バリバスカップ終了後、郡上のスーパーで買出し。この夏まだ食べていなかったうなぎ蒲焼を購入。1,154円の豪華ディナー。明宝で温泉にゆっくり浸かりマスターズ会場へ。川はあまり増水しておらず良い感じ。川見よりうなぎなので早速ディナーです。少し遅れてきたあつのパパさんと四方山話しながら涼しい馬瀬の夜です。あつのパパさん、意外?に料理がまめで、ギョーザの焼き加減なんか王将顔負けです。最後はご飯パック2つにうなぎをどーんと乗せてペロリ。痩せるつもりがあるのか。腹一杯で反り返り見上げた雲の切れ間には綺麗な星空。ほんの一時見た夜空で流れ星を見ました。これが幸運の始まりだったのか。


 さて翌朝。5時前でもまだ暗い。暗い中でも会場はなにかしら独特の雰囲気です。2回の下見の感触からポイント選びは、上流なら上流ならふれあい橋下流の水泳場上豊年橋上流の淵上の瀬とその上のトロ、下流なら豊年橋下流瀬から開き一帯下限付近の瀬開きと考えていました。


 予選抽選はB-13、下流側からスタートです。予選は6時〜10時までの4時間。途中2時間で上下場所交替です。前半はおとり配布順で追い越し禁止なのである程度狙ったポイント確保が出来そうですが、後半は8時にエリア境に集合してよーいドン!なのでdeibuの脚力ではまず良いポイントは無理。厳しいと言われる前半勝負です。込み10匹なら決勝への道が開けるか。
 目指した場所はエリア下限から100mほどの石が荒い渓流相的な流れの所。下見で居付きが結構掛かった所です。石裏のたるみや開きにも鮎は居たようなので活性が低ければ後者を、活性が高ければ前者を狙えると考えました。下流側にはK藤さん、その下は高橋名人。この二人の様子を見ていれば鮎の活性が一目瞭然。
 ポイント到着時にはすでにスタート時刻を経過。少しだけクールダウンして開始。おとりがやや小さいのが難点ですが、まずは瀬を探ります。やっぱり駄目。15分ほどでおとりも弱り、石裏白泡へ。これでエビや根掛かりだと最悪パターンです。糸を縦に張って白泡の中をふわふわさせているとグリグリッと掛かった!口掛かりです。素早く抜いてなんとかゲット。正直ぼうずはこれで回避できたかと思いホッとしました。同じ所では来ません。少し下げて明るい所でまた口掛かり。下のK藤さん、良い場所に入っていましたが1段下がっていったので上からそこへ鮎を入れていきます。これが本日の1つ目の要素。K藤さんが動かなかったら多分駄目でした。
 ここでも白泡で1匹、次に痛恨の根掛かり。深くは有りませんがポイントを潰すのが致命傷。仕方なく入って行くと良くある1m手前でポンっと外れるパターンです。なら早く外れろよ!しかしこれが2つ目の要素。外しに入った場所から下流側の明るい砂地におとりを持っていくとビューんっと掛かった!ここで3匹追加、込み7匹になり、気が楽になってきました。高橋名人も頻繁に動きながら掛けていました。この時左岸を向いても掛けていたのが印象に残ったのです。
 少し上がって瀬をやってみますが一切掛からず。3匹獲った所で粘った方が良かったか。それが気がかりでしたが後半は水温も上がって良くなるはず。3匹獲れば良いとちょっと気楽に考えていました。エリア交代まで10分残して上がります。


 中間点に到着した頃には既に後半スタート後。川沿いを入る場所を探して歩きます。評判の良い上限から200mエリアは既に満員の様子。的が絞り難い牛放牧場の上に入るスペースを見つけ入ります。すぐ上に高橋名人。10分ほどで見切って移動していきました。そこへ。攻めたかったのは右岸側の浅いチャラです。しかしそこにも選手が。でもその方も暫くして移動。下流側の選手もどんどん下へ。右岸チャラが空きました。3匹くらいなら拾えるだろうと安易に考えていましたが鮎の反応が無い!瀬ではポツポツですが掛かっています。段々と焦ってきて竿もブレます。チャラの中の小さなヨレに吊るしこむとビュンっと掛かった!真っ黄色です。これが綺麗に泳いでくれますが次が来ない。ここは鮎居なかったようです。中途半端な攻め方でタイムアップ。結局後半は1匹追加できたのみ。込8匹で予選終了。
 途中雨も降っておしりが痛いほど寒かったです。あつのパパさんは余裕の込み14匹、K藤さんは同じく込み8匹、この時はほぼ諦めていました。予選結果発表!Aブロック9匹、Bブロック8匹、おぉ!ギリです。しかし同匹の場合は重量で足切り。でもそれも無くギリギリ予選通過。一番厳しい大和予選シード獲得が嬉しい!


