竿:シマノ スペシャルラシュランH2.5 9.0NE 空中糸:フロロ0.6-5.5m 上付糸:フロロ0.4-50cm 水中糸:複合メタル0.03 感激プレミアム 2.8m 下付糸:フロロ0.3-20cm 手尻20cm 鼻カンハリス:0.8号-21cm 鼻管:オーナーチタンチューブ6.0mm 両編込み(PE0.6)移動式 サカサ:オーナー白一体2号 ハリ:イニシア6.75、7.25 4本、ハリハリス:オーナーザイト レギュラー1.0、1.2
週末の根尾川用に針を巻いておこうかな、と考えていた20日の夜、1本のメールが来た。「週末、北山良いかもよ」 短文だが非常に誘惑されるこのメール。送り主はハルさん。ハルさんの「良いかもよ」は「爆釣間違いナシ」とほぼ直訳できることを今までの経験で知っています。ハルさんはお仕事ということで、思い浮かぶは一人だけ。即電話を入れます。「昨日行って良かったよ」既に行っていました。さすがこちらも北山の好機を見逃すはずがありません。
ということで土曜朝に大台ICで待ち合わせ、「平瀬」のポイントに7時に夏は川漁師さんと並んで入っていました。8月に熊野へ来るのは多分初めて。各ポイントには好機を逃さまいと早朝から釣り人が入っていました。濁りはやや残るものの食み跡も跳ね鮎も確認できます。10時頃には観光放水で増水するのでそれまでに立ちこめるところまで立ちこんでサラ場を釣れ!と川漁師さんのアドバイス。水が増える頃に鮎も騒ぎ出すことも併せて教えてもらいます。まずはヨレで天然にチェンジ。すんなり出来ましたが口掛かりで活性はまだ上がっていない様子。次は水中でモゲ。
9時前になってやっとダダーンッとキツイ当たり。突進開始です。ヘソまで立ちこむのが限界の流れ。底石が小さい所では踏ん張れません。しかし掛かるのはその筋です。おもりの1.5号を常用してやや早めに引き、テンションが無くなるとその後目印が縦に激しく振れてダッダーンッと掛かります。18cm前後の鮎ですが水量と押しで楽しい引きを楽しめます。一時入れ掛かり状態となってアドレナリン出まくりです。しかし11時頃になると随分増水してきて立ちこみ不能になってきます。手前でも追いはありますが明らかに薄い感じです。沖は沈めて引けば掛かりますが、手前はしっかり泳がせないと掛かってくれません。瀬の開きを往復し足腰ヘロヘロ。午前中は28匹。
他のポイントも釣り人で埋まっていそうなのでこの日は夕方までここでやります。午後は朝から20~30cm増えた平瀬や瀬を狙いますが反応がありません。午後は苦労して10匹。鮎は多いようですが一度触ると飛びつき鮎は暫く入ってこないようです。明日のおとりを厳選して候補地へ浸けておきます。ここに来るたび雄大な北山川と限界集落を見ると時代錯誤に陥る気がします。
さて日曜日も混雑するだろうと6時半にはポイントに行こう!と今日合流するカヅ坊さんと瀞大橋で待ち合わせ。早速おとりが置いてあるポイントへ!堤防を越えるとそこには早くも車が3台!釣り人7名!ここ北山では超混雑の部類です。仕方なくおとりだけ回収に行きますが、むむ?おとり缶が半分露出しています。夕方6時半頃浸けたのにそれからまだ水位が下がったようです。かすかな期待も空しく缶の中は白くなった鮎ばかり。
おとり購入へ戻り、島津の瀬へ。時間が掛かってしまい好場にはしっかり釣り人がいます。トロやトロ瀬は空いていてそこでやろうとなりかけましたが、deibuの昨日の感触から瀬が良いと思いこんでしまい、また朝からトロは頭に無かったのでカヅ坊さんと川漁師さんに無理を言って、少し下り瀞大橋上流右岸の瀬に行きました。(結局はここでスタートした方が好釣果になっていたかも)後ろに猿や鹿の視線を感じながら瀬脇を探り1匹目。元気よく瀬に入って行き掛かる泳ぎですが無反応。瀬で追いが出ません。なんで?カヅ坊さんは早々に見切りトロ瀬へ。そこで掛けています。仕掛け名人O村さん夫婦も来て瀬を探りますがおとりが代わっても次が来ず。
昼前に移動します。ここでは2匹だけ。島津へ行くと誰も居ません!瀬落ちからのトロに沢山の釣り人。瀬は出ないようです。朝入ろうとした場所へ入ります。水面は鏡ですが押しは強く完全な泳がせは難しいところ。しもの釣り人がポンポンと掛けます。こちらはヘロヘロのおとりで苦労しましたが1匹掛けておとりが代わると掛かりました。それでも入れ掛かりには程遠く最後に誰もいない瀬で2匹掛けて都合11匹で2日目は終わりました。
鮎は十分居ると思いますが非常にシビアです。釣りたておとりのひと泳ぎ目で良いコースを取れば簡単に掛かりますが、それで来ないと次は中々相手にしてもらえません。泳ぎさえすれば掛かるのに。大河なのに繊細な釣りをしないと数は出ず。土曜午前は北山攻略!と思っていたのに。そんなに簡単ではありません。