長良川中央区 10月5日

 昨日に引き続き今日は長良川中央の納竿日。榎本さんも同行です。ポイントは今川分岐の下です。9月にここで何度も良い思いをしているH尾さんが先行していたので追いかけました。H尾さんは瀬落ちの深瀬を狙っています。

 上の瀬には名手が数名。見ている間に2匹掛けて綺麗な返しぬきを決めています。当然そっちへ足が向きました。名人の上流に陣取って見学しながらやってみます。名人はボツボツと掛けています。ところがはるかに凌ぐペースで対岸のベテランが掛けます。格好はオジサンですが、竿は高級竿、見ていると立ち位置よりしもに送り出し、じわじわと扇状に引き上げています。一番強い流れよりやや弱い流れで大きめの石の後ろを攻めているようです。サイズもそこそこ。自分が探ったところでも掛けるのでもどかしい思いでしばらく眺めていました。

 こちらにはなかなか掛からず動いた方が良いと思い何度も引き上げているとやっと当たり。小ぶりのオス。横着してタモの外で鼻管を通そうと思ったらツルッと逃がしてしまいました。また掛からなくなってウロウロ。瀬肩でやっと1匹掛かると小さいのが入れ掛かり。名人たちの視線を浴びてやや嬉!午前中6匹。H尾さんは10匹以上掛けていました。

 午後は
H尾さんの横で良型おとりを拝借して開始。2m以上ある深瀬で掛かりました。そして白泡渦巻く反転流でも掛かりました。しもの鏡トロにも行ってみましたが掛からず。

 せめてツ抜けはしたい。分流チャラでチビを1匹掛けやっとツ抜け。榎本さんは深瀬でまっ黄を連発!元気おとりをまた借りて1匹追加。昨日と同じ11匹で今シーズンの長良川終了(予定)です。

 終盤の釣りを2日間やってみて感じたのは、鮎は居るけど追う鮎は少ない。同じポイントで粘るより細かく移動するのが良いようです。居着きが居れば意外に簡単に掛かる感じ。そして深瀬には良型が沢山潜んでいるようです。

 

 小さなおとりや、色が変わりかけのオスおとりで如何に繋げて循環させるか。「循環の釣り」という基本を最後に痛感させられました。小型も多いですが鮎は圧倒的に長良川が多いようです。


竿:シマノ スペシャルラシュランH2.5 9.0NE:競スクデットtype-R90NS 水中糸:複合メタル0.06(乱) 
付糸:フロロ 0.3 20cm 鼻カン仕掛け:0.8号-6.0mm-21cm サカサ2号 ハリ:イニシア6.75、7.25-4本-1.2号

 
ご漁場で竿を出すダンディH尾さん。
9月はここで随分良い思いをしたらしい・・・
下流に返しぬきを連発する名人。安定して掛けますね。
名人は知らないうちに釣果が増えています。
対面のベテランの方が入れ掛かり。抜きも安定していてかなりのキャリアと見ました。参考になるなぁ。 この瀬肩でちょっとだけ幸せ感じました。
この辺り水深は2m以上あります。反転流でも掛かるんですね。 攻めにくい深瀬。攻めにくいから良いのが掛かります。
長良川最終釣果は11匹 長良川最終釣果放流の儀。鮎たちに感謝。