まず竿ですが、道具の中では一番重要と考えます。竿を変えたことによって釣りが随分変わりました。現在所有の竿と過去に所有した竿の使用感を示しておきます。
使用中 SHIMANOラシュラン H2.5 8.5 2024.5〜
使用中 SHIMANOスペシャルバーサトル H2.75 9.0ND 2022.5〜
使用中 DAIWA銀影競技ショートリミテッド T80 2023.5〜
使用中 DAIWA銀影競技タイプS H90・W 2023.5〜
使用中 SHIMANOスペシャル競FW H2.6 90 2023.5〜
※クリックすると使用感を展開します。
使用済 DAIWA 銀影AIR Tテクニカル9.0 2021.5〜2022.10
ダイワマスターズ出場資格条件変更の為購入。狙い通り初期の長良川にバッチリだった。予選トップタイ、決勝3位タイの成績を残せた竿。さらに上を目指すためにバージョンアップしたので手放す。
使用済 SHIMANO競FW H2.6 9.0NA 2019.5〜2022.10
メインの竿でした。前モデルより優等生になった感じで、何の不満もありませんでしたが、優等生すぎて竿のキャラが弱まった感じでした。
使用済 DAIWA 銀影AIR TH8.5・E SMT(ソリッド:ハイテーパー型) 2017.5〜2022.10
熊野川や長良川中央でおもりを使って扇状に広く探る釣りをしたかったので、先調子の強い竿をチョイス。初めてのAIRシリーズでしたが、マスターズブロック大会では予選時最高釣果も出せたので、このランクでも十分だという結論ですね。
使用済 SHIMANOスペシャルバーサトルH2.75 9.0NY 2015〜2021.10
2022年に新しいモデルになり、2世代前のこの竿を処分して更新しました。主にサブとして携行していたので出番は少なかった竿です。いつでもどこでも大会でも使用できる万能竿ですね。
使用済 SHIMANOラシュラン NP 2016.5〜2020.10
自分の中では銘竿です。他の竿にはない独特な引きやすさ。掛かってから竿をしっかり曲げて対峙する楽しさ。フラットで押しが強い流れの中の小さな変化をとらえて、気配を感じ、おとりを留まらせて掛ける瀬釣りの醍醐味を与えてくれます。一番マッチする北山川が最近不調で行く機会が減ったので手放しました。このニューモデルが出たならまた所有してしまうでしょう。手放してちょっと後悔しているかも。
使用済 SHIMANO競FW H2.6 9.0NF 2016.5〜2018.10
3シーズン、メインロッドとして使用しました。自分には穂先が硬かったので、別売のソリッド穂先を付けて使用していました。バイクで言えば高回転を維持しないといけないレーサーマシンのようで、集中して使えば応えてくれる竿です。なので普段の釣りではシビアな感じがして疲れます。2019年のモデルチェンジで、やや先調子になり、頭が柔らかくなったと聞いたので買い換えました。
使用済 SHIMANOリミテッドプロ パーソナルスペックRS9.0NF 2015.5〜2015.10
初めてのシマノ最高峰リミテッドでしたが、2回も折ってしまい、一度は折ったおかげで大会に優勝するという幸運にさずかり、最高級竿はどうも自分にそぐわないのだな、と感じて手放しました。しかしながら超先調子でパワフルなこの竿は、繊細かつ大胆に攻めるには最高の竿でした。特に穂先をパワータイプに替えただけで竿が変わったと感じるくらいにパワフルになり、北山川の押しの強い流れから入れ掛かりで良い鮎と対峙し、殿堂入り釣行となった時の感激は今も忘れません。とても良い竿でしたが、やはり先調子は引き難いと感じた竿でもありました。
使用済 SHIMANOスペシャル小太刀RS-tuned80 2014.5〜2015.4
メインに使用している競RSより細く軽いので、より繊細な操作ができるかもと期待して購入 しかし使用してみると競RSの8mバージョンと言うよりも小太刀のRSバージョン(小太刀RS-tunedなのだから当然なのかも)なので、調子が思っていたよりも胴に近い感じで、RSらしいピンピンの先調子感が感じられませんでした。なのでどうしても競RSの短い版と考えていたことに対しての違和感が強く1シーズンで手放してしまいました。短竿は欲しいですが、その場合は普通の小太刀か、先掛FWシリーズが良いかもしれませんね。
使用済 SHIMANOスペシャル競RS type-R(H2.75) 9.0NI 2012〜2014
