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 年末年始頃に、今シーズンの鮎製品カタログを見ていた時にはまさかこんな世界になるとは夢にも思いませんでしたが、なんとか自分の解禁を迎えることが出来ました。
 しかしこれが新しいスタンダードなのか?と考えると気分は晴れやかにはなりません。釣りや旅行に普通に行けることが幸せなのだとつくづく思い知らされました。
 自然相手の遊びだとどうしても自然破壊につながるような行為や事業を敵視しがちですが、そう思いながらも新しい高速道路や24時間営業の恩恵を当たり前のように受けて、化石燃料をたくさん使って釣り場へ向かっています。毎年大災害級の犠牲者を出す交通事故。車を無くせばゼロになることは子供でも分かることなのにできないのが人間です。
自分もとてもとてもエゴイストな人間でしかないので、今の状況を受け入れながら川で遊ばせてもらおうと思います。

 今シーズンは挑戦予定だった大会もほぼ中止。初めて大会参戦したのが2000年。当時は遊びの釣りがメインで、その延長戦上に大会がありましたが、今は大会ベースにシーズンが組み立てられているようなところも感じていました。大会がない今シーズンは当時の「鮎釣りに行くワクワク!」を思い出しながら楽しい釣りができたらな〜と考えています。
 そんな中での初釣行。解禁で混雑する河川はパスして、解禁二日目の大内山川へ。ポイントは「おとべ」。大内山は解禁暫くは上流部が釣れますが、水が少なく人が多いので、少しでも広々した下流部です。雨模様で到着した6時半時点では貸し切り。川色はイマイチに見えますがやってみなけりゃ分かりません。本命の瀬を取っておいて、少し上の平瀬から開始。今シーズンはおとりの位置とラインをより正確に操作できるよう目印のピッチを広めにして、一番下の目印はほぼ水中になるようなセッティングで開始してみた。しかしその目印をシラハエか何かが突っつくので、鮎の反応と判断がつかず、掛からないのに粘ってしまっていた。目印位置は考えどころです。1時間掛からないので瀬へ入っていく。入ったとたんにギュギュン!シーズン1匹目はエエ当たりで良い鮎です。少しずらすと4匹までバンバンっと掛かる。しかしそれで終わり。細かくしつこく探っても掛からん。瀬落ちの泡に入れるとスコーン!と掛かった。18p超えか?いい鮎です。ここは残っているのかも?勢い込んでトロへの流れ込みへ入れるとゴンッ!よっしゃ!ズーン!重量感たっぷりで深場へ走る。60p級のニゴイでした。立派なおとり鮎がもったいないのでなんとかすくえないかと粘ったが寄せきれず断念。9時ころまで5匹で一旦休憩。ハルさんがやってきて、同じ場所を攻めます。サクッと6匹掛けてきました。やりやがるな。鼻の孔広げて上がってきたので火がついてまた入る。瀬をやってみるが反応なし。瀬落ちからトロ瀬で2匹、朝のポイントへもう一度行って、ハルさんが言っていた「手前にエエのがおる」狙い。くやしいが確かに手前で掛かった。3時ころまでやって古仕掛けのせいで1回どんぶり、ニゴイにも1回襲われ残ったのが5匹。ギリツ抜けで終わる。夏は川漁師さんと一富士で中華そば喰って宮川内水面で下流年券買って、多気まで温泉入りに行って宮川下流解禁に備えます。

 一か八かの宮川下流解禁。上流では祭りが始まっているだろう5時半ころ川へ。竿を出すところを迷う流れと石色。ウロウロして下の方の一番絞った流れへ。ここで掛からなければ今日は期待薄だな。案の定掛かりません。鮎は見えるが追わない。2匹引っかかって1時過ぎには諦めて終わる。釣り人が入れ代わり立ち代わりやってきたので全体的に厳しかったのでしょう。宮川下流はスイッチオンを待つことにします。
 
自粛中は日曜大工三昧。きれいになったウッドデッキで鮎友と解禁前の小宴。 七輪収納のペール缶をホームセンターで見つけて買いました。蓋にバンドが付いているので便利です。この中に七輪、炭、バーナー、網、トング、皮手袋が収納できるので、サッと積んでGO!できます。
2020年、無事解禁できました。解禁2日目、雨の大内山川です。初期は下流部人気ありません。 上流部は苦手なので広々とした「おとべ」です。少ない着き鮎狙いです。
平瀬で反応が多いので1時間粘ったが掛けられず。右写真の流れに入れたら一発で掛かった!1匹目がこんな良い鮎でテンション上がる。 ここらへんです。ポイントが小さいのですぐに終わる。時間を置くとまた掛かるポイントです。
休憩後は駐車場前の瀬を探ったが掛からず。 瀬落ちで2匹だけ掛かった。
掛かる鮎は平均良いサイズでした。天然遡上らしいのは15p位が1匹だけでした。 出来上がっている感じの鮎です。でも多くは残っていませんでした。解禁日はそこそこ掛かったようです。12匹掛けて2匹ニゴイに奪取されて釣果は10匹!
6月1日は宮川上流も解禁ですが、混雑避けて、というか遡上が良いと聞いてこっそり楽しもうと宮川下流解禁へ。場所は毎度の野原です。 朝5時過ぎ、釣り仲間4人以外誰も居ません。しかし石色悪いぞ!
石色悪く渇水で厳しそうなのでこの辺りで一番絞っている流れへ。 磨かれている石もあるが反応なし!
瀬落ちの鉄板ポイントもダメ!こりゃあかん! 一旦戻ると夏は川漁師さんが4匹!優秀です。
夏は川漁師さんが掛けたところ。 初物頂きました。

   5月 12日、6月1日 大内山川、宮川下流解禁 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
大内山川・おとべ
宮川下流・野原
10匹
2匹
シマノ競FW H2.6 9.0
ソリッド穂先
フロロ0.8−4m 無し メタコンポ0.04号-5m ナイロン0.4-20p
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ0.8-23cm 0cm 刻6.5〜7.0号-4本 フロロ1.2 2号 オーナーチタン6.0mm 無し