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 年々竿仕舞いが早くなり、初釣行は遅くなっているのに、感覚的にはオフシーズンが年々短くなっている気がする。これが「老い」なのだろうか。
 昨年は後半仕事も忙しく、ホームページの更新も滞ってしまった。時代は完全に求める情報は短かくて早い動画で得るようになり、旧態依然のホームページ釣行記に需要はあるのか?と考えますが、ついに60代に突入した自分の「老い」防止のためにもなんとか頑張って今シーズンも鮎の「追い」を求めた釣行記を続けたいと思います。「追い」を求めて「老い」にあがらう。

今シーズンの課題と準備
 竿を1本追加しました。各メーカーの大会が竿縛りになって大変です。シマノエアロドライバーとダイワ競技Aを検討して、エアロドライバーは昨年ラシュランを購入したので見送り、ダイワ競技A H90をオーダー。初めてのAです。まだ手にしていませんが、「パワーアップしたA調子」と言うことだけで決定です。最近は竿の生産数が少なくて、展示会でオーダーしても売り切れ!なんてことがあるので情報だけでオーダーです。高い買い物なのでこの状況は何とかしてほしいですね。シマノでは「Gクロスプロテクター」が採用されてから軽量竿の強度的な安心感が随分上がったと感じたので、競技Aもそこに期待しています。

 今シーズンの課題ですが、自分の釣り方をはっきりさせようと考えています。大会に出るとあれこれ考えて、仕掛けも針もそして釣り方までも種類がどんどん増えていく。そしてどれを選択するかを迷う。ここで迷っているとどんどん迷走する。迷うのは川に立って、反応を見てどう動くか、を迷い考えるのが正解と思えてきました。大会に出て結果が出るようになっていた頃は、糸は乱の0.06、針は一角7.5号4本錨のワンパターンでやっていた。それでいいのだ。仕掛けはパターンを極力絞り込み、後は川に合わせて自分の釣りがやりやすい竿を選ぶようにしよう。

 そこで肝心な「自分の釣り方」ですが、とても難しいですよね。川相も鮎も同じはない。どんな川相でもどんな鮎に対しても不偏なスタイル、考え方ですね。自分の理想とするイメージは、おとりの鼻先をピンセットでつまんで細かく操作する感じです。基本穂先は流れに対しておとりの直線上に置き、角度は寝たり、直上だったり、後ろだったりする。どの位置でもおとりを引っ張ったり、逆におとりに引っ張られたりしない状態をキープする。これが理想です。

 昨年の釣行での印象的だった出来事。9月、郡上の丹羽おとりさん上のスロープ下の瀬でした。G杯の下見とG杯決勝でその瀬を釣りました。下見時には右岸瀬肩にご高齢の釣り人がお一人いて、見た目2.5号以上あるようなでっかいおもりを打って下竿で瀬を釣っていました。その方がポツポツ掛けるのです。やや減水気味でしたので、そのおもりは明らかに大きすぎに見えたのですが、沈んだおもりの後ろでふわふわするおとりに反応していたのか。下竿なので掛かると大変そうでしたが、更場でもない瀬で反応を得られている。そしてG杯決勝時。この時も対岸にお一人。瀬の中間で小さい棚がいくつもあるポイントで、その棚を探っています。石に腰かけて竿も糸も立って棚の中をウロウロさせていました。その方もデカいおもり!棚の落ち口ギリギリをデカいおもりでキープしていました。こちらは決勝スタートして幸先よく3連発したもののその後少し沈黙しましたが、その間にその方は4匹目を掛けて逆転されました。両日ともにデカおもりを使うことで瀬の中、棚の落ち口ギリギリでおとりがフリーに泳いでいる状況が出来ていたようです。

 それを見てからのシーズン後半。長良中央戸田裏では常時おもり使用。普通サイズですよ。深瀬を攻めるときにおとりが自力で泳ぐシグナルを手元に感じる「マイナス感度」を求めてやっていました。強い流れで石裏に入った時とも違うそのマイナス感度が得られたらそれをキープする。すると高い確率で追いが出る。先調子の竿にソリッド穂先だとそのマイナス感度は分かり易い。ですがプラス側の時はソリッドよりチューブラーの方が分かり易い。それが今の競FWではチューブラーでどちらの感度も高いレベルで得やすい。竿が進化しているので釣り方も変わりました。

 「マイナス感度」を感じ取って攻める釣りを意識し出した頃に、有岡名人がタイプSを使って釣っている時の考え方が一番すんなりと腹落ちしました。「ゼロテントレース」が自分の理想だ!そう考えてタイプSを購入した。ですが竿を変えただけで結果が出ることは有りません。Sを使いこなせない。結局一番しっくりくるFWをメインにしていました。

 そして今シーズンの準備段階で昨年のマスターズを記録したマスターズブックを読みました。その中で一番印象的だったフレーズが、有岡名人の釣りを「おとりを押す」と表現している部分でした。糸ふけを使って泳がせる、の先を行ってるこの考え方が、なにかモヤモヤした釣り方の答えを出すヒントになりそうです。自分の釣りでもうまく操作できた時にはこの「おとりを押す」感覚があります。おとりが自力で泳ぐシグナルを手元に感じる「マイナス感度」と自分は今まで表現していました。水中糸の角度に関係なくこの操作イメージが掴めれば絶対に釣果は上がる。今シーズンは「押し活」です。
 

   2025年鮎シーズンの課題と準備 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
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鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
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