ジャパンカップ全国大会が延期になったので比較的天気が持ちそうな矢作川へ行ってみました。矢作川モニターの椿さんにおススメ場所を聞いて、かご川出会いと言うところに入ってみました。豊田スタジアムからほんの少し上流です。川沿いの木立の上にマンションが見える都会のロケーションです。
 朝はまだ川が暗く見えて様子がイマイチ分からなかったので、瀬肩の先行者の方の少し下、瀬の中盤からやってみます。右岸際に立ち浅いところから。石は全般に小さい感じ。丁寧に操作し反応を待つとすぐに動きが出ますが掛かりません。少しして掛かったのは10pほどの小型。これに反応が出ていたようです。これが3匹続く。養殖おとりも弱ってくる。次はなんとかおとりに使えるサイズ。次は15pほど。これがアベレージか?と思いながら徐々に沖へ。いきなりギューン!とくる。一気にデカくなり21pほどの良型。その筋を下り探ってみる。入れ掛かりとまではいかないが、丁寧に探るとぼつぼつ掛かる。サイズも申し分なし!このザラ瀬は左岸側が良く見えるが、人も少なかったのでどんどん下ってみる。ザラ瀬が徐々に深くなり、砂も多くなる。岸際はピカピカですが、掛かりません。下には白泡がある瀬がこっちへ来いと誘っているよう。右岸側を下り、トロで左岸へ移動。浅いかと思ったらあと少しで水没でした。下の瀬肩には先行の方がお一人。瀬落ちをやらせてもらいます。石はピカピカ。流芯の川底は見えませんが、縦波にデカいおとりを入れて探りました。しかし流芯では反応薄く、流芯の際でボツボツ掛かる程度。瀬は良さそうに見えますが、先行者の方が動かないのでできませんでした。ペースが落ちたのでこれではいかんとザラ瀬左岸を狙うべく戻りました。釣り人増えて3名います。しかも良いペースで掛けています。しまった!判断を誤りました。それでも川中央より左岸側はすこぶる反応が良く、朝より良いペースで掛かりました。朝一のようなチビは掛かりません。午前中に30匹をキープ。
 午後も周辺を探ります。上流のトロも結構な人出で、竿も良く曲がっている様子です。朝掛からなかった瀬落ちをしつこく探ってみましたが、ここのトロは掛かりません。椿さんが仕事終わりに来てくれたころにはザラ瀬もさすがに反応が落ちました。瀬肩だけは良く掛かっていました。午後は22匹で計52匹と楽しめました。

 今回はプチ贅沢にビジネス泊です。川から通勤渋滞の時間でも10分でα-1ホテルです。安くても良いホテルでした。朝食もGood!夜は合流したY田さんと一緒に椿さん行き付けの炉端びつくりやさんで充電、新鮮な海鮮が沢山ある活気抜群のお店で3人とも過充電。明日の放電に備えるのでした。

 翌日も同じ場所でみなでやってみます。椿さんにY田さん、掛川からじゃじゃまるさんも合流、椿さんの弟子のA草さんも一緒です。土曜と会って早朝から釣り人も多く、ザラ瀬は満員。天気も予想外に晴れです。人が多いことを除外しても昨日となにか違う。掛かりません。反応は有ります。なので待ちますが掛からない。頻繁に動く椿さんとA草さんは掛ける!パターンが掴めないまま午前の部を終わる。昨日の手ごたえを引きずって失敗。7匹と貧果に終わる。なぜか?悩みます。しかしY田さんの用意してくれた「炉ばた大将 炙家」を活用してのランチで悩みは全て忘れます。自制力のある椿さんは午後も好調で30匹オーバー!(一般的な釣果ではありません。周りでは断トツですよ!)自制心のないY田さんと私はヨロヨロでは掛かるはずもなく、7匹追加できただけ!昨日の1/3にも満たない釣果となりました。

