今週は日曜に鮎心会の例会を長良川中央でやろうという事になっていたので、土曜も中央区で楽しみたかったのですが、どうも雨模様。北へ行くほどまだマシな予報だったので思い切って神通川まで行ってみることにしました。
 夜9時過ぎに出発。一般道でゆっくり走り、ひるがのSAで寝ることにします。5時に起床して富山へ。2時間ほどで富山ICを降り、おとり調達。県外ナンバーばかり。随分小ぶりなおとりです。という事は掛かる鮎も小さいのか?ポイントはしりませんが、始めてみる神通川は沢山の釣り人。特にトロに釣り人が群がっています。


 うろうろして入ったのは新保大橋の左岸下流200mほどのところ。橋付近の2つ流れが合体して1本になり、トロ瀬、瀬、大トロと続く所。到着時点ではガリの方が一人だけ。右岸側は沢山の人です。丁度富山空港滑走路の東端少し上です。駐車した場所から飛び立つ飛行機の後ろ姿が見える場所でした。天気は雨模様ですが、増水した感じは無し。濁りも無いようです。
 ざっと場所の見立てを行います。目の前は瀬落ちで大きなトロの開始点。底が見えず左岸側が本筋で岸から急に深くなっています。右岸からは胸まで浸かって竿を出していますが到底届かない場所。良型が居そうです。その上は結構広い瀬。石は顔を出しておらず良い感じです。その上のトロ瀬にはガリの人。地元の人でしょうから鮎が溜まる場所と予想できます。
 8時過ぎ開始。瀬落ちの石色は良かったですが、瀬は垢腐り気味。まず手前から。すぐに掛かるだろうと高をくくっていましたがこれが掛からず。おや?これが神通か?10分ほどで掛かったのはまっ黄色ですが小型。徐々に立ちこんで行きますが、石が動いて踏ん張れず。水深があるところの石色はやや明るい。ぎりぎりまで立ちこむと掛かりますが中型止まりでしかも期待していたペースと全然違います。
 ジッとしていてはド壺にハマる!こんな時は色々なポイントに竿を入れてお宝ポイントを探さねば。上の分流チャラは色が悪い。新保大橋上まで行ってみます。ここでいきなり声を掛けられます。HIDEさんでした。三重からも来てますね〜!


 橋上も瀬落ちの平瀬ですが、ここは川が2つに分かれている場所なので水量も少ない。廻りもイマイチな感じ。少し深い所で待っていると少しましなサイズが掛かった。でも連発せず。橋下は良い瀬です。橋直下から波立ちに変わる瀬肩で好反応!プチ入れ掛かり。でも続きません。掛かる範囲が狭い。これは釣り荒れのサインですね。下がってチャラからトロに落ちるガチャガチャでも小型。瀬落ち深瀬を探るとここは良型まっ黄色。その下は午前中ガリをやっていた場所。すでにその方は居ません。やってみるとここも良く掛かる。しかし根掛かりさせてしまい竿を縮めて仕掛けを外そうとした時にうっかり手を離してしまい、その勢いで穂先と保持ちが固着!やる気が失せて終了しました。
 宇都宮ナンバーの4人組の方たちは「新聞と全然違う!」と嘆いていました。


 この日の結果は40匹丁度でした。23cm前後の良型が4匹、18〜21cmのおとり頃が15匹、15〜18cmの小型が15匹、残りそれ以下の小型です。浮き石やごみで根掛かり放流が3匹でした。周りを見た感じではこれでも良い方だと思います。20匹前後がほとんど。深い所以外では良型も出ていないようでした。どこもかしこも人だらけ。数を狙うには足で稼ぐか、小型を狙うか、人より立ちこんで釣る等、努力しないと釣れませんね。誰でも50匹の状態は終わってしまったようでした。鮎の成熟度は長良川と変わりない程度。もう少しは楽しめそうです。
 風呂と夜営場所をどうしようかと考えていましたが、お昼にメールなどを確認すると掛川のじゃじゃまるさんご一行も来ているらしい。宿も取ってあるそうで同宿させてもらう事になりました。宿は「ビジネス富屋旅館」というところで素泊まり3,100円とリーズナブル。結構釣り師が泊まっていました。丁度隣に居酒屋があり、夕食はここで。「サス(カジキマグロ)の昆布〆」は旨かった。牛スジ煮込みは味噌ではなくて中華そばのスープみたいなのに煮込んであってブラックペッパーを振って頂いたがクセになる旨さだった。
 富山までなら普通は立派な「旅行」ですが、目的が鮎釣りだと家族を放置してもなにか許される気分になって(勝手に)いますが、その地の鮎を釣って、土地の旨いもの喰ってなんと贅沢な。明日はさすがにお土産を買っていこうと考えた次第です。


