板取川が良ければ翌日もやってみようと考えていましたが、本流も含めどうも期待出来そうにない。で、考えていた宮川下流はそこそこ釣れたようなので行ってみました。2007年の6月以来、7年ぶり!おとりと券は三重県内水面漁業組合連合会の養魚場兼事務所で調達します。O参事が自分のことを覚えてくれていてびっくり。サイトも見てくれているそうです。昨日の状況をお聞きすると、中スポの解禁前情報で記事になっていたこともあって例年にない人出だったそうです。それでも50人ほど!流程は長いのですが、大トロや淵が多く、友釣りの対象になるポイントは限られています。なので専用区では竿1本間隔という状況だったそうです。釣果は多い方で40〜60程度。サイズも良かったようです。
 専用区を教えてもらい川へ。河原へ車が入れない、ということで解禁日にさらえられていないことを祈って相鹿瀬(おうかせ)というポイントへ。入り口が分かりにくいポイントですが、到着すると以前ハルさんに来たことがある場所でした。見渡す限り釣り人は自分だけ!はたして釣れるのか!
 朝がゆっくりだったので竿出しが9時になってしまいました。誰もいないので上から順に攻めていきます。大トロからの絞った瀬。跳ねる鮎は小型ばかり。掛かる鮎も15pまで。これがレギュラーサイズなのか。それとも前日釣りきられたのか。トロはあまり石色が良く見えません。浅いザラ瀬も無反応。次の瀬肩には鮎が結構見えます。鏡を泳がせるも付鮎はいません。遊び鮎がいるだけ。ここもダメか?波気へ弱ったおとりを引き入れるとギュンと掛かった。18pほどの良い鮎。ここか!渇水で攻めにくいですが丁寧に攻めていくと追いがあり掛かる。居れば追われ感でまくりで掛かるので面白い。
 ここを攻めきって最後の瀬へ。一番石色は良い感じ。足元のチャラで鮎も走る。竿一杯下流へ入れてじわ〜っと引き上げる。馴染んだら糸を立てて泳がせると逃げる!追いがキツイ!ギラギラッと見えてから竿に出る当たり!浅いので走り回ります。ここでしばらく楽しめました。自分が立っているところは石が所々出ているチャラです。ここにも多く鮎が見えました。あと15p水位が有れば面白そうな場所です。お昼を廻って上流にお二人。帰りがけに伺うと、解禁日に仲間がここで良い思いをされたそうです。やっぱりそうだったのか。さぞ楽しかったことでしょう。
 さて次の場所を探して移動。サニーロードから少し上流の宮リバー度会パーク遊水プール前へ。短いポイントに先行者有り。川遊びの方も多くパス。取材で訪れていたM名人の後について度会小学校下の専用区へ。う-ん、石色良くない。ウロウロしましたが竿を伸ばすことなくまた移動。
 昨年実績ポイントの鮠川橋下流へ。ここも石が緑色っぽい。一流しするがピンと来ないので5分で止める。また大きく移動し内水面事務所まで戻る。その下流へ。時刻ははや15時半。トロの下にあるちょっとした瀬は石色が良い。小場所ですが試す。目印を付糸上30pほどにしてチャラを上飛ばし。ギラッと掛かるのが見える!すねほどの水深で追われる!逃げる!掛かる!走る!まっ黄色の良いサイズです。チャラが落ち少し水深がある平瀬は石もびっしりですがなぜか掛からず。掛かるのはチャラ瀬だけ。根掛かりに気を付けて攻めきり2時間で15匹追加でき終了。ウロウロする時間が多く竿を出した時間が5時間弱だったので、そこそこ釣れた実感です。広いので釣れる場所を探すのが大変。この日は渇水で難しかったですが、少し増水したらかなり期待できそうです。郡上の解禁をパスしてこっちにしようかな。
 ここ宮川下流は今年大ブレイクの宮川上流の下流ですが、途中に三瀬谷ダムがあり、その下流で大内山川と合流して宮川下流となります。途中に大きな堰もあり、宮川上流と比べると水のきれいさは大分差があります。渓谷相の上流と違い、大きく開けてゆっくりとした勾配で流れています。石も比較的小さくフラットな瀬が多いところです。専用区以外では6月15日以降潜って取るシャクリ漁(この周辺の方たちのシャクリ技術は想像以上で、きれいに取ってしまいます!)も解禁になるので、狙いは専用区、或いは増水後の引き水狙いになります。放流は支流一之瀬川には内水面漁連産を多く放流してあるそうです。本流には湖産を放流しているそうですが、メインは天然遡上鮎です。雄大な流れで釣り人も少なく、ゆったりときれいな天然遡上鮎と遊ぶのも良いですよ。内水面漁連は6時から開いています。進入路等も詳しく教えていただけますので聞いてみてください。かなり昔の「関西の釣り」で紹介された記事を頂いたので貼っておきます。今年の漁協案内も貼っておきます。ご参考に。ちなみに日券2,000円、年券は昨年より値下げ!で5,000円です。
 
三重県内水面漁連です。ここで券とおとりを調達できます。朝6時から営業されています。電話は0598-83-2293
場所はここです
お盆までの短い専用区です。専用区は増えて7か所あります。
相鹿瀬(おうかせ)のポイント。駐車スペースは3台ほどしかありません。
この広いエリアに一人で入りました。
右画像の下流側です。熊野の景色にも似た雄大な感じが好きです。
最初に入った場所。相鹿瀬の最初の瀬です。掛かりましたが大きくて15pほどでした。ここで5匹ほど。 左画像のすぐ下流側です。手前が砂、向こう側に石があるポイント。他の河川でも似たポイントは多いですが良い思いをすることが少ないです。
玉石のチャラ瀬。石色良く掛かりそうでしたが不発。 2段目のタナになるトロの尻です。ここは鮎が結構見えました。しかしトロではまだ追いません。
右画像のザラ瀬に入れるとこんなのが引っ手繰ってくれました。ここで良いサイズを7匹。 鏡はダメで、波気の下に鮎はいました。
相鹿瀬の一番下の瀬です。ちょっとしたタナになっていてここは鮎が多く居ました。良型ばかり10匹ほど掛かる。 左画像の上流向き。鏡にも鮎は多く居ました。ここであと水が20p高ければ爆発しそうです。足元にも良いサイズが走り回ります。
こんなところで右画像のような良型が掛かります。 宮川の野生です。良く引きます。
鮠川橋下流のポイントです。専用区ではありません。解禁日はそこそこ掛かったそうですが、石色イマイチで5分で見切り。 同左上流向き。鮎は見えます。
鮠川橋です。4WDなら河原まで入れます。でも車高が低い車は難しいかも。 最後に入った内水面事務所の下流です。トロ尻のチャラ瀬。石色が良かったのでここでやってみました。良型が2時間で15匹。
全面玉石のチャラチャラです。 川底はこんな感じ。浅いので追われると挙動が激しく出て面白い。掛かればギラッと見えてから走りまわります。たまりません。
ここではこんなのばかりで、も〜たまらん!

 三重宮川下流 6月 2日 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
相鹿瀬内水面下 37匹 シマノ競RS R 9.0 フロロ0.8−5m 無し メタゲーム0.04号-5m ナイロン0.3-15cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ1.0-23cm 15cm 一角6.5号-4本 フロロ1.0 タックルインJ3号 オーナーチタン6.0mm 無し