今年は長良、根尾が不調と増水続きで鮎心会の例会も1回しか出来ていません。22日にやっと2回目が出来そう。例会当番だったので場所選定に悩みます。中央の御手洗(オミタラシ)も多少は掛かるらしいということでここに決定。土曜日に先乗りで和人君とやってみることにしました。


 矢島さんでおとりを調達する時に、右岸では釣具店の大会があるということで左岸へ行ってみました。軍艦岩をみると水位はまだ若干高い感じ。堤防の上から川を見ると石色はまだ完全ではない感じ。8時頃、軍艦岩から20mほど上流から入川します。ヘチは石色良くないので少し立ちこんで丁度軍艦岩の筋辺り、水面のヨレへおとりを滑り込ませるとガガガッと開始3秒でいきなり掛かりました。心の準備も出来ていなかったので体勢を崩しながら抜くと意外にデカイ鮎が飛んできます!口掛かりですんなり抜けましたが20cmオーバーです。これはどんだけ掛かる?と思いましたが心配ご無用。鮎は薄いようで入れ掛かりとはいきません。しかし掛かるのは全て20cm以上!強烈な引きを楽しめます。良いおとりでヘチも探りますがここはダメ。ド芯も探りますがこれもダメ。水深が中くらいで水面が波波しているような所で反応が出ます。白泡や縦波では掛かりません。なので横に探るよりも掛かった筋を縦に探っていくのが良さそう。しかし押しが強く石もでかいので大変!掛かってすぐに抜けないとどこまでも突っ走る!強引きに耐えていると身切れでロケット発射!連発・・・掛かるものの増えません。
 すぐ下流に入った方はこれに慣れているようで、掛けて溜めて浮かして飛ばすがスムーズです。そして浮かないと判断するとじわじわ下がりながら左岸際の緩い流れに誘導してから抜いています。ほとんどノーミス。一旦下がると戻るのが大変ですが、おとりの循環が良いのでまた掛けます。お昼に聞いてみると午前中で15匹ほど釣っていました。糸の限界を知るように掛かり鮎との引きあいで身切れする限界が分かっているようです。これには何度も掛けて体で会得するしかないですね。


 対岸でやっていた大会ですが、Y釣具店の名人戦でした。参加者は各種大会の全国経験者ばかり。伊藤名人、安江名人、林名人など錚々たるメンバーでした。目の前で伊藤名人の釣りを見ましたが、やはり掛けます。deibuの3倍の速さ。しかし下流釣り人が居るので名手でもロケット多発!びっくりは安江名人。一般の人が立ちこめない所まで行って掛けます。おもりは見えなかったので胴締めか。掛けてからが凄い。1,2,3でタモの中です。掛かり鮎を暴れさせません。真似しようにもちょっとできそうにありませんが。


 午後は竿をトリプルフォースに替えて挑戦です。午前中反応の良かった瀬をやるとドカンと掛かります。竿のパワーが半端ないのでタメが効きますがまたまたロケット3連発。これでは増えません。下の棚も掛かるのは流芯とヘチの間。水深があって石が見えなくなるポイントでは反応悪い。垢付が悪いのか。結局身切れロケットに対応できないまま終了。残っていた鮎は13匹。右岸へ行って夜営です。


 翌日曜は例会。当番なので10時頃には上がってお昼の準備があるので3時間ほどの釣り。昨日の対岸辺りから開始。名人たちが触った後なので厳しそう。やっぱり厳しい・・・瀬を一通り下ってみましたがパッとせず。結局最初に入った瀬肩辺りが一番良くてその辺りで5匹。午後は上のトロへ。美濃橋下は水遊び&デイキャンプで向こうが見えないほどの人出。喧噪を聞きながらそのトロ尻で2時からやってみました。右岸に3人居たので左岸へ渡ってやってみます。右岸の方達はポロポロ。下流の人もポロポロ。自分は中々掛からず。午後の1匹目は3時を回っていました。しかしそれからトロ尻の鏡で強烈な当たりを数発、ロケット1発で楽しめました。最後は車の前で2匹で終了。残ったのは12匹でした。


