この春から、息子が福井で学生ひとり暮らしをしています。福井と言えば九頭竜川をはじめ足羽川など天然遡上と激流で一度は訪れたかった場所でした。春先にアパートを探しに来ましたが、物件選びには鮎釣りのことを加味しなかった、と言えばうそになります。立地は九頭竜川と足羽川の間に位置し、アパートの前にはおとりを活かすのにちょうどよい水路!「ここが良いよ〜」と息子をそそのかしてここに決めた次第です。
 今回はいろいろ所要があり、朝、奥様をアパートにおろして、息子の顔を見たら私はすぐに無罪放免です。初めての九頭竜を楽しみにしていましたが、残念ながら九頭竜は増水で不可。足羽川は出来そうなのでそちらへ。朝の渋滞にはまってでもアパートから30分ほどで調べておいたおとり屋さん「アウトドア小僧」さんへ到着。色々聞いて少し下の「上新橋」上流へまずは入ってみました。
 早朝から地元の方が3名入っていられたので、実績があるのかな、と判断しました。小さな堰堤の下は右岸に寄った小規模な瀬があります。ここをやって様子を見ます。少し下の瀬開きにももう一人。うっすら濁っていてやや石色が見難いですが、水位は増水前より15pほど増えたようです。ここも長らくの渇水のせいか垢は腐り気味。部分的にはアオサが石についています。
 流れに入れるとすぐに掛かりましたが小型2連発!こんなんか?岸際を攻めてみると、居ました!いきなり20pほどの良型が掛かってくれます。9時半ころからスイッチが入ったように入れ掛かり!水面を滑らせているあいだに掛かることもありました。しかし小一時間でパラダイスタイムは終了。一気に活性が下がります。堰堤上を見に行きますが、地元の方が3名いて流れも緩いので移動にします。1時間半でここは終了。18匹でした。
 少し車を走らせ見てきます。ぼつぼつ釣り人はいます。朝、気になった上新橋の下流へ。降り口が急こう配で少し大変そうでしたがひょっとしてパラダイスかも!と降りることにします。雨も本降りになっていたので早上がりも考慮して先に昼食をとって開始。11時半でした。
 降り口付近はちょっとしたトロ瀬、上には朝からの釣り人、少し下は良い瀬が見えています。そこへ行こうとトロ瀬を横切りました。トロ瀬から瀬にかかるところがやや深い(おしりくらい)流れで、石色が良いように見えました。とりあえずここも押さえておくか。幸い付近に釣り人は居なかったので、ここをやってからでも瀬は大丈夫。おとりを放ち浅場からやや深いところへおとりが滑り込むとドーン!一発です。マッ黄色の良型!ここからまた小一時間パラダイスタイムでした。同じようなところを引けば掛かります。それも良型ばかり。途中瀬に入れてみますが、同じような反応は無かったので、トロ瀬中心に探っていきます。右岸側の筋は掛からず、左岸側のやや深いところで掛かります。もう一度右岸へ戻って左岸を釣りあがりました。良い時間が終わると一気に静かになります。鮎はめちゃくちゃ見えて(うす濁りでやや浅いところだけしか見えませんが)いますが追いません。グルングルン食んでいるのに縄張りなし。ただ無我夢中で食んで居る感じ。たまに掛かるのですがどうも追ってくる感じではありません。不思議ですねぇ。。。瀬も少しやってみましたが単発で小型も混じる。どこかでまたスイッチが入るかと雨の中頑張りましたが、体も冷えてきたので4時前に終了しました。ビリは除いて45匹いました。平均17〜20p位で鮎の状態も素晴らしく、とても楽しめました。福井良いところですね!


福井へ来るたびいろいろなお店でそばを食べていますが、結構いいのが北陸道の福井IC少し手前にある「鯖江北パーキングエリア」のそばですね。SAだとあまり期待しませんが、ここのはそこら辺のお店よりずっと美味いです!それに値段も安い!鮎師におススメ!「掛け」蕎麦280円! 名物おろしそば580円!福井の街中にはもちろん名店が沢山ありますが、この値段ではそうそう食べられませんね。24時間営業だし、手作り弁当も売ってるし、ウォシュレットもあるしお勧めですよ!
 
福井のベースキャンプ?おとり活かし用の水路です。引き船のロープを掛ける鉄パイプ、そしてそこに掛けると引き船は目立ちにくい橋の下へ。 上新橋の上流です。水量は大内山と同じくらいでしょうか。
上新橋上流の小堰堤です。落ち込みはコンクリートで居つきの鮎は居ません。鮎が溜まるほどの堰堤ではありません。 堰堤の流れ出しから開始。
右上写真の少し下。ここで1回目の入れ掛かりになりました。白っぽい筋が岩盤で、その際で掛かりました。右岸の草際は良型ですが単発でした。 太鼓会館からの降り口です。けがのもとなのでなるべく遠慮しますが、パラダイスを夢見て決死の下降!でもないか。
降り口から左岸へ渡って下の瀬を目指しました。 ここから下は良い感じの瀬が続いています。
瀬肩のこんなところが良い感じに見えたので、瀬に突入する前にまずはここで一探り。 どっかーん!パラダイスでした!
上の画像のやや上。この辺りも手前からおとりを入れて、石が見えにくくなるあたりへ行くとドーン!と掛かりました。なぜか右岸側は掛かりません。 瀬の始まりもやってみましたが反応が薄い。
やっぱりトロ瀬を狙うとこれが掛かります。 降り口のすぐ上。朝見に来た時から夕方までお一人この付近にいました。かなり釣られたのでは、と想像します。右上の建物が太鼓会館です。
瀬も一応触りましたが、小さいです。 この日の釣果。今季一番の重量感でした。

 足羽川 6月21日 

上新橋上流
太鼓会館下
45匹 シマノ競FW H2.6 9.0 フロロ0.8−5m 無し メタゲーム0.04号-5m ナイロン0.25-15cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ0.8-21cm 20cm 一角7.0-4本 フロロ1.0 オーナー白一体2号 オーナーチタン6.0mm 小澤式背針