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 大会当日。受付4時半、5時半おとり配布、6時スタートです。参加者はシード含めて48名、ここから4名が全国切符を手にできます。全国出場経験者が14名、中日本はいつもハイレベルな戦いです。
 抽選は上流Aエリア24名中で15番スタート。ボーダーは時速5匹は必要と見込んで込み22匹を目指す。薄曇りで危惧していた放射冷却による冷え込みはなくて、朝からある程度活性はあるでしょう。
 目指すはふれあい橋上流のトロ瀬。先行する野倉さんが降りていきましたが、その上の瀬へ向かったので狙っていたポイントに陣取ることができた。下流瀬肩に2名。スタート時上下50mは空いていました。ここがダメなら下ってふれあい橋下流の深瀬、さらに下流の不動橋下のトロ瀬で、あくまで水深がある流れに的を絞っていました。
 6時、時計を見てスタート。おしり位迄立ちこんで最初から左岸の早い流れにおとりを入れる。目印は竿節2本目以上でベタ竿。なかなか落ち着いてくれませんが、ソリッド穂先に全神経を集中して流れにとどまらせる。10分ほどでやっと1匹目。白いビリです。こういうのが追われやすい良いおとりになる。大石が点在する流れは必ずおとりが落ち着く流れがあるのでそれを探って、留まったらそこで待つ。イメージ通り掛かった。鮎はまだ黄色くないが、サイズがばらばらで継続して掛かる。ここはしっかり鮎が居るなと判断できた。上下10mほどを行ったり来たりして順調に追加していった。
 下流の瀬肩付近は思ったほど掛かっていない様子。瀬肩付近、右岸側は垢がしっかり残っていたが水深があまりないので朝は厳しいと予想していたが思った通りだ。狙うなら後半や決勝の時間だろう。自分の見立てが間違っていないことを確認することも試合中は重要だ。上流の瀬では野倉さんが順調に掛けている様子。瀬も良いのだな。上に動くのも有りだな。
 1時間経過で8匹は掛けたと思う。そこから少し間が空いてきたので移動を考え出す。黄色い鮎が掛かり出したら少し上の垢が薄い流れに突進しようかと移動のタイミングを伺っていたが、更に際を通したり、待ちや強引な引きを意識するように変えると入ったポイントがまだ釣れ続く。更に一般の釣り人2名が野倉さんの上流に入った。見えない下流へ移動するよりまだ追加できる可能性が高いここで残り30分やりきろうと判断した。
 瀬肩の選手が下のトロ瀬に上がってくると良型を掛けた。やっぱり垢が薄くても水深がある流れが良いみたい。7時45分、エリア交代のために竿を仕舞う。釣った数はよく分からなかったが、後で考えると多分16〜18匹釣っていた。
 移動時間が長いので小型エアーポンプを稼働してエリアセンターへ。センターまであと10mのところでホーン。待っていた選手が一斉にスタートする。出遅れたが、予想通り下見で反応が良かった石碑より下流へ向かう選手が多い。神手橋たもとへ向かう選手が少なかったのでここから入ることにする。
 橋下流の瀬が落ちた深瀬の一番キツイ流れを狙いたかったので右岸へ渡りそこへ。瀬落ちの白泡へ前半掛かった一番デカいおとりを滑り込ませるとドーン!一発でまっ黄色の22pが掛かった。狙い通り!と鼻が膨らんだが、まだ垢が薄いのか次が来ない。いい感じで流れにとどまり掛かるしかない感触で掛かった!白いビリ。こりゃダメだ。
 下流の右岸を狙う選手は掛けている。まだ残り垢狙いが正解のようなので、そこから少し下がり、川の中央、強い流れにギリギリ立って右岸を狙う。更場みたいな気配ムンムンからのガツーン!で良型まっ黄色が掛かり出した。ここではやや強引に石横や上を引き上げると好反応。一角でバレもなく前半ほどではないものの順調に加算できた。予選終了。残れたと思ったのでセンター下流の流れを見ながら戻ったが、豊年橋下流は狙いどころが少ない。行くなら上流だ。検量の結果、込み30匹、1455gでAブロックトップでした。Aブロックボーダーは22匹で確定でした。

 1時間ほど休憩時間が有ったので残っていた堅いおむすびを1個喰らう。腹が満たされない。ふれあい会館横にできた産直販売所で軽食も売っていたのでピザ350円を頼む。馬瀬のトマトとチーズデロデロのピザを1枚ペロッと喰らう。更に!応援に来てくれた和人君がそこで買ってくれた出来立ての馬瀬のお米のおむすび2個を喰らう。充電完了。どんだけでも動けるぞ。

