板取川・長良川中央区 9月11日

竿:シマノ スペシャルスクデット 9.0NS 空中糸:フロロ0.6-4.5m 上付糸:フロロ0.4-50cm 水中糸:複合メタル0.06 北越乱 4.0m 下付糸:フロロ0.3-20cm 手尻20cm 鼻カンハリス:0.8号-21cm 鼻管:オーナーチタンチューブ6.0mm 両編込み(PE0.6)移動式 サカサ:オーナー白一体2号ハリ:イニシア6.75、7.25 3本、ハリハリス:オーナーザイト レギュラー1.0、1.2


 今シーズンはシマノの大会以降板取川へ行っていません。昨年楽しい思いをしたので、盛期に行きたいと思っていましたが気がつけば早9月。網も解禁になって厳しくなってしまいましたが、どうしても行っておきたかったので実行しました。久しぶりに見る板取川はかなりの渇水です。

 まずは解禁日に入ったホンダプリモ前に行こうと決めていました。先行者は3名。まずは荒瀬で親取り。出し掛かりで1匹目。これは?と思いましたが甘くはありません。良い流れでは掛かりません。左岸ギリギリや小さなプールで良型が来ます。6匹掛けて釣り上がります。

 岩盤の間を流れる深みで好反応。ここも黄色い良型で5匹。次は上の浅いザラ瀬。いかにも網を打ちやすい感じの所です。案の定白い小型ばかり。ここでは3匹。11時になっていたので移動です。


 川を見ながら下りますがどこも結構な釣り人です。専用区ではほぼ竿1本間隔。片知川出会いは2人しか居ません。なるほど先ほどまで網打ちをされていたそうです。網の打ちにくそうな大石の間を狙うと2匹入れ掛かり。しかし次がバレると釣りが荒くなり掛かってもバラシの悪循環。1時間半やって2匹だけ。


 次は穴洞下流へ。おとり缶を浸けに行くと先行者の方がぜんぜんダメ!と上がってきました。見た感じなんとなく活性が低そうだったのでそのまま再移動。

 本流へ。しかし本流は板取に輪をかけて釣り人が多い!どんどん下って今川分岐点まできました。休憩中の方に様子を伺うと凄いゴミが流れてきて釣りにならんので移動するところ、とのこと。見ると上のトロにはまだ沢山のゴミがプカプカ。どこかでソジをばらしたのか草や枝木です。それに瀬肩では一生懸命網をされています。


 ここも諦め混雑していましたが岐関大橋下流へ入りました。遅い昼食になり3時開始。ここも竿1本でトロからビッシリの釣り人。トロでは頻繁に竿が曲がっていました。短い瀬が空いたのでそこから開始。下竿で探っているうちは掛かりませんでしたが泳ぎ上がった瞬間に掛かりました。でも小さい。しかしこれに替えて送り出すと即でした。次も送りだして1mほどで掛かる!しかしそれをためている時に仕掛けが穂先から外れてしまいサヨナラ!どうも付け方が悪かったようです。そこから掛からなくなりました。


 5時を回ると空いてきたのでどんどん引き上がります。おとりが替わると入れ掛かりになり6時まで粘って終了。ここでは14匹。ちょうど30匹でした。

 

 板取は竿抜け探しです。まだ瀬にも居ましたが早い流れでは反応が薄かったです。専用区でスレきった鮎を狙うよりも専用区外で網が入りにくい深場や瀬を探った方が良さそうでした。水が増えて動けばもう一度ピークがあるかも。本流は浅い所では小型が多いようでした。泳がせで辛抱している方達は結構釣っていたと思います。


 板取でも本流でも上飛ばしで攻められれば掛かりやすいですが弱ると難しい。釣りたておとりなら引いても掛かりますが、すぐに見破られる感じ。元気に泳げば上でも下でも掛かるってことは弱っても上手く引く(尾を振らせる)ことが出来れば同じなのか?最近天然遡上鮎ばかり相手にしていて、泳がせで簡単に掛かるのでそれにこだわり過ぎて調子が出ません。斉藤名人は自分より上ではほとんど釣りません。小沢名人などもそうです。「泳がれ」釣りは簡単ですが「泳がせ」釣りは奥が深い。最近この辺りがモヤモヤしています。今シーズン中に答えを見つけたかったのですが難しそう。次回は泳がせ封印して挑戦です。

 しかし今年の小澤名人は凄いですね。この技を郡上ですぐ背後から見る機会があったのに、なにも得ていません。もっとじっくり観察させてもらえば良かったと後悔しています。

 
朝入ったホンダプリモ前。解禁日に入ったのはこの上の瀬肩。
その時と比較して水位は30cmほど低い。
岩盤の間にある深み。点在する大石で好反応!ここは良型が揃った。
まずはこんな所でオトリ取り。しかしdeibuが考える当り前の所では掛からず、少しマニアックな所で掛かりました。
初期は実績の高いザラ瀬。チャラチャラで釣りにくい。
網で攻められているようで鮎が小さい。
こんな場所(綺麗な小石底、やや波有り)で好反応。
2回戦は片知川出会い。本筋は釣り師2名と網師1名で
敬遠してこんな所を攻めました。丁寧に探れば数が出そう!
出会い下のトロ。めっちゃ良い感じ。板取川も間違いなく清流ですね。
3回戦は岐関大橋下流のポイント。普段は激流師だけの聖域も
渇水で誰でも竿を入れられます。だから渋くて小型。
このトロは竿1本間隔で釣り人が!それは良く掛かるからです。