今回は巴川遊鮎遊CUPに参加させてもらいました。例年なら8月終盤に行われるそうですが、マスターズの開催や台風の影響で10月になっての開催です。ここ巴川も台風でかなりの水が出たそうですが、やっと落ち着き、鮎もまだまだ残っているそうです。 　巴川は初めてですが、以前行った矢作川の支流であるので似た感じには見えます。天然遡上アユが豊富で、放流の居残りは大型になっているそうです。大会本部は旧の足助役場裏。少し上がこれから本番となる紅葉で有名な香嵐渓です。川も整備されていて綺麗でした。護岸には天然石を使用してあり、これも自然への配慮でしょうか。 　集まった参加者は７〜８０名ほど。大会でいつも拝見する方たちばかり。それも全国区レベルの方たちがわんさかです。ゲストで村田名人、浅川名人も！参加者もトーナメンターばかりなので、小寺大会委員長の簡単なあいさつと時間の説明だけでスタート！です。エリアは歩いて行ける範囲、おとりの貸し借りOK、11時までに帰着、おとり配布後一斉スタートです。 　さてどこへ行こうか。昨日の試し釣りではおとり配布場所の右岸が掛かっていたとのことでそこへ。水温は長良川よりは随分温かい。分流になったところです。流れの緩い苦手場所。しかし全般に厳しいのかと思いここでやってみることに。送り出して5分ほどで1匹目。小ぶりな白い鮎。やっぱりこんなのを掛けないと難しいのか？と考えてしまいました。替えて送り出すと根掛かり。外しに入ると意外に深い！大岩や岩盤があって膝程度の所からズボッと胸まで入ってしまいました。仕方なく放流。下流では竿が曲がるのが見えます。また掛かるだろう、で粘りましたが3時間ぼうず！午前の部検量です。厳しかったのかと思いきや皆さん釣ってきています。それも綺麗な鮎が多い。午前トップが込み12匹でした。2名の内一人は村田名人です。73歳でこのメンバーの中トップは凄いですね。皆さんの釣果を見てなんだ、普通に掛かるのか。大失敗。分流攻めていて廻りも見えにくかったので動かず失敗。馬鹿ですねぇ。今になって泳がせしても無理ですよね。 　今回は予選決勝方式ではなく、午前、午後総釣果での戦いなので午後も参加できます。おとりは自分が釣ったものから2匹選べます。しかしぼうずだった選手は他の方が釣った鮎(養殖おとりも含む)から選べます。ちょっとみじめな気持ですが、天然の元気なメスをしっかり選定して午後に備えます。午後は12時から。3時に帰着です。今度は迷い無し。素早い移動とレベルテンションの釣りに専念する。 　まずは配布場所下流の瀬。すぐに掛かるが底バレ。掛かることが分かったので一安心。でもこの辺りは皆が触っているようで当たりが遠い。少し下げてみる。石につまづいてよろける、糸が柳に引っ掛かる、そのままプツンでした。マイナスになってしまった。これを機に移動。すぐ下の橋から下は流れが一つになり幅広く流れるザラ瀬。選手も沢山並んでいます。左岸側が少し垢が有るように見える。真中に立って左岸を探る。一部だけ反応が多く出る。バレも多いがここで3匹確保。少し下に小さなダム放水口があって周辺に選手が多い。その少し下から釣り下がる。膝から股下程度の平瀬で反応が出る。2匹掛けてその下に見える瀬まで行ってみた。ここは白い。左岸側の木の下は黒っぽいが駄目。反応の良かった場所周辺をもう一度。速く動かすと反応が出る。やっとこの日のパターンが掴めた。3匹追加で終了。午後は込み9匹、合計込み11匹が成績になりました。 　ベストテン10位が15匹、3位20匹、2位21匹、優勝は浅川名人でぶっちぎりの29匹！前半11匹、後半18匹、今回も競技A10mです。大物賞は26cmで浅川さんの奥さん！今現在間違いなく鮎友釣り最強夫婦ですね。deibuに掛かる鮎は20cmまででしたが、錆の気配はまだ皆無。午後の鮎は全て黄色く綺麗な鮎でした。もうしばらく楽しめそうな巴川でした。 今回の反省 　悪かったところ 　　人のうわさで入る場所を決めた 　　前半自分の釣り方をしなかった 　　バレが8匹(明確なものだけ)もあった 　良かったところ 　　後半は自分の釣りができた 　　知らない川でも自分の釣りで効率よく探れた さて黄色い鮎も釣れたことだし、これで納竿にしようか。迷い中です。

沈没場所。一番苦手で好きではないロケーション。だったら入るな！ 同左、鮎の反応はあったので粘ってしまった。深い所は胸まで有るのでびっくり！ おとり配布場所付近。足助大橋を望む。 おとり配布場所付近。鮎が結構見えました。 足助記念橋上の瀬肩。この瀬は駄目でした。垢が付いていない。 この辺りは面白かった。全面ポイント。 この辺りはぼちぼち掛かっていました。 試合終了後道路へ上がると足助高校が有りました。ここが「高校下」だったのですね。良い所でした。上流に見える橋が足助大橋 月曜朝、通勤時に見た鈴鹿山脈。空気が澄んでいて秋の空でした。