根尾川 9月19、20日

竿:シマノ スペシャルスクデット 9.0NS 空中糸:フロロ0.6-3.5m 上付糸:フロロ0.4-50cm 水中糸:複合メタル0.06 北越乱5.0m 下付糸:フロロ0.4-20cm 手尻20cm 鼻カンハリス:0.8号-21cm 鼻管:オーナーチタンチューブ6.0mm 両編込み(PE0.6)移動式 サカサ:オーナー白一体2号ハリ:イニシア6.75、7.25、一角7.0、7.5 4本、ハリハリス:オーナーザイト レギュラー1.0、1.2


 今シーズン根尾川最終釣行(多分)へ土日行きました。日曜は鮎心会の最終例会です。到着してびっくりの渇水。1週間で随分下がりました。渇水時は平水では分かりにくい底流れが良く分かります。川底の構成がはっきり分かるので良く観察しておくと毎度通うポイントでは、平水以上の釣行の際に非常に参考になります。

 昨日クラブのA山さんが午後2時から30匹近く釣っています。まずは瀬でおとり確保。おとり頃の18cmクラスが1時間で7匹。理想のスタート。それを持って前回良い思いをした瀬落ちの開きへ。細糸に替え前回同様泳がせで狙ってみます。しかしこれが大失敗。やっと掛った1匹もポトリ。お昼まで3匹追加できただけ。榎本さんは午前中22匹。条件が厳しくなると老練なテクニックで釣ります。朝入った瀬は午前中ポツポツ掛かっていたようなので立ち回りと釣り方の失敗です。

 さて午後は下の瀬へ。ポツポツの掛かり。石が綺麗な所は小型から中型、コケ付き過ぎみたいなところは大型(雄が多い)が掛かります。夕方は朝の瀬へ。今度は右岸から。瀬肩鏡からシワシワになったところには鮎が沢山見えます。見えにくいところで良く掛かり午後は12匹。初日は22匹とやや低調です。


 翌日も好天に恵まれました。朝は寒いのでゆっくりのスタート。8時前にまずは上の瀬へ。もんどさんが瀬肩をまさぐっている最中でした。本日は9時までの釣行だそうです。短時間釣行は来シーズントーナメント参戦の練習か!(今シーズン初参加の郡上大会でいきなりの好成績!)すぐ下に入らせてもらいます。昨日より石色が悪い。1匹目は早かったのですが次が来ません。掛かり出したのは日が高くなりだした9時から。この日は人が少なく対岸にだれも来なかったので右岸寄りを丁寧に探ることができました。上飛ばし一切なし。おとりを引かないよう細心の注意を払って泳がせます。野鮎が居ると良く動き分かります。そうそうこの感じです。板取でも根尾でも大会で上手く行った時の感触がやっと取り戻せました。


 この日は例会のBBQで飛騨牛ステーキが用意されています。しかし値段がまちまちで釣果の多い人から選ぶ権利を得ます。名づけて飛騨牛カップ。気合いを入れて挑みました。で午前中は15匹。ハンディが−5匹なので10匹で2位でした。12,000円もする飛騨牛ステーキをゲット!体重を確実に増やしました。ビールも禁断の3本目を飲んでしまい午後はフニャフニャ。下流域へ。


 ふらふらとポイントを探しますがピンときません。瀬が空いています。昨日好反応だったので今日は左岸からやってみます。出し掛かりになりました!岸よりの筋が竿抜けで超入れ掛かり。で超連続バラシ!
3匹目から4連続バラシ。すこし合わせをくれるくらいにしたらバレは止まり順調に掛かります。岸から12mの範囲が特に好反応。ここでも上手く引けました。当たりが遠くなったので広く探りますが他の場所では掛かるものの爆発は無し。もう少し下ってトロ瀬へ。この辺りは非常に石色が良い。皆さん泳がせで狙っていたので自分は引いて探ります。おとりが泳ぐのを助ける気持ちで引くとポツポツ掛かってくれます。5時過ぎまでやって午後は23匹。


 
1日良い感じで釣ることが出来て満足。少しだけ斉藤さんに近づけたかも!しかしこの日は1日ウレタンゴム背針を使用(盛期の引っ張るためではなく沈めるためなのでV背針ではなくシングルを使用)。底に落ち着かせる技術は背針に頼らないとありません。斉藤さんは背針を使わず落ち着かせる技術があります。次は難関のそのステップです。泳がせでも引きでもおとりが良く泳いでいるようでも意外に底を切っていることが多いようです。その時は追われません。「底を這わす」これを意識して1日やることが出来て良かったです。

 午前中のトロ場でも良く掛ける人の釣りを観察しているとその方は目印からおとりまでが超短い。ポイントによっては水深以下では?それで泳がすと言うよりも吊り下げています。結構ラインが張り気味になってしまうので緩めた時にスッとおとりが潜るようでそんな時に良く掛かっていました。意識してやっている感じではありませんが、結果真上にテンションを掛ける状態になり誘い効果が発揮されていたようです。また今回は引きを意識して針も大きめでイニシアの7.25を中心に6.75、一角の7.54本で使用しケラレは少なく感じました。ハリスは1.01.21.5と試しましたが軟らかめが断然よかったです。この感覚が正しいのか。次回は熊野で検証です。


 根尾の鮎はサビが出たのが2匹、雄はやはり黒ずんできます。日曜午後は水温もぐんぐん上がって活性が高かったようです。今月一杯は問題なく出来そうです。谷汲山大橋周辺の魚影は石の間から湧いているのでは?と思うほど非常に濃いです。

 
朝一のポイント。土曜、日曜とも良く掛かった。夕方も好ポイント。 全体を通じてこのようなポイント(流れがある、廻りより大きめの石がある)で数が出た。
下流側の瀬。渇水で川底の構成が良く分かった。水量がある時に掛かるポイントに納得した。 反応が良かった瀬尻。初期から終盤まで鮎が良く付くポイントです。
夕方入れ掛かる瀬肩。シワシワ、波波辺りで良く掛かる。
無数の鮎が見えます。
シーズン最後の根尾は2日間で60匹。土曜は失敗しましたが日曜は納得出来る締めくくりができました。