根尾川 9月13日、14日

 今回、土曜は岐阜の叔父との釣行、日曜は鮎心会例会で根尾川へ。土曜日は朝方雨がパラパラとしていましたが、その後は晴れて二日ともよい天気になりました。火曜日釣行時より減水しています。

 

 土曜朝は最近実績の良い下流部へ。朝のうちは反応が悪かったですが、日が差してくると段々と上向きになりました。同じ場所ではなかなか掛からず、少しずつ動きながら探っていきました。反応が弱い時は引く速度を幾分ゆっくりにし、その分野鮎の反応に神経を集中します。違和感があれば重点的にその周辺を探るようにして拾っていく感じです。お昼前には瀬尻で良型の連発もあり午前中23匹と良く掛かりました。

 

 午後は上の瀬の開きに入ろうと思ったのですが、行くと入るスペースが無く再び下流へ。今度は右岸に入ります。しかし掛かりません。左岸側でヘチに立ち上飛ばしで何度も入れ掛かりしている方だけが掛けている感じ。おもりを使用してなるべくおとりの鼻を引かないように注意して引いてみますが忘れた頃に掛かるのみ。午後は10匹だけでした。

 

 夜は叔父宅に泊めてもらいました。岐阜市内ですが車で20分ほど。近いって良いですね。日曜朝もパラパラと雨が当たっていましたが朝焼けが出ているので天気は大丈夫でしょう。集合時間に少し遅れて到着。7時前でしたが川には既に沢山の釣り人。準備している人も沢山います。場所が無くならないうちにと急いで準備して川へ。

 

 前回の釣行辺りから川全体にあまーい花の香りが漂っていましたが、今回N村さんにこれは「クズ」の花だよ、と教えてもらいました。昔川遊びをする時に水中メガネのくもり防止にこの葉を潰して使った、川べりには沢山ある草花です。毎年嗅いでいるであろうこの香りも今までは気にとめたことがありませんでしたが、こんなふうに感じたのは歳のせいでしょうか。

 

 さて朝のポイントは昨日に引き続き下流域へ。狙いどおり瀬尻で良型を5匹確保でき、それを持って昨日泳がせでよく掛かっていたところへ。右岸側にはクラブのM田さん、H尾さん、A山さん、N科さんが並んでいます。さて対面で入れ掛かりでも・・・しかし今日は対岸のA山さんが入れ掛かり!掛かる度に笑うのでうっとおしいこと!やはり糸を立てて泳がせています。

 こちらも封印していたナイロンに替えて糸を立てて泳がせてみるとポツポツ掛かりました。が、ラシュランでナイロン、それに良型が掛かるとなかなか抜けません。2回も連続で水面すれすれに飛んできた鮎をタモ枠に引っかけて受け損ない。ナイロンはすぐに封印。複合におもりで、おもりの下で泳がせるように意識してやってみましたが調子は上がらずでした。午前中は13匹。

 

 お昼は榎本さん特製お好み焼きで満たされ川原でしばし睡眠。午後のスタートは2時になってしまいました。お昼にH尾さんの姿が見えません。聞くとゴルフのコンペへ行ったらしい。朝は川に居たのに。早朝から鮎釣りして即ゴルフへ。さすが鮎シーズンが過ぎた休日にはビンテージなオープンカーでナンパしているという噂に違わずダンディーでタフなH尾さんです。

 

 さて遅いスタートとなった午後は見える範囲でざっと60名いる釣り人の間を縫って釣ることになります。上の瀬左岸に隙間を見つけて入ります。ここで2時間近く粘りすぎてしまい5匹、瀬肩に移動するもケラレ連発。おとりを頻繁に交換して1発目の追いに賭けます。1匹取れるとペースが掴めて掛かりました。5時以降には瀬の中間部で小型が連発してなんとか午後17匹。着替え終わった頃には中秋の名月が輝きだしていました。

 

 2日間の感触は、水位が下がって黒々したところは垢腐れ気味です。白っぽいところに茶色い石が点在するところが好ポイント。水通しが良いところが良いようです。チャラではやや小型の白っぽい鮎が掛かります。まだまだ瀬にも鮎は付いていますが、瀬落ちからの開きや平瀬で広く探った方が数は出るようです。おとりが変わったら同じコースを取らず、少し移動して違うコースを泳がすと反応が良く感じました。さて根尾であと何回できるか。台風13号が心配です。


竿:シマノ スペシャルラシュランH2.5 9.0NE 水中糸:複合メタル0.06(乱) ナイロン0.175(Zaito) 付糸:フロロ 0.3 20cm 
鼻カン仕掛け:0.8号-6.0mm-21cm サカサ2号 ハリ:イニシア6.75、7.25-4本-1.2号、黒攻め6.25号-4本-1.2号

 
下流側左岸の瀬尻。ここは下流に広大なタンクがあるので常に安定して釣果が出る所です。サイズも良い。 お盆を過ぎると段々と透明感が増してきますね。
水の生命感が薄れていく感じです。
専用区下限の平瀬。比較的フラットな川相ですが、結構起伏があり鮎は沢山付いています。良いおとりが泳げば簡単に掛かります。
しかし一度見破られると・・・
真っ黒、真っ茶なところよりもこんな感じで明るい所が良いです。鮎は必ず居ます。おとりが取れたら探ってみる、時間を変えて探ってみるなどすると入れ掛かる時があります。
こんな場所でも引きます。ゆっくり引いたり、
おもりを付けたりして反応をみます。
上流側の瀬尻左岸側。ここも実績が高いところ。
数も大型も期待できます。増水後などにお勧め。
右上画像から対岸を望む。このザラ瀬も鮎が多い。この辺りは朝は左岸、夕方は右岸だと逆光を避けられます。 土曜の釣果。サビはまだ出ていません。
サイズは18〜20cmが中心です。