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※週末に同場所で大会があるので具体的な写真は載せていません。
 久しぶりの大会に参戦です。「第7回ぎふ清流馬瀬川アユ釣り大会」は翌日に行われる全国区優勝者が集う中スポ杯鮎釣り大会の参加者1名を決める予選でもあります。deibuもそのために出ます。なので目指すは優勝!
 金曜日の夜走り、高速が割引になる時間までPAで寝て、夜中に清見の道の駅で斉藤師匠の横に停めて寝ます。朝は寒いくらいです。大会出場はしませんが下見は付き合ってくれるということで斉藤師匠と一緒に大会エリアへ。自分の下見は、全エリアを見るようなことはできません。釣れればそこで楽しんでしまう!どんな傾向かを掴めればそれで良し!午前中はエリア下流部、午後は上流部を探って、午前、午後とも似たような感じで27匹でした。師匠は40匹近く。
 下見の感触は、鮎は大きい。21pオーバーも掛かり、丸々していて重い。引きすぎ厳禁、すぐ弱るし、何といっても反応が極端に悪くなる。下見時はまだ引水途中傾向で多少荒い釣り方でも掛かったが、水位が下がるほどにシビアになっていく感じがした。
相対的には水深があるタンクの上下、細かく言えばタンクの下流に鮎が多くいた感じです。荒い瀬よりも、大き目の石裏たるみ付近(たるみ内ではありません)で、底に石が多くフラットで、ある程度水深もあって、泳がせでは攻め切れないような流れがベストでした。色はポイント全体が明るめのベージュみたいな色合い。焼きそばソースみたいな濃い茶色い石も良かったですが、単発です。青白い流れは掛かりません。掛かれば白い鮎です。針は全6.5号で歩留まりも良かったです。
 そして今回の下見で一番良かったのは、中スポに出場する小澤剛名人の釣りを見学したこと。大会下見の人たちが散々触ったポイントでテンポよく掛けていたので少し見てみようと竿をたたんで近くで見学。大会だと選手はおとりを入れにくそうなところや、小さなポイントまで攻めていきますが、名人は誰もが攻める流れを普通に攻めています。それでも掛ける。皆が狙って釣れなかった流れで掛けるのです。釣り方は今更解説不要と思いますが、そのいつもの釣り方で掛ける!時速10匹以上のペース。それも撮影しながらです。目印も撮影用に巨大!これが撮影なしの本気モードになると!と考えると・・・
 10分ほどですが、見学して気づいたこと。釣れないだろうな、という先入観で一番いい良い流れ(更場で入れた時に狙う流れですね!)を見てしまい、そこを丁寧に釣らないことが多いな〜と気づいたのです。その後の下見はそこを反省して小場所は狙わず、本命筋を丁寧に探る釣りをしてみました。すると意外に掛かるのです。基本を忘れていた。これは大きな気づきでした。

 大会当日です。参加者は100名くらい。くじは29番。肉ですね。これはいいぞ!皆の下見の共通した意見は、おとり配布付近より下流エリアの方が鮎は濃い。自分もそう感じました。鮎も多いが選手も多い下流か。その反対の上流か。廻りの人の動きを見て決めましょう。おとり配布開始。やはり下流へ向かう選手が多い。おとり配布場所から近いところは入れそう。ここは上に淵があり、そこからのフラットな瀬です。前日の下見時には全般的に鮎は薄く感じたのですが、掛かるには掛かったのでここで勝負です。近いので大汗をかくこともなく開始を待つ。9時スタート。大会予選セオリーの時速3匹x3時間で9匹、プラス安全を見て10匹釣って込み12匹が最低ノルマとして課す。
 流れの中で待ちたいのですが、養殖おとりが落ち着かず苦労する。20分ほど掛かって石裏たるみで白い小型が掛かる。それをなんとか流れに入れて引かないよう注意して待つ。やっと色付きが掛かる。細い流れを両側から釣るので動ける範囲が劇狭!一段下がって広がった石色が良い平瀬を探るが掛けられず。狙いたかった流れの対岸選手が下がったのですぐさま移動。そこでポツポツ追加出来た。居そうな流れで引かないように注意して、待って掛かる。掛かれば50pほどずらしてまた繰り返す。3時間でノルマに1匹足らずの9匹でした。少なかったですが、そのポイントからは最大限引き出せたかな、という感じで満足感はありました。結果は予選最下位でギリギリ引っかかった!

 決勝は予選順スタートなので、他の選手の動向を見て場所を選びます。ほとんどの選手が下流へ向かいました。配布場所近くの流れには肩付近にお二人、下流荒瀬肩にお二人だけで、途中の平瀬は100m以上無人。ここだな。皆が見捨てたポイントですが、予選時石色が良いのに掛からなかったポイントが更に良さそうに見える。なぜ掛からないのか納得がいかなかったのでここを攻めてみることにして、ダメなら放浪の旅かな、と決めて水に浸かって開始を待ちました。
 朝より随分水温が上がった感じです。予選時は混雑でしたが、決勝では対岸に選手もいなくてじっくり攻められそう。13時半、スタートです。
 おとりを横滑りさせて狙った筋に入る前にドーン!とんでもない当たりで掛かった!

20pオーバーのまっ黄色です。(;゚∀゚)=3ハァハァ、たまたま居残りだったのか?

