根尾川 8月2日、3日

 毎年恒例の岐阜と春日井の叔父との釣行を予定していましたが、岐阜の叔父に用事ができてしまい、春日井の叔父との釣行となりました。根尾川がスイッチオンということで、谷汲山大橋下流で待ち合わせ。6時前に到着しておとりの水あわせをしながら用意します。ヒデVさんも到着、様子を確認してから年券とおとり調達に行きました。

 叔父が来るまでは近くでやろうと思い、駐車スペース少し下で岸から開始。玉石底でスネ程度の水深ですが調子よく掛かります。
7時頃には名人斉藤さん登場。今日は斉藤さんの釣りを研究するのも目的です。8時過ぎになって叔父が到着。大会で貰ったタモとポイント、元気鮎をプレゼントしてdeibuは下流へ行ってみます。しかしここから暫く掛からない時間でした。斉藤さんは細かく移動しながらどこでも掛けて拾っています。竿が45度より立つことはほとんどありません。ベタ竿ですがそんなに引いてない。完全に竿下でコントロールしながら泳がせています。鮎は多いのに渇水で難しい根尾川。完全に泳げば簡単に掛かりますが引いてしまうとなかなか相手にされません。おとりが自力で泳ぐぎりぎりのテンションだけかけて引く。これはなかなか真似られませんが、これができればどんな河川でも通用するはずです。斉藤さん一人だけ明らかに周りと違うペースで掛けていきます。しかし少しだけ近づく方法があります。それは細糸。メタルの0.03を張ってやると技術をカバーして良く掛かります。しかし2223cm級も掛かるので大変です。で複合の0.06に戻すとやはりペースダウン。斉藤さん曰く「細糸に頼っとったら上手くならんよ」と言われる意味が良く分ります。

 午後は前回調子が良かった瀬での泳がせを検証。他の人がさんざん探った後でも掛かります。しかし余程集中しないと根掛かりやエビが頻発してしまいます。メタルラインのダメージも多くこの釣り方をメインにするのはリスクが多すぎ。せいぜい状況をみて局所で使うのが限度か。土曜は
23匹から56匹の入れ掛りがあってその間が長く空く、といった感じで掛かりました。6時までやって37匹、斉藤さんは7時から5時で47匹。この差は大きい!


 夜は川沿いにも関わらず蒸し暑くて
AC掛けたまま朝を迎えました。5時にヒデVさんに起こしてもらうと既に竿を出してる方々が数名!昨日より人が増えそうです。久しぶりにM岡君もやってきて7時頃開始。今日は瀬をやってみる予定。しつこく部分泳がせ釣りを試して午前中は22匹。午後は人も多くまずは土曜朝良かった所へ。しかし無反応。右岸側ではヒデVさん一人だけが入れ掛り!指をくわえて見てるだけ。瀬に移動します。石色の良い瀬開きを攻めると入れ掛り。夕方の入れ掛りを期待しますが爆発は無くポツリポツリで5時過ぎに終了。16匹追加で計38匹でした。

 鮎はかなり居ます。自然に泳げばいつでもどこでも掛かります。でも勝手に泳がせると数は伸びません。しかし渇水時は色々勉強になります。平水時の波から想像する川底の状態と実際の違い。平水時に良さそうに見えて何度も探っていたところが掛からなかったのも納得。強い瀬の中でも底にはこんなたるみがあったのか!などなど。それに増水時などはごまかしが効きますが、渇水時はよりシビアになります。技術の差が釣果の差となって現れやすいですね。放流河川では掛かるポイントは状況変化にあまり左右されず掛かる気がしますが、遡上河川は刻々と状況が変化する感じです。これを捕らえて如何に動くか。沢山課題のできた
2日間でした。

竿:シマノ競スクデットtype-R90NS 水中糸:メタル0.03(ダイワ)、複合メタル0.06(乱) 付糸:フロロ0.25、0.3 20cm 
鼻カン仕掛け:0.8号-6.0mm-21cm、サカサ2号 ハリ:一角6.5、7.0-3本-1.0号、7.0-4本-1.2号

 
土曜朝はこんなチャラで掛かりました。岸から1mほどで掛かります。
しかし日曜朝はなぜか掛かりませんでした。
天然遡上の黄色鮎。根尾が良いときはこれが多いです。
これをおとりにすると次も早い!
やや下流側のこの位置も実績高い場所ですが土曜の朝は不発でした。やや水量不足か? この護岸際もピカピカです。水量が多いときは護岸から釣っていますが、渇水時は中から釣ると入れ掛りになる時があります。(斉藤名人談)
この辺りは握りこぶし〜漬物石程度の石が多いですが
鮎もしっかり居ます。当たりは強烈!
このポイントでは一番の瀬も渇水でご覧の通り。でも良いサイズが
掛かります。渇水時は川底の状態が観察できて勉強になります。
土曜の釣果。朝の感触ではもっと釣れると思いましたが・・・甘かった。 日曜午後からこの周辺で一番釣ってたんじゃないかな?「ZEROの貴公子」ヒデVさん。竿はゼロドライブ、余分な脂肪もゼロ。
土曜も日曜もこの辺りは良く掛かっていました。
上の瀬では左岸岸よりが良く掛かっていました。
5匹に1匹程度こんなのが掛かります。握った感じが硬いです。
日曜午後入れ掛かった所。瀬脇の玉石底です。
扇状に泳がせると掛かりました。全てまっ黄色!
谷汲山大橋上流は水泳場となっています。喧騒とBBQの煙が1日止みません。
12時には石川の手取川で実釣会の講師を務めていた榎本さん。
3時過ぎにはここで竿を出しています。なんという行動力!
お○んパワー恐るべし!