立って攻めると良型が激しくアタック！深瀬では連発もあって楽しい！丘からの釣りが多いので午後は熱中症気味。何度か竿を置いて川に浸かってクールダウンしながら更に上流も見に行きましたが、そこから上は小石底で変化に乏しく小型になったので戻り、午前中やっていた付近の攻めきれていない所を丁寧にやると良型が良く追ってくれて終了。午後は26匹でした。 　Uご夫妻は午後は掛からなかったそうです。やはり初挑戦で放置プレイは酷でしたね。Uご夫妻、ごめんなさい。つくづく自分は指導者に向いていないなぁと再認識しました。さて今回初めての土山でしたが、予想以上に釣れました。バレが多くリズムを作れませんでしたが、上手くやれば50匹以上は楽に釣れそう。お客さんが少ないのでどんどん動いて探れば楽しめます。もうじき網が入るそうですが、他がダメな時の避難河川ができました。

さて初挑戦！釣れるのか！ご主人は負傷のため暑い丘からサポート役です。 初心者にはもってこいのザラ瀬がありました。近い！安全！釣れる！ 野洲川土山良かったです。 おとりを付けるまでは大変でしたが、竿を持つのはなかなか良い感じ！ この辺りは良く掛かりました。十字の沈床ブロックがあり、その間に鮎がいます。ポイントがきっちり仕切られているので１ヵ所づつ探りやすい！ 右上画像の続き。右岸側に下の落ち込みまで沈床ブロックが並んでいます。鮎沢山居ました。 平均的サイズ。15〜16ｃｍ程度。これより小さいのも掛かります。この日最大は20cmでした。 こんなポイントもあります。良いのが居ました！ 川幅が狭いのでポイントへのアプローチが難しい。こういった平瀬は無数に鮎が居ましたが、近すぎて1／4程度しか探れない！ ここも良型連発でした。隠れる場所があって攻められた。 この倍ほど川幅が有れば最高でしょうけど。午後は500ｍほど歩きましたが、釣り人は他にお一人だけ。空いています！