 なぜ掛からないのか。ほかの河川でも鮎は沢山見えるのに掛からない。追わないわけではありません。矢作川でも瀬肩でやっていると足元で盛んに縄張りを持って食んでいる鮎が沢山見えます。良く見えたので色々検証してみました。まず背針仕掛けでおとりが安定していると思っていた状態のおとりが、底で休んでいる訳ではないのですが、棒みたいになって流れに乗って居る感じで動きが非常に少ない。野鮎もこれには反応しません。テンションを掛けて引いてもそのまま付いてくるだけで野鮎にアピール無し!これは少しショックでした。自分ではピタッと狙いの場所に留まっていると感じていたおとりが「棒」です。やはり目印が前後に少しブレるような感じでないとダメなんですね。こうするには?少し上にテンションを掛けたり、逆に抜いたりする。もっと効果があったのは横に動かすとの鮎の反応が大きかった。椿さんが動き回って次から次へと差し替えて掛けていたのが理解できました。
 前回の長良川中央でもそうでしたが、おとりが変わった一泳ぎ目はすごく野鮎の反応が良いのですが、それで掛けられないと一気に反応が悪くなってしまいます。ほんの少しの動きの違いがこんなに影響するのはこの時期だからでしょうか。長良川中央名手の方が「高水温の中央では何匹釣っても釣り続けなければ1トラブルでパンク」と教えてくれました。中央に限らずそれを実感しました。今回の矢作川で掛かったパターンは、おとりを交換してすぐのとき、自分の立ち位置を変えずおとりを引き上げて、竿とおとりが鋭角になり、自分の1m前位に来たとき、流れがある瀬を元気なおとりが泳ぎあがったとき、そしてチビおもり(0.8号)を付けたときでした。特におもりは足元にいる野鮎の近くに入れて反応を見ながらやりました。背針で棒みたいな鮎がおもりにすると動くのです。それに野鮎が反応しました。沈めるためではない浅いところや緩いところで有効なおもりの使い方があるようです。おもりは苦手意識があるのであまり使いませんが、ちょっと試してみる価値はありそうですね。今後の課題です。
 
かご川出会いから下流を望む。ザラ瀬から広いトロ場になります。トロの一番深いところで首までありました。石もありますが砂も多い。このトロはなぜか掛かりません。ザラ瀬からの掛け下がりもだめ。 同左正面です。この辺りから開始しました。結局この日はこの周辺が一番釣れていました。
同上上流方向を望む。ここも大きなトロです。左がかご川。日中はかご川からの水が水温を上げてしまいます。この瀬肩も良く掛かっていました。 出会いから300mほど下流にある瀬です。瀬肩には沢山の鮎が見えました。瀬落ちは良く掛かっていました。
右上の瀬を瀬落ち付近から。この辺りは石色も良かったです。少し下がると反応薄い。この落ち込み付近が良かった。 同左下流向き。良い盛り上がりがそそりますが、この日は掛かりませんでした。
出会いザラ瀬の下。右岸側は小砂利で左岸側は石が並ぶ。真ん中から左岸側が良かった。右岸側は水温高い。 平均サイズ。コンディションは良い。良い香りがしました。
金曜日はこの付近で最大5名ほど。土曜は倍以上になりました。 夕方様子見に来てくれた椿さん。そのまま川へ!
土曜は予想外の好天!でも渋かった! Y田さんと一緒になるといつも飲みすぎ食べすぎです。ま、いいか!
下流のトロ場。瀬肩付近は鮎だらけ!

  矢作川 8月30日、31日 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
かご川出会い 52匹
14匹
シマノ競RS R 9.0 フロロ0.8−5m 無し RANSP0.04号-5m ナイロン0.4-15cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ0.8-23cm 15cm イニシア6.75-4本
一角6.5・7.0-4本
フロロ1.0 オーナー白一体2号 オーナーチタン6.0mm 小澤式背針