また今シーズンもジャパンカップは選手ではなく「取材」の立場での参加になりました。「取材」ではありますが、選手たちと同じ空気の中に居られることは貴重な経験ですので立場の中で目一杯「参加」してきました。特設サイトの公開には時間が掛かりますので皆さんご了承ください。
 さて、まずは九頭竜川の流れと鮎を自分で体感するため、大会直前に実釣をしてみました。おとり調達のためにもりいし釣り具さんへ伺うと、ダイワの林名人や、関西激流隊の中三重1番隊長のお顔も拝見できたので色々情報をお聞きして北島橋下流へ左岸から入ってみました。ここは大会のエリア予定からは外れています。まだうっすら濁りがあり、川底の様子や水深は予想でやってみます。岸際に立って探るとボツボツ掛かりますが、サイズは18p前後。昨日はまだ水位も高く流芯は反応が薄かったとのことでしたが、流芯を狙って立ち込むとズキューン!と九頭竜川らしい当たりで体高がある鮎が追ってきました。気が付けば釣り人も多くなって身動きできないくらい。午前中は20匹でした。
 午後は右岸側へ行ってみます。ちょうど鮎味亭の近ちゃんが上がるところ。すでに50匹オーバー!スゴイです。さて午後は最初から流芯狙いです。迫力ある堰堤の落ち込みからの瀬へ。古い仕掛けを使ったのでドンブリを2回も喫したりしましたが、キッツイ当たりと良い引きを満喫して17匹でした。
 大会直前の九頭竜川を釣ってみて感じたことは、まずは鮎の多さ。この広い川のどこでも竿が曲がっていました。いったいどれだけの鮎が居るのでしょうね。天然も多いのでしょうけど、放流がうまくいっているそうです。その証拠に、たまたまですが自分が釣った鮎にアブラビレのカットしてある鮎がいました。帰ってから九頭竜川中部漁協のサイトで確認すると5月25日に放流された6,500匹のうちの1匹でした。そんな鮎がどこにでも居るのですが、緩いところや浅いところ、分流などはムラがありました。お宝ポイントを探し当てれば楽に数が出ますが、外すと悲惨です。対して瀬の流芯は安定して良い鮎が付いています。ただしバレやトラブルは増え、そこにおとりをねじ込むことと立ち込みの技量が要求されます。また、水位が落ち着くのを待ちわびた釣り師でとても釣り人が多く、入りやすいポイントは場荒れもあります。川を切って中州周辺で動きやすいところを選ぶのも戦術の一つになると思いました。
 仮に自分ならどう攻めるか。やはり歩留りが下がっても流芯を攻める。その過程のなかで浅いところや緩いところなどの気になるポイントも探って拾えるのが理想かもしれません。流芯ではバレや根掛かりのリスクは回避できません。針もバレ、ケラレ、身切れのすべてを解消できる選択は無いと感じました。それならば掛かりの早い針選択だと思います。掛ける数を増やして結果を上げることが単純明快な選択理由かも。
参加する選手は大変ですが、遊びで行く九頭竜川はほんと、楽しいですね。月刊つり人、総選挙2位の理由が良く分かりました。

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広大なポイントは攻め方次第で無限の可能性が有ります。でも恐怖も感じますね! まずはここから。この時は下流に誰もいませんでしたが。
北島橋下流左岸から入ったポイントです。平水ならどこまで立ち込めるのでしょうか。この日は水面から出ているテトラの辺りまでで限界! 濁りはこんな感じ。石は見えません。
増水後ですがコンディションの良い鮎ばかりでした。 水量はハンパありませんね。北島橋右岸は橋たもと上流側から入れます。
右上画像の立ち位置です。少し下って中州へ渡りました。 ドキューン!の鮎です。
おとりさえ留まれば反応は早い。 大きい鮎で23pくらいでした。
残ったのが37匹。掛けるのは50匹近く掛けたイメージがあります。3割減る。

  九頭竜川中部 8月 28日 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
北島橋下流 37匹 シマノバーサトルH2.75 90NB フロロ0.8−5m 無し RANSP0.05号-5m ナイロン0.4-15cm他
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ1.0-25cm 20cm バレン・一角・イニシア他色々 色々 3号 オーナーチタン6.5mm 無し