今シーズンは天気に恵まれた釣行が多い、というか雨、台風が少ないんですね。しかしこの週末は天気が下り気味。一応泊り予定で熊野川へ出発します。現地には夏は川漁師さんが待っています。金曜は結構な水量だったようですが土曜日はぐっと下がって発電放水の予定もなし。苦戦が予想されます。


 おとりを3尾用意して最初に入ったのは三和大橋上流の左岸側。漁協HPでは「和気渡し場の瀬」、「楊枝学校前の瀬」となっている上辺り。瀬肩のトロ瀬を探ってみます。どこでも渡れる程度の水深です。ここは大きな石が無く、ハンドボールから砂利までの大きさで場所によって変わっています。ヨリを打ってある下から斜めに探って行きますが1匹掛かってバラシただけ。居るようですが追いが無い。どこかでおとりを変えないとトロは攻めにくい。やはり基本通りまずは瀬でおとり交換。瀬肩の速い流れから探ってみましょう。ラシュランの3番まで曲げながら耐えますが徐々に流される。それでもなんとか留まる所で待つとガガーンときました。
 良く瀬の鮎は追いがきついと言われますがdeibuが考えるにトロでも瀬でも縄張りを持った鮎の気性は同じだと考えています。ただ、流れが速いので野鮎は追った時に流され、流れに平行に動く、またおとりも動けないので掛かり易く当たりもキツイ。それに対してトロでは流れが緩いので野鮎が流れを横切って泳げるし、おとりも逃げやすい。「追いがきつい」とはその差だと思っています。だから瀬の方が掛け易い。瀬だと「おとりの弱りが早い」とも言われますが、瀬でもトロでもあまり変わらないような気がします。


 で、その後ですが予想を裏切ることなく当たりは散発で、貴重な掛かり鮎も2回ロケット発射で瀬では4匹だけ。瀬開きの所は真中あたりが谷から流れ出た石で埋まっていて、石色良い感じに見えるも追い無し。もう一度トロへ戻って元気オトリを泳がせるとパラパラと掛かり午前中やっと11匹。あまりやらない上飛ばしすると好反応だったのでナイロンでじっくり攻められる方ならもっと掛かると思います。
 水が高かったら午後は北山川へ行こうと考えていましたがこの水量では攻めにくい。前回の十津川、北山川合流点へ。前回より30p低い。全然雰囲気が違います。届かなかったポイントも楽々ですが追いは超シブイ。石色は良いので鮎は居るはずですがスイッチが入らない感じ。それに終始曇り空で寒い。今シーズンの熊野川で初めて水が冷たく感じました。最後は合流付近のド芯でタヌキ鮎が掛かったので終了。ここでは5匹。明日は朝から雨模様。夏は川漁師さんとゆっくり温泉につかり、少しだけ色づいたみかんを買って帰りました。北山川も先週よりぐっと釣り人が減りました。寂しくなってきましたねぇ。あと2週は行きたいですが、最後のボウズだは避けたいです。
 
三和大橋上流のトロ瀬。この水位だとナイロン泳がせ上手なら
結構掛けられそうな感触でしたよ。
同左上流側。上まで見に行きました。見えるギリギリの左岸側が大きな袋になっていて小砂利が綺麗でした。高水なら面白そう。
水位が低いのでこの瀬もなんとか攻められます。
数少ないですが掛かった時の当たり、引きは申し分ありません。
きっちり攻められる技術があればもう少し釣れそう。
ハルさんお気に入りの瀬。石、水量、押しと文句なし。
これで水位は一番低いくらい。あと30cm増えただけでも
迫力は倍増します。
コンディションはまだまだイケる感じです。抱卵は2〜3分目程度か。 十津川、北山川合流点少し下にある「大谷口の瀬」です。良い瀬です。
でもこの日は掛からず。盛期向けか。
十津川と北山川の丁度合流部分に立っています。これが十津川の流れ。発電放水していないと水も透明です。 同左北山川の流れ。水温はこちらがやや低い感じ。回帰性の無い鮎達はここまで来て何を根拠に行き先を決めるんでしょうね。これで人生と言うか鮎生が大きく変わるのかもしれませんね。
ipadを使い始めました。仕事、遊びにとにかく便利です。ノートパソコンともiphoneとも違います。出かける時には必携になりそう。
老眼の方には特にお勧め!

 熊野川 10月02日

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
和気渡し場の瀬
大谷口の瀬付近
16匹 シマノ ラシュランH2.5 9.0NE フロロ0.8−3.5m 無し 北越乱0.06-5m 無し
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ1.0-80cm 30cm 一角ハイパー8.0-3本
忍8.0-3本
ナイロン1.2 オーナー白一体2号 オーナーチタン6mm ウレタンV背針