今週は月曜がお休み。単独で土日に散々叩かれたであろう熊野川へ。熊野川へ通ううちに色々改善点が見つかってきます。まずは帰りの運転が眠くて辛いので前の晩から乗り込むことに。20:30に鈴鹿を出発。のんびり走って浪花統八さんの前の道の駅には23:30頃到着しました。ビールを1本飲んで就寝。6時までゆっくり寝られるので楽です。 5:30に浪花のおやじさんが竹ぼうきで掃除をする音で目が覚めました。これは楽です。ゆっくり朝食を取り川を見るとダムの濁りもすっかり取れて綺麗な熊野川です。おとりと今日の発電放水予定を聞きます。「浪花統八」さんって屋号かな?と思っていたんですが表札がそのまま「浪花統八」さんになっています。フルネームだったんですね。ここのおとりはいつも文句なし。あちこちの河川へ行きますがトップクラスです。浪花さんに教えてもらったんですが、発電放水もテレホンサービスがあったんですね。それ(0120-201-914)によると今日は9:00に16t、その後段階的に増えて11時に最大の75tです。水位で言うと場所にもよりますが概ね30〜40cm増えます。朝のうちはなるべく沖を探ってみるのがセオリー。増えたら手前です。ちなみに降雨による放流は0120-302-425で聞くことができます。 さぁて、何処へ入ろうか?とりあえず三和大橋まで行こうと出発。浪花さんから少し走ると道路が左にカーブする所で正面に良い瀬が見える場所があります。鎌淵の瀬の下です。以前ハルさん達と見には来ましたが竿は出さなかったところ。とりあえず見てこよう。行ってみると石色は良い感じ。水位が低いのでこれなら出来そうです。まだ7時前。ダメなら移動すれば良いのでやってみます。上のトロから平瀬が100mほど続く場所ですが、終盤に馬の瀬があります。その周辺から探ってみましょう。 釣り人の足跡は沢山あります。すねほどの水深の馬の瀬の中で少し深くなっている筋に入れ、落ち着くとすかさず当たり!様子見のためイニシアの6.75を使っていたので慎重に、しかし場も荒らしたくないので下がらずと耐えていたらロケットです。まあ掛かるのが分かったので針をバレン8号3本錨にして再度流れに入れると掛かりました。18cmほどの良い鮎。しかしやや待たないと掛かりません。それに1級ポイントでも小型が掛かってくる。当然ですが土日に触られているようです。 熊野の場合、前に出ながら川を横に探ります。掛かればその上下を探り、当たればその筋を重点的に攻めます。瀬全体に掛かれば良いですがまずそれは期待薄。広い瀬のどこかにある入れ掛かりスポットを探せ、探せ!です。今回は馬の瀬の向こう側に反応が良い所がありました。最初に黄色い良型が掛かったので期待大。このころ上流でブルが動いているようで濁りが入ってきました。熊野川、北山川はジェット船が通るエリアで水位が下がってくると航路を確保するため大きなブルトーザーで川の中をひっくり返して掘り下げます。作業は水位が低い朝のうちにやるんです。これをすると当然やった場所は白川で当分駄目。その代り垢腐れ気味の時はそこが新垢付いて入れ掛かりになる場合もあるそうです。今回はそのうっすら濁りが吉と出たのかスイッチが入ったように入れ掛かりになりました! 丁度その頃ヒデVさん合流。なぜここに居るって分かったの?「見えた」そうです。この頃がピーク。掛かる鮎も18〜20pで22p級が混ざる感じ。こんな状態の瀬が2人で貸切!どうなるかと思いながらしばし入れ掛かりを楽しみました。 少しづつポイントを上にずらしながら攻めていくと段々深くなってきます。膝程の水深の所で良く掛かったんですが、又下程になると追いが悪い。同じように見えても瀬の中の駆け上がりで良く追ったんですね。9時を回って水位も少し上がりそれ以上沖は大変。瀬肩付近では当たりが遠くポツポツ。10時過ぎまでここでやって、丁度目標にしていた40匹を早くも達成!熊野川のキャパシティを実感させてもらいました。 次は前回楽しんだ音川尾頭前の瀬の右岸へ。ここは失敗。ここでブルが川を掘っていたようです。やりたかった瀬の上はまっ白。その下の瀬も薄っすら泥かぶり状態。小型が2匹ですぐに見切り。 ヒデVさんは小船へ。deibuは欲を出してまた新規ポイントを探しに行ってみます。漁協のサイトで見た「小鹿の瀬」を見に行こう!川へ降りる道を進むとなんと本当に小鹿が!夜は良く見ますが昼間もウロウロしてるんですね。これは幸運の小鹿か!しかし「瀬」らしきものはほとんどなくUターン。前回できなかった「鎌淵の瀬」へ。大きなトロ尻にびっしり石が入っているのが道路から見える場所。昼食を摂っていると激しいスコール。全然寒くない雨に濡れてゆったりとトロ場を楽しもう!オモリ無しでスーッと送り出すと反応があるものの掛かりません。オモリを付けて再度。ギューン!水深があって流れも結構あるので底に入っていなかったようです。ポツリポツリですが掛かってくれます。ここでは針に悩みました。身切れ4発!今回仕入れてきたヤナギに替えるとケラレて掛からず。意外に小さめの3本辺りが良いのかも。今度は一角の太い奴で試してみよう。ここは上に大きな淵があるので鮎の補給は問題なし。フワッフワッとさせていると、モソモソッ ギューンっと当たってくれます。水深があるので引きまくり!4時までやってここは18匹。サイズはバラバラでした。合計60匹。何と言っても朝の40匹が最高でした。シーズンでも1回あるかないかの気持ち良い釣りができました。 今回は今シーズン過去3回の熊野川北山川釣行であった問題点をカバーしようと色々考えて臨みました。竿はシマノトリプルフォースの急瀬。熊野川にはこれ以上ないアイテム。仕掛けは熊野川スペシャルを製作。天井糸フロロ0.8で遊動無し。先端をチチワにして水中糸編込み部分に無精付け。上付け糸無し。水中糸は乱0.06を5m、目印4個をオトリから3〜4m程の位置にセット。下付け糸も無しにして鼻管仕掛糸をナイロン1.0、80cmでこれもチチワを水中糸編込み部に無精付け。これはオモリ常用のため引き抜き時のトラブル防止と掛かった瞬間のパワーを受け止めるクッションを考えた物。これで熊野川で初めて一日一つの仕掛けでトラブルなく使えました。針は市販のヤナギを用意してきましたが、1回使用しただけ。今回のポイントは比較的石が小さく前回ほどの押しも無かったので錨の方が掛かりが良かったです。しかし身切れは計7回。朝の瀬も水深が浅かったので抜きやすかったですが、前回の瀬のように水深があって押しが強いと苦労したかも。抜くタイミング、堪えるか付いて下がるかの判断が出来ていない。次回は以上の点を注目することと小さく太い3本錨を試してみよう。でも面白かったなぁ・・・ 熊野川最高です! |
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熊野川 2010年 8月30日 |