今シーズン2回目の大会参戦はバリバスカップ長良川予選です。いつもの大和エリアなので解禁以来下見はしていません。今回の作戦は、翌日も大会なのでなるべく歩かない、瀬を狙う、の2点。エントリーは250名ほどだそうです。大和の大会はいつも多いですね。 　1回戦は上下ABブロックに分かれます。くじはBの22番。良い番号です。狙いは本部前岩盤瀬を右岸から攻めたい。思い通りのポジションを確保できました。長良川の水位はまた減水傾向です。朝一緩い瀬を渡りましたが、水深が有るところは結構石が綺麗でした。少し気になりましたが今回は竿の感触と熊野で掴みかけたテンションの感じを確かめたく瀬を選びました。 　さて試合開始。瀬脇は狙いません。芯の中の掘れ込みを狙います。養殖おとりでもなんとか踏みとどまるように特に集中して絶対に引きすぎない、流されそうになったらギリギリ引いて留まらせるようテンションを管理して待ちます。掛かりました。小ぶりでも天然に変わればイメージ通りの釣りが出来ます。同じポイントへ入れると反応が良好。かなり居る様子。尻尾のデカイ綺麗な鮎が続けて掛かります。しかし6匹目に入れたらすぐに掛かって一瞬対応が遅れたら石に巻かれてプッツン。これで少しペースが落ちましたが、なんとか次が掛かるとペース回復。周辺同じような縦波の下にあるくぼみを狙い撃つと良く掛かりました。動いた先でも思う所で反応が有りこの日は良い感じです。 　予選最後は渡る時に気になったセンター旗付近の緩い瀬を少し引いてみます。鮎は居ますが掛けられませんでした。しかし後で考えるとこの時掛かっていたら決勝のポイント選びは迷っていたかもしれません。予選終了。最高の出来で込み22匹。 　決勝は50名ほどでしょうか。エリアは下流鎌淵橋から上流宮の下まで。狙いは1回戦と同じ場所。くじは19番。入れるか？小澤名人は5番くじで1回戦センター下の緩い流れに右岸から立ちました。観客が見やすいポジショニング。deibuが予選最後にやっていた場所。見ものです。deibuが狙っていた瀬は左岸側に3名。右岸の予選と全く同じスタート位置に立ちました。養殖おとりが落ち着かず苦労しますがなんとか掛かる。でも朝は無かったケラレが2回。空中ポロりが1回。瀬頭に岩盤があるのですが、ここも綺麗で予選時に気になっていました。そこへおとりを入れると好反応。でもなぜか掛からない。良いおとりが取れてもう一度攻めても掛けられない。20分ほども粘りましたが諦めて少し下流へ行きました。その後、金沢さんがここで6連発！去年のマスターズを思い出す。自分のおとりはしっかり底に入っていなかったのでしょうね。もうひと工夫し、おもりを打って探るべきでした。野鮎からの貴重な信号を無駄にしてはいけませんね。残り30分で込み9匹です。もう1匹欲しい。少し下がって瀬尻のごちゃごちゃした所へ。トロへ落ち込む滝みたいな所のすぐ上です。入れるなりガガーン！綺麗な背掛かりで抜いた！空中でポロリ。完全に掛かっていたと思ったのにショック。森川名人にあとで聞くと、原因は針先が傷んでいると発生するバレ方だそうです。なるほど。気を取り直して再投入。またすぐに掛かった！今度は取れました。もう一段下がって流れが渦巻く洗濯機みたいなところへ。一瞬しかおとりが留まらない所です。何度か入れ直して掛かった！しかし流されて白泡の中へ。無理に抜いたらポロリでした。ここでタイムアップ。 　優勝は定位置？の小澤さん。後で聞くとどちらかと言うと好きではない緩い流れもポイントとしてしっかり見られるようにあえて緩い流れを選んだそうです。渇水になることが多い昨今の河川。厳しい状況でも釣るための手法を考える小澤名人は今年も進化しています。準優勝は小澤さんと同匹数の12匹でもんどさん。スバラシイ！3位はタックルインジャパンの社長古田さん。deibuは4位でした。念願のチャンピオンシップ参戦です。金沢さんも6位突破、翌日行われたテスターバトルでは山本さんも勝ち上がったそうで狩野川でまた対戦できます！あ〜楽しみ！ 　今回良かった所 おとりのテンション管理がイメージに近い形でできた 　反省点 良い時ほど丁寧に釣ること。雑になるとトラブルになる。 決勝時、もう少し早く移動するべきだった。最初のポイントへの固執が強すぎた。もっと柔軟に。

強そうに見える瀬でも必ず鮎が落ち着くところがあります。そこで留まらせることが出来れば掛かる可能性が大きいです。 この瀬の下に大きなトロ場があって遡上鮎が沢山差しあがってくるようです。マスターズ予選の時は全然ダメだったそうで、分からないものですね。