水曜と金曜にこの方とこの方が増水後の熊野川を調査した結果、十二分に楽しめそうな気配。まだ納竿気分が出ないまま熊野へ。同行者はNさん。夏は川漁師さんは古座川で納竿宣言をしてしまったので、良く似たNさんとの釣行です。ありがたいことにNさんのお友達でトーナメンターのHさんが天然オトリを確保してくれているそう。金曜夜中に熊野川到着、車中泊で朝を待ちます。土曜はHさんも一緒に3人で。
ゆっくりたっぷりの朝食後まず向かったのは「音川尾頭前の瀬」。今シーズン結構楽しませてもらったポイントです。石色はいい感じ。瀬の石が大きくなる辺りから探りを入れてみます。オトリが良いので強い流れの中へ。真中は白っぽいのでその境目を探る。反応あり。でもボウズハゼかもしれません。答えが出るのは早かった。ゴンッ!と掛かると強い流れに乗って抵抗します。これぞ熊野川!って感じでプックラ鮎が飛んできました。お腹は柔らかいですが綺麗な雌鮎。さすがに絶対数は少なくなっているようですが追いはあるので時間をかけてゆっくり探って行きました。反応がある所で待って待って掛かる感じです。飽きない程度に掛かりここで10匹。上々の出だし。 次は「志古口の瀬」です。ジェット船乗り場の下。瀬の上下は餌釣りの方が沢山。空いている瀬を探ってみましょう。「音川尾頭前の瀬」に比べて水深が無く鮎が留まる所が少ない感じでダメかなと半信半疑で送り出すといきなりきました。しかしこれはバレ。居るのが分かったので丁寧に。ここでは3匹。 少し早いお昼を取ります。今日のもう一つの楽しみ、Nさんが採ってきてくれたスドウシ(アミタケ)の味噌汁です。河原で食するきのこ汁は最高の贅沢でこの上ない味です。 さあ午後は北山川へ登って行きます。やりたい所はどこも釣り人。「島津の瀬」へ。今シーズンは初めての場所です。瀞大橋からここまで釣り人無し。なぜ居なかったのか。30分で解りました。ここは皆ぼうずで次は「湯の口の瀬」です。瀬肩では先般の出水で壊れたヨリを修復中。ここも石色イマイチ。案の定苦しんで1匹だけ。4時になって1日目終了です。Hさんとはここでお別れ。師匠があのM岡名人なので釣り姿もそっくりです。トーナメントで目立ってくるのも近そうです。 さて北山川は予想に反してイマイチだったので熊野川まで戻って今日のねぐらを探しました。冷えた体をさつき温泉で温めて「鎌淵の瀬」の下へ。ここが本日のスィートルーム。くもり空で寒い夜でしたが、ちゃんこ鍋(プロではありませんよ!)で心も体も暖かに。真っ暗な河原で獣の気配を感じつつ爆睡。 翌朝は小雨がぱらつく天気でなかなか明るくなりません。ゆっくりめの朝食を取って開始したのは9時でした。今シーズン熊野川の底力を味あわせてもらった瀬に。でもここは中々おとりが止まらず、なんとか踏ん張っても反応出ず。上のトロ瀬はどうか。冷たい水に胸まで浸かって探るもここも川底が白い。鎌淵の淵尻へ。鏡で鮎が見えます。しかし追い気なく掛かる気配なし。Nさん瀬肩で掛けるも無念の丼。 さすがにボウズと丼では終われないので昨日反応が良かった「志古口の瀬」へ。しかし混雑です。友師は左岸に2名。昨シーズンから良くお会いする大阪の方たちだったので断って間に入れてもらいました。ここで12時までになんとか2匹。少ない居付を釣ると後は居ないようです。待って待ってようやく掛けた2匹でした。しかし最後の1匹も瀬の中できっちり背掛かりで良く引いてくれたので満足です。 2日間で釣った鮎を「放流の儀」で川へ返して今シーズンの鮎釣りを完全終了!帰りは湯の口温泉の源泉かけ流しで温まり、こてつさんのうまい中華そばをすすってこれできっちり終われます。良く遊ばせてもらいました。また来シーズンの為に頑張って仕事です。 |
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熊野川・北山川 10月23日、24日 |