愛竿ラシュランもパーツが無くなりそうなので買い替えをしました。新しくなった競FWは特に興味が有りましたが、どうもH2.75の方がしっくりくる感じです。好みで言うと新しいFW調子ならH2.75とH2.6の中間位が欲しかった。ここで迷いが出て以前から一度は持ってみたかったRSも候補に上がり、今までの自分の大会での結果なども考慮し、ソリッド専用竿を一度使い込んでみようとなりました。
使ってみた感想ですが、H2.75のタイプRですがパワーが凄い。自分としてはやや強すぎる感じで、特に掛かってからの抜くタイミングが若干取りにくい。竿のパワーで溜めているといきなり水面を割って飛んでくる感じがありました。慣れが必要なことと、もっと曲げて使うのが良いのかもしれません。この竿のハイライトは操作性です。狙った石が有るとFWはその横を高い精度で通すことがし易い竿、RSではその横で留まらせて尾を振らす、といった操作がし易い竿。上飛ばしの時でもRSならおとりにアクションを付けやすいです。但しFWと比べると自重の差は少ないものの持ち重り感の大きさは否めません。RSは釣り人をずいぶん助けてくれる竿ですが、より集中して使用することでその真価を発揮するようですね。また、タイプRでも大型おとり(22cm前後)の操作性はスクデットにソリッドを付けていた時より随分上がっています。瀬はRSの得意とするエリアだと思いますが、掛かったらパワーを活かして速攻で仕留めてしまうような釣り方が合うのかも。好みで言うならパワーをあと2割落としても良いから2割軽く、細身の竿ならより初期の大会で威力を発揮するのではないでしょうか。
使用済 SHIMANOスペシャルバーサトルH2.75 9.0NB 2011〜2014
11年購入 バーサトルは一言でいえば非常に良く出来た竿だと思います。1本しか所有できない!となれば迷いなくこれですね。
自分がこの竿を使うシュチエーションで想像していたのは、熊野、北山川や長良川中央区、神通川などの水量豊かな河川で、掛かるとともに竿を根元から曲げてくれるような鮎と対峙する時をイメージしていました。使ってみると、まさにそのイメージにピッタリで、強い流れ、強い鮎でも安心して使えます。「掛かるまでは操作性の良い先調子」「掛かってからはしっかり受け止める胴調子」の鮎竿の理想を高いレベルで完成させていると思います。
タメと抜きに関しては、例えばFWでは良型が掛かると竿を曲げていると掛かり鮎が抜けずに近寄って来ますが、バーサトルは曲げていれば23、24cmの良型でもしっかり抜いてくれます。しかも操作性はこの胴調子に有ってもかなり高いレベルだと思います。極限の大会でも、軽量競技系の竿にも十二分に渡り合える実力が有ります。そのキャパシティの広さがバーサトルのハイライトかと思います。
「引く」という部分ではラシュランには及びません。引くには胴の張りがやや強く感じます。おもりを付けたり、瀬の中で止めたりして攻める方が合っていると感じます。カラーは地味すぎるほどなので、古さを感じにくく長く使うには良いかもしれませんね。色々な河川に行き、競技も出るし、初期から終盤まで釣りをする、こういった使い方をされるならおススメですよ。
使用済 SHIMANOスペシャルラシュランH2.5 9.0NE 2008〜2011
08年購入 しなやかですがブレません。おとりを「しっとり」引ける竿です。この「引ける」感じは他の竿には無い独特なものです。機会があればぜひ試してください。野鮎の気配を感じます。この竿を使うようになって今まで攻めなかったポイントも攻めるようになり、同じポイントでも細かく探れるようになりました。22cmを超えるようなおとりになると少し引き難く感じます。引く時は鋭角になればなるほど引きやすく、鈍角になると振れが大きくなって掛からなくなります。おもりは2号程度までなら使いやすいですが、硬めの竿に付ける時よりワンランク小さいおもりでも随分引きやすくなります。通常の仕掛けよりも水中糸を長め(4〜5m)に取る方が良いです。目印はうんと高めにセットします。(ほぼ水中糸の最上部近く)胴調子なので大アユもあしらえますが、瀬から抜けるのは22cm程度までと感じます。持ち重りがすると言われますが自分はさほど感じません。天然遡上が掛かり出し、広いザラ瀬や早瀬を広範囲に攻める時に使っています。石が大きいところでは水中糸が石に擦って使い辛いです。 |