揖保川 8月7日、8日 シマノジャパンカップセミファイナル西日本大会参戦
竿:シマノ 競スクデットtypeR9.0NS ソリッド穂先0.75mm トリプルフォース荒瀬9.0 標準穂先 空中糸:フロロ0.8-4.5m 上付糸:フロロ0.6-30cm 水中糸:複合メタル0.08 北越 乱 4.0m 下付糸:フロロ0.5-20cm 手尻20cm 鼻カンハリス:1.0号-24cm 鼻管:オーナーチューブ7.5mm 両編込み(PE0.6)移動式 サカサ:オーナー白一体2号 ハリ:がまかつ凌駕7.5・バレン8.0 3本 ハリハリス:オーナーザイト ソフト1.2・1.5 オモリ 1.5〜2.0
【7日の下見】 今回は色々教えてもらっている岩井さんと下見をしよう、ということになりました。トーナメント経験豊かなベテランですので心強い限りです。
木村おとりさんで待ち合わせ、まずは住宅前。(Bブロック)少し遅れて岩井さんと同じクラブの河合さんも合流され心強さUP!瀬肩付近反応あり。中間はやや薄い。エリア下限手前の瀬が開いた所は好反応。本番で水位が下がれば左岸際は勝負できると判断しました。
次は消防署前。(Aブロック)島名人が下見中。ここではおとり配布場所前付近が反応あり。瀬落ちの深瀬で河合さんが連発。ここが当たればその2か所に絞ります。A,Bエリアは平均22〜23cm以上のデカ鮎です。
お昼休憩後は佐野の瀬。(Cブロック)ここは前回の下見で一番掛からないと感じたところ。瀬落ち付近で追加放流らしき鮎がポロポロ。狙おうと思っていた下の瀬はエリア外でここはシビアな戦いになる予感。
最後は龍野橋。(Dブロック)おとり配布場所が橋下流の右岸です。橋下流はまだやっていなかったので橋下へ。瀬落ちで岩井さん入れ掛かり。これは夕食みか?トロ場で良く掛かっている。橋上流は、深瀬はイマイチで橋少し上の付近が好反応だったようだ。橋下流付近の瀬もポツポツ掛かっていたのでここでの狙い目は橋付近とおとり配布場所下流のトロ。
夜は道の駅で同じ鈴鹿のトーナメント達人Kさんも合流。ビール片手に色々作戦を考えながら皆で過ごす時間はほんと楽しいです。道の駅の隣に「ふれあい会館」という市の施設があって、りっぱなお風呂が300円で利用でき助かりました。明日は4時起き。良い一日になりますように。
さて大会当日。参加者は40名になり全国へは15%の6名勝ち上がりです。有名選手が沢山いて緊張感が高まります。 大会は1試合90分を3試合行います。4つのブロックのうち必ず3ヶ所違う場所に入ることになります。入川抽選は封筒に入ったゼッケンです。ここに3試合分のブロックとそれぞれの入川順がプリントしてあり、入川順によるハンディが無いように考えられています。試合ごとにメンバーも入れ替わり、極めて公平な方式だと思いました。と言うことは実力が試される、運だけでは勝ち上がれない試合です。
deibuのゼッケンは第1試合住宅前のBブロックで5番、第2試合は佐野の瀬のCブロックで9番(最悪!)、第3試合は龍野橋のDブロックで3番となりました。
第1試合おとり配布は瀬肩付近。先におとりを配布してその後一人10秒置きにスタート。追い越しはOK。少し時間を取ってホーンを合図に同時スタートです。岩井さんがここでは1番くじで下流限へ。deibuは反応が良かった瀬から。随分水位が下がっています。中ほどへ立ちこみ2号おもり装着で早めの1匹を掛ける作戦。下見3回でこれが全て出来ていたからです。それに水位が下がり、竿が出しにくかった左岸寄りも今日は攻められるのでそこで必ず取れる、と考えました。すぐは反応出ませんでしたが、10分ほどでギュンとケラレ。これが大きかった。掛けられなかったのは最悪ですが、それ以上に「やはり反応はある」、と考えてしまいここでおとりを2匹ともダメにしてしまったのです。 下流では、中間の瀬では反応が薄いようですが、下流限付近は良く竿が曲がっています。なにもできず90分が終わり釣果なし。トップはN野さんで込6匹。Y水さんが込5匹で2位。ここは昨日の下見もまったく同じ時間でやっていたのである程度掛ける自信があったのですが。昨日は曇りで気が付きませんでしたが、今日は晴天で朝は川に日が差していませんでした。アパート前が一番早く日が当たり出し、同じくして鮎も掛かりだしたように感じます。「朝日が早く当たる場所から釣れ出す」は良く言われている基本事項ですよね。かなりショックでした。deibuが攻めていた付近でもおもり無しで丁寧に攻めた方は掛けていました。下見で散々攻められた後を、おもりで飛びつき鮎を探したのが間違い。あと驚きはこの試合ではなんと実測28cm!が上がっていました。試合が終わる度に選手入替のために本部へ戻ります。皆情報交換に必死です。