替えて入れるとまたすぐにギュルギュルドーン!(;゚∀゚)=3ハァハァ、開始3分ほどです。

これで確信に変わった。これは入れ掛かりパターンだ。元気おとりを引かないように引くとドーン!連発です。全部良型、まっ黄色!開始15分ほどで込み7匹になった。(;゚∀゚)=3ハァハァ、血が上ってきたぞ!これは完全に「キテル」!
 
 幸いにも上下の選手は近寄ってこない。下流には同じように良い色なのに反応が出ていなかったポイントが3ヶ所見える。そこを攻めていけば込み30匹くらいでぶっちぎり優勝か?と脳汁出まくりで妄想が膨らんでいく。しかしそのポイントも開始20分ほどで当たりが途切れた。チェックすると針だけ無い。当たりには気づかなかった。この時に針と掛かり鮎と運も全て逃げていったようだ。
 そこを攻めなおせば良かったのに、下流のポイントに下がった。しかし掛かったポイントも予選時は全くだったポイントなので、下流も同じならバンバン掛かると考えてしまいますよね。(試合終了時に高橋名人にこの行動を尋ねると「そら、行くわ!」と同意してくれましたが)一段下がってダメです。多分徐々に引きすぎていたのでしょう。
 後から移動してきた高橋名人はここで入れ掛かりしました。一段下がってダメならさらに下がる。この時はまだ誰もおらず、戻ることも出来たのですが、下流瀬肩の選手が徐々に上がってきたので、更場を攻めたいという気持ちが焦りを呼んで雑に攻めて下がっていったのです。これでは掛かりません。そこからは3匹掛けられただけ。
 結局良かったのは最初に立ったポイントとその一段下だけ。deibuが下がった後にそこへ入った高橋名人ともう1人の方が込み14匹で同数優勝でした。早掛けでの決定戦もそこで行われたので、deibuの決勝開始立ち位置に入った高橋名人が開始4分で掛けて優勝です。結果は込み10匹で6位タイくらいでした。
 結果として、決勝参加25名の中で一番いいポイントを選んでいたのに、それを活かせることができませんでした。ポイントを見る目が有ったのに釣りきる技術が無かった。廻りを気にせず、もっと集中できていれば。あと10分、最初のポイントを丁寧に探っていれば。一段下のポイントを引かずに攻められていれば。入れ掛かりが止まった時にチェックを早くしていれば。反省だらけ。まあ、久しぶりの大会で勝負に対する意欲も下がっていて、大丈夫かいな、と挑みましたが、そこそこ戦えて楽しかったです。商品に飛騨トマトも頂き嫁は喜んでいましたが。
 
 さて、週末はここでマスターズブロック大会があります。水位が下がってよりシビアになるでしょう。今回も前日の下見で魚影が濃く、くじ運が良ければ予選通過は固そうだと考えたポイントがありましたが、そこへ入った選手は全然だったという事実もあります。それを踏まえるとポイントありきで選ぶのではなく、その日、その時間で変化する川を見て、そしておとりを入れてみてポイントを判断するということが大切だなと改めて感じました。優勝の高橋名人は決勝開始はエリア最下限に入り、2匹、次に強瀬で1匹、そしてdeibuの上流へきて入れ掛かりです。時間と釣り方が合えば時速10匹はあり得る馬瀬川。参加される方は最後まであきらめずに頑張ってくださいね!「動く、動かす、チェックする」です。(自分が動く、おとりを動かす、仕掛けをこまめにチェックする、の意です。)
 
前日の下見もそこそこ釣れるので楽しい馬瀬川でした。 馬瀬の気持ちいいロケーション。
馬瀬川の鮎の寝床です。砂地でも朝は掛かります。 最強名人の釣りを見学。なるほど!午後、翌日の大会での釣りに活かせました。
瀬でも掛かりましたが、多くは釣れない。 真っ白でもなく、真っ茶色でもない薄明るいところがこの日は良かった。
水深がある程度あり、石が多く底がフラットで、上流にタンクがあるポイントに鮎は多い気がした。 奇麗な鮎ばかり。コケ食み放題のようでかなり太っています。おとりが変わったら養殖鮎より丁寧に!という感じが重要でした。
21〜22pも掛かります。浅いところでも掛かるので注意です。 こんな流れの瀬も、強引に引くと反応が極端に悪いです。でも丁寧に瀬の中を泳がせれば野鮎が反応してくれます。
掛かればドーン! 馬瀬へ来るといつも買う棒葉寿司。3個入って580円です。馬瀬小学校の少し上にある「喫茶たか」で生産、販売しています。ケイちゃんは黒石堰堤近くの「中田商店」で買います。小さいお店ですがビール、パン、ラーメン、食料品、氷も買えます。
やっぱり鮎釣りは夏が似合いますね〜! 優勝は高橋祐次名人。予選もトップでした。

   7月 17,18日 第7回ぎふ清流馬瀬川アユ釣り大会釣行  

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
大会エリア 27匹
17匹
シマノ競FW2.6ソリッド穂先 9.0 フロロ0.8−5m 無し Mステージ0.05号-5.0m ナイロン0.4-15p
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ0.8-23cm 0cm 全6.5号-4本 フロロ1.2 オーナー2号 チタンチューブ6.0mm なし