第3回の根尾川大会は豪華賞品と中スポ杯出場権が付いたことにより、トーナメンターが多数参加して、ローカル色の強かった雰囲気が変わりました。木曜日の下見では厳しいながらも水温が上がってからは瀬でも追うようになり、勝負のイメージはなんとなく持っていたのですが、土曜から乗り込んだ掛川のO澤さんの話ではかなり渋かった様子。どうも金曜日に雨が降り、水温が下がってしまったようです。水温が下がってしまうと大体活性が下がります。下がった水温が2日続けば慣れて活性が上がりだすそうですが、下がった翌日は鮎が落ち着きません。そして大会当日も曇りから雨。土曜に上がった水温がまた下がったのでなかなか鮎が落ち着かないようです。今回初めてシードなるものを頂きましたので予選を良く見て作戦を考えよう。


 予選で釣果が出ていたのは堰堤落ち込みの一部、左岸瀬頭、妙連付近のチャラ。漁協前Aブロックのボーダーは4匹と厳しいものでした。勝ち上がった方々は実力者ばかり。皆さん動き回りながらもどこかで掛けてきます。掛川のO澤さんもドンブリで−2、根掛かりで−1と苦しい展開から+2とし予選通過!予選終盤で瀬で掛かるかと注目して見ていましたが掛かりませんでした。決勝前には雨も降り出し更に難しくなります。1番くじなら堰堤落ち込み、その次は左岸瀬頭、次は本筋の瀬でやろうと決めました。入川順くじが残り5枚で1番が出ていません!気合を入れて引くと「27番」。引き弱。
 で入れたのは本筋の瀬の右岸側。瀬脇の速い流れにベタ竿で当たりを待ちました。開始20分ほどでしょうか。追われ感が出たなと思ったらガガガッときました。慎重に取り込んで一安心。18p程の黄色くなった良い鮎です。木曜に流芯で追ってきた鮎と同じ。少し光明が見えたか?替えて送り出すと流芯へ突っ込んで行きます。強い流れの中を軽く引けて横にもスッ、スッと動くのですぐにも掛かりそうでしたが掛からず。雨が激しくなり、増水が気になります。増えて左岸へ渡れなくなると怖いので左岸へ行きます。左岸側の瀬頭を狙おうと考えるも最初からそこに入った方が絶妙な位置取りで微妙に入れません。仕方なく去年のポイントを探るも反応なし。左岸側瀬の流芯へ一か八かで入れてみますが根掛かりで終わり。そこで無念の終了合図。豪雨で時間短縮され終了になりました。結果込3匹です。

 決勝でも堰堤下トロで頑張ったO澤さんは込み5匹で4位タイ!(抽選で6位)優勝は吉田さん。2位は同じ鈴鹿の名手K藤さん。3位はAブロック予選トップのY田さん。シビアな時ほど名手が出てくるのは厳しいトーナメントで色々な場面を体験されているからでしょう。2年連続2位の実力者T田さんは1番くじを引いて堰堤下へ入り、開始30秒で1匹目を掛けるのが見えたのでぶっちぎりかと思いましたが後が続かなかったそうです。それを聞くと予選でそこを綺麗に叩いて決勝では他の場所で3位に入ったY田さんの戦い方というのも凄いです。やはり全国区の名手達は「戦い方」を考えています。ポイントを見る目、探る技術、見切る判断力、まだまだ勉強することが多いです。また名手に共通しているのはほとんどノーマル仕掛けでやっていること。小倉名人にも言われた「背針に頼らなくても釣れる技術を身につけろ」が重い言葉に思えてきました。竿さばきでおとりを操る高い技術を会得せねばいけません。やはり競技会は経験をどんどん積まないと結果に結びつきません。この二日間は良い勉強でした。


 次の週末は下馬瀬大会。悔しいので19日の板取上流漁協大会も申し込みました。下馬瀬は初めて河川。板取上流もほとんど入ったことがないエリア。ぶっつけですが経験を積むために参加です。予選通過を目指して頑張るぞ!

 今回の反省点
 優勝ポイントは多分自分が入っても釣れなかったと思います。瀬で勝負して1匹掛かったし、それで攻めてもダメだったので意外に後悔は
 ありません。どこでも釣ることができる竿操作の技術を身につけること!
 
テンパッていたので画像ありません!

 根尾川 7月11日 第3回根尾川鮎釣り大会参戦

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
漁協前 01匹 シマノ スクデット9.0NS-R フロロ0.6−3.5m フロロ0.4−0.5m 北越乱0.04-5m フロロ0.3-20cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ0.8-21cm 20cm 一角6.5、7.0-4本 ナイロン1.0 オーナー白一体2号 オーナーチタン6mm ウレタンV背針