 さあ、あと一つで目指す全国だ!Bエリアトップの山口君とじゃんけん。勝って1番スタートです。どこでも好きなポイントに入れる権利を手に入れた。目指すは不動橋下流。道中、ふれあい橋直下から始めるか、水泳場上の瀬肩付近に陣取るかよく川を見る。瀬肩付近の石色も魅力的に見えたが、予選終盤の感触からも水深があるところを優先してふれあい橋直下にスタート位置を決めた。ふれあい橋より上流に選手の姿はない。
 すぐ下流に若くて機動力のある斎藤君、その下岩盤に山口君、瀬肩に加藤君。左岸筋には誰も向いていない。運命の2時間開始。まずは手前の良い色の筋におとりを入れてみた。すぐに掛ったがバレた。追ってきた感じではなかった。気配も弱いので右岸筋におとりを入れる。10分ほどで黄色い鮎が掛かったが昨日、一昨日より一廻り小さい。反応も少ない感じ。護岸スレスレの筋を探っていく。掛かるが何か違う。
 橋直下から少し上まで良い色に見えたので引いていくが追いなし。これが痛かった。いい色に見えて終盤でも再度探って掛けられず。見誤っていた。下流の斎藤君が動いたので岩盤までやり放題。しかし残り物を探す感じで違和感しかない。こんなペースで全国はほど遠いぞ。動かないとダメだと思いながらここで時間をかけすぎた。
 さてどう動く?山口君は右岸筋を丁寧に探ってポツポツ掛けながら下っている。スピード感は無いが空白時間もない。瀬肩から始めた加藤君は瀬のガチャガチャへ下がっていった。瀬肩もダメだったのか?スタート時に狙っていた瀬肩が空いていたが、加藤君が捨てたポイントに入るのは得策ではないと考え、決勝は誰も触っていない左岸筋に動く。掛かるポイントは分かっていたのでダイレクトに狙うとすぐに掛かった。下見時より明らかに垢が付いてきた流れにおとりを入れていく。瀬肩付近は反応が出まくるが掛からない。チビが多いようだ。後になって考えればこのチビは引かずに糸を立てるべきだった。その時は冷静さが無かった。 今度は左岸際を引きながら上る。スパーン!と掛かるがバレ。どんどん引きあがって大き目の石廻りで4連発したが2匹バレ。ここにきて調子が良かった一角がバレた。右岸瀬肩まで釣り下った山口君は終盤にきてペースアップしている!こちらはしつこく不動橋付近をまた探っていた、何でまた同じところを探った?自分でも分かりません。
 残り10分。右岸筋の瀬へ行ってみた。シュパーン!いい鮎が簡単に追ってきた。連発。時間切れ。やっぱり下るべきだったか。そりゃそうだな。なぜ下らなかった?

 決勝結果は周知のとおり。優勝は谷川名人。予選後半戦で自分の上に入っていた。瀬だったが、開始直後は立ち位置から真上に泳がせていた。手前をきっちり探ってから瀬を攻めていたのが印象的。他の選手が踏み散らかしたポイントも見逃さず、そこを釣る技術もある。決勝時下流の準優勝の山口君は終始慌てることなく一つのポイントを時間をかけて丁寧に釣っていたのが印象的。後になって考えれば、自分も予選後半は狭い範囲を丁寧に手を変え品を変え攻めて掛けられた。その流れを活かせなかった。決勝になって飛びつきを狙ってしまっていた。いい勉強にはなったが。。。

 今までのブロック大会は無心に釣っていたら予選通過していた、という感じだったが、今回は予選開始後1匹目が掛かったときからプラン通りだと確信を持ちながら試合を進められた。予選後半も最初の狙いが外れた後も適切に動いて、そこに合った釣り方が出来た。その結果の予選トップで、川を読み、おとりを入れて確認し、考えながら釣ることが出来ていた。これは郡上の予選からできていた。なので決勝も勝てるイメージが持てていた。こんなことは初めてだったが、甘くはなかった。なのでめちゃくちゃ悔しかった。後悔はないが悔しいぞ!でもいろいろ学べたことも多いし、馬瀬川も楽しかったのでまた来年頑張ろう!
 
決勝の開始時立ち位置。1番スタートでどこでも入れる状態で選んだ場所。大正解ではなかったが、完全な間違いでもなかった。 掛かるには掛ったが、どうも違う感じだなと違和感を感じた前半だった。

   7月 24日 ダイワマスターズ中日本ブロック大会 馬瀬川上流  

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
大会エリア 41匹 AIR TH SMT 8.5 フロロ0.8−4m 無し MステージEX007号-5m フロロ0.4号-15p
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ0.8-23cm 0cm 一角6.5、7.0号-4本 フロロ1.2 2号 6.0mm 無し