 おいしい弁当を頂いて決勝です。並んだメンバーが凄い!残るべき名手たちはほとんど揃っています。決勝抽選。なんと@番島名人、A番高橋名人、B番K藤さん、これは見ものです。自分が参加しているのも忘れて見ていました。でdeibuは13番。予選と同じ。24名参加なので真中どころ。1回戦は本部でトラックからおとり配布で下流へ国道を通りました。今度は河原右岸です。これが3つ目の要素、11:20おとり配布。上流を宣言する人が多いです。deibuは最下流付近と宣言して予選と違い堤防右岸を歩きました。神手橋を渡ろうとするとこっちからも行けるよ、と後続の選手の方が教えてくれました。右岸を下ってトロ尻、瀬肩付近の右岸から川へ。
 目指す予選で良かった所にはなんとアマゴ釣りの方々が!仕方なく瀬肩でやることにします。川の真ん中に立って右岸を攻めるつもりで準備。この時も既にスタートしています。すぐ下にはギャラリーを引き連れた高橋名人。右岸側の棚を探っていました。
 準備しながら廻りを見回すと左岸側のヘチが綺麗です。川の降り口となるので人が多いとダメですが、今回は誰もその場所を通過していません。それに下見時、色々アドバイスをくれたH窪さんがここも釣れると言っていたこと、予選でも似たようなポイントで高橋名人が掛けていたこと、応援してくれるI井さんもヘチだ!と言っていたこと、水温も上がって浅場に出ている可能性もあることなど全ての条件が揃った場所。ここしかないと考えました。これが4つ目の要素。


 ここは左岸からアプローチしていては釣れなかったはずです。たまたま右岸側から入ったので目に付いたのです。おとりを入れると反応出ます。これは居る!スッと横に動いた瞬間掛かった!開始5分と掛かりませんでした。それも黄色い鮎。替えて送ると今度は白い鮎。群れも居るようです。理想的。次はまた黄色い鮎。その後は白い鮎でしたが6匹まで簡単に掛かった。どうも馬瀬の鮎は完璧に泳がせても掛かり難く、吊下げた時やイレギュラーな動きに反応するようだったので竿は30〜45°、オバセなしで鮎の反応があるとおとりが良く動くのでスッとオバセたり、止めて待っていたりすると掛かりました。しかし鮎が居なくなるとピタッとおとりも動かなくなります。郡上のスレた鮎と同じ。
 50分残して下流へ。ここぞと言うポイントへ打ち込みます。元気なおとりが完璧な泳ぎをしてくれますが反応なし。深い所は駄目だ。やっぱり浅場だ。
 25分やってもう一度最初の場所へ。鮎が戻っているか。残り10分、おとりが動き出した!フッと緩めてみた。グリグリッ!掛かった!替えて出すと小さい鮎が引っ掛かった!おとりそのままもう一度。そのエリアで一番大きい石の横を引き上げるとギューンっと掛かった!丁度下流の高橋名人を見ていた村田名人が戻ってきて見られてしまいました。ここでタイムアップです。込み11になったかな。
 高橋名人と一緒に本部へ戻ります。色々話を聞いていると自分のスタイルで掛けて勝ってこそ意味が有るのでそれを貫いているそうです。本来狙わない鮎を釣らなければ勝てないと分かっていてもそれで負けると目茶苦茶悔しいのでそれをやらないそうです。小澤名人も同じようなことで悩むそうですが、その辺りが共通して人気が有る理由なんですかね。


 さて本部へ戻って検量。皆さんほとんど検量が終わって結果に注目しています。後ろには3名ほどしかいません。その中の2名が良く釣っているのは分かっていたようです。注目の高橋名人の後、ノーマークのdeibuが検量。11匹いました。おぉ〜とどよめき。何を意味するの?重量勝負では多分負けです。ですが11匹は単独の3位!まさかの全国です!本当にびっくりでした。10匹同数が名手ばかり。上田名人、伊藤名人、島名人などです。上田名人が2g差で4位です。2g足らなかったのは伊藤名人。deibuが最後1匹少なければ伊藤名人が上がっていたことになります。ほんと勝負の綾ですね。すみません。

 最後は村田名人の唾を体中に浴びながら表彰台でにっこりです。
まずは斎藤さんに報告。既に知ってもらっていましたが本当に喜んでくれて感激です。3回目のマスターズ挑戦で初めて予選通過、初めてブロック進出、もちろん初めてのブロック決勝、そして全国となんなんでしょうね。何かしら今年は運が良い!
心の師匠、大前さん、石川さん、ありがとう!応援してくれたBoz'3さん、O月さん、I井さん、タカさん、加藤名人、たーくさんの方々感謝です。そして榎本さんありがとうございます。本当はシマノ全国へ行きたかったのですが、なぜかダイワになってしまいました。今回で大会も終わり、次週はどこへ行こうかと考えていたのにえらいことになってしまいました。難しい郡上での全国大会ですが、自分に勝てるよう頑張ります!はたしてベストは着れるのか?
 

今回良かったところ
 全てがかみ合った
 決勝は集中できた
 バラシ、トラブルゼロ
今回の反省点
 予選後半守りに入っていた。最後まで攻めきること
 左胸につけるマスターズワッペンに糸が良く絡んで難儀した
 石色が悪い所でも下見の記憶で掛かった所におとりを入れていた
 
決勝はここで釣りました。文字の真下くらいのところ。これより下は石が黒い。川への降り口のため、人が多いと鮎居ない。 下見時の写真。大会当日はもう少し水が高かったです。この範囲で5匹、特に左上のプールが良かった
下見時の写真。予選後半はこの少し上流で右岸の護岸沿いチャラを狙った。駄目でした!

 馬瀬川 7月31日 ダイワマスターズBブロック大会参戦

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
大会会場 15匹 シマノ競FW H2.6 9.0NB フロロ0.6−3.5m 無し 北越乱0.04-5m フロロ0.4-20cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ1.0-23cm 20cm 一角6.5、7.0-4本 フロロ1.2 オーナー白一体2号 オーナー7mm