さて次は問題のCブロック佐野の瀬です。入川順も10人中の9番。できれば瀬落ちへ入りたい。皆そこへ集中するかと思いきや瀬肩付近に陣取る方が多い。岐阜のK全名人もそうでした。この付近は下見の時は高水で右岸寄りの手前しかチェックしませんでしたが、石色悪く捨てていました。でも結果K全名人が込み7匹でここのトップでした。deibuは下流限付近に入りました。ここではデカ鮎は掛かってないのでスクデットに乱の0.06、背針という仕掛けで挑みます。おとりが馴染んでもあたりが出ません。一度ゴミがひっ掛ったと思い寄せるとチビ鮎が!ゴミと一緒に上がってきました。貴重な1匹。K全名人以外はほとんど掛かっていません。残り10分。一番きつい所でやっと当たり。しかも予想外の22cmほど。慎重に取り込んでタイムアップ。検量へ戻る際にK全名人がやっているところを見るとやはり石が綺麗でした。第2試合は込み4匹。
第3試合の前に短いお昼休み。お弁当を頂いて最後に試合に臨みます。途中経過で河合さんが5位!第1試合はAブロックで3位、第2試合はDブロックで下見のポイントに入りトップ!運命の第3試合に挑みます。高橋名人がこの時点で7位。5匹掛けて7位です。シビアさが分かりますね。
第3試合は高橋名人も同じブロックです。ここは入川順が3番目。先の試合ではトロで釣果が出ていました。昨日の下見でも良く掛かっていたので瀬を捨ててトロを選びました。泳がせは得意ではありません。どちらかと言うと泳がれ釣り。しかし1匹目は早く掛かり、その後もポツポツ掛かります。6匹掛けて込み8匹。今までの試合を考えるとまあまあかも。しかしdeibuが釣れる時は他の方も釣れるのです。トップは高橋名人で込10匹、他9匹が3名も!下見では掛かっていなかったチャラで掛かったそうです。底バレが2回あったのでそれが取れていレバ。「タラレバ」は言えません。これにて初のセミファイナルは終了。
見えた範囲で釣果を上げていた選手は皆共通して非常に丁寧に釣っていました。バタバタしたり強引な釣り(自分)ではシビアな戦いを勝ち抜けません。もっと色々な状況に対応できる引き出しを増やさなくては。もう一度やり直しです。
【今回の反省】 @下見増水時の釣り方を平水になってもやっていた。それに気づき頭を切り替えるのに時間がかかった。 A釣りが荒かった。特におもりの使い方が未熟。 B第1試合のぼうずは絶対だめ!をやってしまった。 C道具と仕掛けの選定を間違った。(Dブロックではスクデットにチュウブラー穂先、ナイロン0.25などの方が良かったように思う) D90分の試合組立に慣れていなかった。
【良かった点】 下見は都合3日間行い、ポイント確認はしっかり出来ていた。第3試合では下見を活かしたポイント選択である程度掛けることが出来た。
【総括】 やはり普段の釣りから1匹を大切に丁寧に釣ることを心掛け、それをくせ付けないといけません。しかし地方予選とは全く違う大会でした。良い経験になったし、大会がなければ来ない川、会えない名人たちと同じ時間を持てたのは有意義でした。 翌日のテスター大会では島名人が優勝。関東のセミファイナルでは今季圧倒的強さの小澤名人がトップだったそうで全国大会では小沢兄弟、島名人、高橋名人、それに今回圧倒的強さだった中国地方の実力者君野名人などが絡み非常に面白そうですね。そう考えるとそんな場所に入るにはまだまだ実力が及びません。負けて当然。精進あるのみ! |
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