 さて翌朝、昨晩から例会のために長良川で待機中?の和人君にモーニングコール。長良川は濁り&高水、代替河川の板取や根尾も駄目みたい。もう一日富山を楽しむことになりました。
 じゃじゃまるさんたちは漁業権のない常願寺川へ行くそうで、昨日おとりも浸けてきて準備万端。deibuも同行することにしました。入ったのは「大日橋」の右岸下流です。川幅は神通と同じくらい広いですが水量は1/3程度でしょうか。勾配があり石もごろごろです。水色はほんの少し乳白がかっていました。ここまで来ると立山連峰もぐっと近くに見えます。常願寺川は叔父や従兄弟が居る岐阜の神岡町山之村から見た北ノ俣岳を水源として有峰湖を経由しているということで、なにかしら感慨深いものも感じました。ロケーションは最高です!
 川はと言うと神通ほど垢が付いていません。石色はイマイチな感じ。この日は昨日雨で今朝ピーカンなので風が強い。
 知らない川は見た目1級ポイントを探ってみると感じが掴み安いです。見える範囲で一番きつい瀬のピンスポットへ丘からおとりを入れてみます。一発で掛かった!狙い通りか!でも小型です。やや不安。それを瀬落ち白泡へ。掛かった!また小型。これは釣り荒れではなく良型が居ない感じ。追ってきますが同じサイズばかり。違うパターンの場所へ。ザラ瀬、トロ瀬でも良型出ず。皆も苦労しています。一番大きいので16cmほど。神通へ移動という手もありましたがこの風では神通でも苦労するはず。お土産でも買ってゆっくり帰ることにしました。
 インター近くで大好物のます寿司とホタルイカの沖漬を買って高速へ。富山から鈴鹿まで300km、夕方5時にはます寿司で一杯飲んでいました。しかし富山は水が豊富なところですね。小さな河川も沢山あり、そこここで竿を出している釣り師がいました。マイナーなところで楽しんでいる方も居るんでしょうね。この豊富な水量が富山湾の海の幸を育てるのでしょうか。それと神通は河川敷が広く、見通しが良く効くので釣り師の姿が凄く沢山見えます。鮎釣り○チガイがこんなに居るんだ!と思うと少し安心しました。
 
駐車した場所。見える橋が新保大橋です。 同左下流側。広大なトロから「空港前」ポイントにつながって行きます。凄い人でした。
大好物の瀬ですが、前に進めど立ちこめど反応は変わらず。それに小型でガックシ! 新保大橋の右岸上流側。ここも似たような感じ。爆発はない。
少し掛かった新保大橋下流の瀬肩。このペースで1日釣れれば束ですが。期待と想像していた神通川が一瞬だけここにあった! 車を止めた前の深瀬で掛かった良型。23〜24cm程度か。良く引いた。
深場ではこんなのが続く。ド芯際の横の駆け上がりで掛かる。ド芯は居ない。対岸から立ちこんで際を狙えばかなり数出そうですが、身長が2.5mほどないと届きません。近い方の岸から急に落ち込んでいるので岸からも釣りにくい。 ガリを一生懸命やっていた場所。やっぱり良く掛かった。
富山の朝。北アルプスから朝日が上がり、空を染める。今日は暑くなりそうだ! 常願寺川。ここも9月初めは18cm級が数釣れたそうです。どこかに良いポイントは有るはずですが。足で探すには大変すぎる川です。
大日橋と立山連峰を望む。最高のロケーションです。 北アルプス立山連峰。大町側からは何度か見たことがありますが、富山側からは始めてみました。海に近い所から見るのでより急峻に見えますね。
立山町越しに見る立山連峰。冬の景色はまた素晴らしいでしょうね。 どれが剣岳でしょうか。知っている方教えてください。
どれだけ眺めていても飽きない山々。黒部ダムも行ったことありませんが、より行きたくなりました。 鈴鹿に帰って翌朝通勤時です。毎年開催されるバルーンフェスティバル。これを見ると鮎シーズンの終わりを感じます。

 神通川・常願寺川 9月17日、18日

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
新保大橋
大日橋下流
40匹
09匹
シマノバーサトルH2.75 9.0NB フロロ0.8−3.5m 無し 北越乱SP0.05-5m フロロ0.4-20cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ1.0-25cm 20cm 一角7.0-4本 フロロ1.2 オーナー白一体2号 オーナー7mm 小澤式背針