1週間延期になった全日本鮎釣りチーム選手権に参加です。昨年のふがいない成績にも関わらず、フィッシング遊チームに加えていただきました。チーム構成も昨年と同じ、経験実績共に豊富な岡田さんと森川さんです。今年はなんとかチームの力になりたいところですが。。。
 会場の長良川中央エリアは、昨週の増水がやっと落ち着いて水位はやや高い程度、水は極めて綺麗で新アカ付き始めの最高のコンディションとなりました。3エリアとも昨年よりエリアが拡大。金曜日は同じく昨年に引き続きチームやすやさんから出場の斉藤師匠と下見です。担当のCエリアは鮎の瀬橋から1q近く上流の左岸水門まで。下流は新鮎の瀬橋下流500mまで。メインの鮎の瀬橋から新鮎の瀬橋までの瀬に選手が集中すると思われました。まずはエリアに加わった鮎の瀬橋上流の関観光ホテル下付近へ。鮎の瀬橋上流は大きなトロ場で、「小瀬鵜飼」が開催されている場所です。その上に岩盤の間を複雑に流れる瀬があります。もう少し上に行くと笠神というエリアになります。
 初めての場所なので右岸を少し上がってみます。岩盤にも鮎は付いていました。石がやや小さく揃った瀬は白っぽく見えますが、ヘチや大きな石には垢が付いています。ただ、水量が多いので右岸からは攻められる場所が限られています。大きな石裏で白い鮎が2匹、流れの強い大きな石組の中で強烈な当たりで23pが1匹、それを入れたら即当たりでしたがバレ。感触としては鮎は多いが攻める場所が限られていて粘るのには不向きか。流芯には良い鮎が居るようですが、リスクが高い。その下はどうか。岩盤帯が終わって開くところは良い感じに見えましたが釣り人が居たので調査できず。さらにその下流は一旦小砂利になるものの、その下にまた良い瀬が続いています。真ん中に岩盤が出ている辺りからが良さそう。ここでは白っぽい鮎も黄色い鮎も掛かりました。鮎の補給を期待できそう。ほかの方も掛けていたので戦闘ポイントとしてチェックです。人が多ければ岩へ渡れば右岸、左岸と広くできそうです。
 鮎の瀬へ移動します。渇水時に来ているので流れが大体頭に入っています。その時は掛かるところが限られていたのでそこを中心に探ってみました。やはりその場所は反応が良いようです。しかし、渇水時にダメだった浅いところや、2番筋にも鮎は出てきている様子。右岸側に浅いチャラがありますが、渇水時は石色悪く全然ダメでしたが、今は鮎も多く見えます。でも追わない鮎です。初めて来る方たちで泳がせ達者な人たちはこれにダマされてしまうかも。それとも爆発があるのか。瀬は石が大きく流れが速いところが良い感じ。少し待たないと掛からない感じですが、瀬の中でうまく泳げば必ず掛かる。ということは如何におとりを繋ぐか。元気なおとりで早く掛ける。バラシやドンブリをするとかなり痛いでしょう。針は1尾1本!いつ掛かっても良いようにしっかり立って構える。仕掛けは1ランクアップで用意。1匹目を大胆かつ慎重に攻めて掛ける。あとは新しいおとりの一泳ぎ目に特に集中することで繋げる。下見の結果はこんなところでした。
 さて夕方はこれもこの大会の大きな楽しみの一つ、前夜祭です。有名選手に鮎関係メーカーの大御所の方々、こんな席に居させてもらえるだけで感激ですね!さて下見の疲れもあって部屋に戻るとすぐにスイッチオフです。良く眠れましたが、なぜか岡田名人、森川名人とも寝不足や〜と怒っていました。何があったのでしょうか。私には分かりません。(笑)

鮎の瀬橋から新鮎の瀬橋を望む。この瀬が人気です。達者な方たちはこの瀬を縦横無尽に釣っていきます。変化が多く面白い。新鮎の瀬橋上下も好ポイントです。駐車は右岸、左岸とも堤防に少し停められます。 鮎の瀬橋上流は広大なトロで、鮎釣りにはあまり向きませんが、岩盤が点在し、鵜飼用の鮎も放流されるらしく、鮎は多いです。
小瀬鵜飼発着場です。岐阜の鵜飼のようなきらびやかさはありませんが、風情は十分負けていませんね。 関観光ホテル下のポイントです。初めて来ました。岩盤が多くいかにも大物が潜んでいそうな雰囲気です。上流に高速道路が見えます。左岸の林が無くなっている辺りが上限設定でした。
この岩の後ろで白っぽい鮎が2匹。ぼうずは無いでしょうが、ここでは我慢できないでしょう。水量が多く立ち込んでいけません。林の向こうがちょうど東海北陸道の長良川SAです。 居つきの鮎はこんなのでした。良く引きます。
右上の鮎が掛かったポイント。同じところで何匹も出ない感じ。向こうの流れに走られると着いていけません。 ここから下流は良い感じの平瀬です。水深も押しもあります。川の中ほどにあるあの岩付近からやれば面白そう。でも泳いで行かないとたどり着けない感じ。流されると下流は大淵で渦巻いてるので危険。
右上写真の下流向きです。この平瀬は勝負できそうだと判断しました。 鮎の瀬の瀬肩。この日は湿度もあり、暑かったです。水位が下がると網打ちの方が毎日来るので、鮎は怯えているようです。
長良川でも中央エリアの板取川合流点から津保川合流点辺りまでが最高にきれいな感じがします。チャラにも鮎が沢山いて釣り人を惑わせます。 例年この瀬肩に降下してくる鮎を足止めするオドシが造られます。今年はまだでした。オドシが張られるとその下は良いポイントになります。
やはり瀬は安定して釣果が出ていました。特に左岸のこの建物がある辺りは良かったようです。決勝でも出ていました。 石が大きなところの波の下で好反応がありました。うまくリズムを掴めば連発します。
鮎釣り業界の重鎮が一堂に会する機会はそうないでしょう。そこに同席させてもらってビールに食事と最高です! 消防の方たちが水難救助訓練をされていました。川の様子を覚えるのでしょうね。出動の時は濁っている場合も多いでしょうから。カッコいいですね!お疲れ様です!

  長良川中央 9月13日 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
関観光ホテル下
鮎の瀬橋下流
20匹 シマノ競RS R 9.0 フロロ1.0−5m 無し メタマグナム0.06号-5m ナイロン0.5-20cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ1.0-25cm 20cm イニシア6.75-4本
スパット7.5-4本
フロロ1.2 オーナー白一体3号 オーナーチタン6.5mm 小澤式背針