 日曜は、身切れ対策で昨年の揖保川用残りのG社「バレン」8号があったのでそれを使いましたがキープ力は上がりましたが、掛かりが遅い。底バレも増えました。3本錨だったので4本だったらバッチリだったかも。流れが強い、鮎が大きいとなると何か弱点があるとダメですね。より高度な釣りが必要だと感じました。他の人たちが掛けて大きくしなる竿、肩まで浸かってそれに耐える姿を見てるのも楽しいですね。鮎に負けるな―と応援したくなります。他の皆さんもロケット発射し放題でした。全体に鮎は少ないようですが日曜夕方には少し泥をかぶっていたヘチの石も綺麗になってたし、鮎も見えたので多少良くなるかもしれませんね。2日間とも釣果はパッとしませんが数以上に満足感のある釣行でした。
 
1日目始めた場所。長ーい御手洗の瀬の瀬肩です。このデカイ岩は不動なのでこれで水かさが判断できます。これで平水より少し高いです。 安江名人。予選はトップタイだったそうです。一般人?の竿先あたりに立ちこんでいます。にも拘わらず安定しています。
この体勢から良型が掛かっても一歩も動かず3秒でタモへ。
こちらは掛かる度に大運動会&ロケット打ち上げ!
こんな所で掛かりました。青白いところ(やや深い)は掛かりません。
青と茶色が混ざっている所で掛かりました。
ドカーンと掛かる鮎は全て20cmオーバー。2日間で養殖おとりサイズが
1匹だけでした。横に掛かると抜けません。
和人君にも良型がヒット!皆が竿さばきを注目します。ロケットを発射すると廻りが「あぁ〜」と言う感じ。逆に華麗な返し抜きで決めれば「おぉ〜」と言う感じ。激流派の技の見せあい場所です。 伊藤名人。遠くても独特の立ち姿でオーラを放っています。
名手でも身切れに苦労されていました。
釣果はイマイチですが長良川で強烈な引きを少しでも味わえば、
ビールのうまさも倍増です。
今日のランチは亀山名物「亀八食堂」のみそ焼きうどん。
ビールと白飯に良く合います。それと良く冷えたトマトはいつも人気。
皆さんもクーラーに一つ入れて行くと良いですよ。
Boz-3さん、良型の引きを楽しんでいます。知らないうちに掛けているタイプですね。deibuと違って静かに着実に釣果を増やしています。 午後は美濃橋からの大トロの尻へ。減水すると網でダメになりますが、しばらく高水で網が入っていないらしくボツボツ掛かっていました。
ここでもデカイ!
トロ尻のパンツで掛かった鮎。やる気満々の良型。理想の鮎ですなぁ。 トロの鏡からシワシワとなる所で良く掛かった。ここで最後に掛かった鮎は20m下がっても抜けずに最後はお決まりのロケット発射!背掛かりだったのでデカかったようだ。Y釣り具の大会では最長28.5cm!も出たらしい!
数は少ないですが気分的には倍以上釣った満足感と充実感。
思いっきり食ってやるから覚悟しろ!
土曜は増水後でうっすら泥かぶりでしたが日曜夕方にはヘチまでご覧のとおり。少ない少ないと言っても鮎は居るんですね。
COEさんが撮ってくれた最後の1匹を楽しんでいる所。
この瞬間に鮎以外のこと考えている人は居ないでしょうね。サイコー!

 長良川中央区 8月21日、22日

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
御手洗の瀬 13匹
12匹
シマノ スクデット9.0NS-R
シマノ トリプルフォース急瀬9.0
フロロ0.8−3.5m フロロ0.5−0.5m 北越乱0.06-5m フロロ0.5-20cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ0.8-21cm 20cm イニシア6.75-4本
バレン8.0-3本
ナイロン1.0〜1.2 オーナー白一体2号 オーナーチタン6mm ウレタンV背針