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 前回初めて行った日置川。ロケーションも鮎も素晴らしかった。そんな日置川釣行で一つだけ後悔したことがあった。ラシュランを持っていかなかったこと。同じ調子の広い瀬に点在する天然鮎を探しながら釣るにはラシュランが面白い。で、ラシュラン持ってもう一度チャレンジです。
 最初に向かったのは、「中嶋の瀬」。日置川オートキャンプビレッジ横に駐車して河原を歩いていきました。行きは引き舟の中は養殖おとりのみなので、直線距離で目的地へ。途中にも良い感じの瀬がありますが、無視して行きます。やっと視界に目的地が。あれつ?先行者が。車は無かったが。。上のほうのトロにいます。その上には笹立てもしてあります。挨拶しに行って、入川ルートを聞くと、随分近くにありました。ガイドブックに載っていなかったので、えらい損した!
 下のザラ瀬に入らせてもらいます。前回釣行よりダム放水が減って、渇水気味。くるぶしからすねほどの流れ。渇水でもラシュランで引きまくり。早く広く探っていく。良い感じに見えた右岸側のやや水深がある流れでは不発だったもののザラ瀬ではよく掛かり2時間半ほどで20匹は超えた。前回釣行よりサイズは落ちた。さらに上流にある「三ツ石の瀬」まで行ってみるか。今度は引き舟に鮎がそこそこ入っているので最短ルートは厳しい。砂利や砂で足が沈んで歩き難い川伝いで上っていった。確実に2人の足跡が気になりますが。
 ダム濁りがほとんどなく、淵でも底までクリアー。とても綺麗です。途中に短い瀬がありました。ここか?木がかぶさる左岸側は岩盤、手前は砂利、流れ込む瀬には大きめの岩石が点在、いかにも良い感じ!ですが追いはさっぱり。鮎も見えない。ここじゃないな。まだ上か?行って見ます。見えなくなるまで続く広大なトロの終わりにありました。ここがどうやら「三ツ石の瀬」のようです。どれが3つの石なのか分かりませんが、大トロからの瀬、その下の棚が良い感じ。小石の瀬肩から。ビューン!と掛かったが連発はない。左岸際のキビしめを探る。小砂利の瀬肩にも明らかに白い部分が点在。これは釣り人が立った跡です。その位置を見るとキビしめのポイントも全て探ってある痕跡です。よって釣果もキビしめ。前回釣行の感触からすれば、竿が入っていなければサイズも良いはずですが、大きくない。長居は無用のようです。本命に見える棚へ。芯は白っぽい。掛からない。左岸ヘチキワ。掛かっても単発。この辺りは、大きめの石は、角張った岩石です。黒っぽいそれには鮎が付いていません。くっ付いて居るのはボウズハゼ。折角ここまで2キロ近く歩いてきたのに。戻ります。
 「中嶋の瀬」には「近くから」降りてきた釣り人が3名増えて4人。やるところ無いので下流へ。朝パスした瀬で数匹追加して車へ戻る。往復4キロ。ヘロヘロです。夏なら無理ですね。ここまで31匹でした。ゆっくり休憩しましょう。車で移動を頻繁にする河川だとビール飲めないのが辛い!
 ぐったり寛いでいるととんでもない危機が襲ってきました!ブ〜ン!大きな羽音で近寄ってきたのは4cmはある大きなスズメバチ!子供の頃3回刺されて以来、大の苦手。釣っていると近寄ってくるときはありますがジッとしていればどこかへ行ってしまいます。ところが、コヤツは、歩きつかれて変なフェロモンでも出していたのか超接近!攻撃前のカチカチ音は出していませんが頭の周りをグルグル。すばやく動くと襲ってくるらしいので、追い払いたい衝動を我慢し目を瞑って早く立ち去れと念じるが。。。通じず。。。それどころか恐れていた事態が!ブ〜ンブ〜ン!ピタッ?音が止んだ。後頭部にトマッタ?絶体絶命の危機!なぜか川に飛び込もうと考え椅子を立ち上がり10m先の川へそろそろと向かう。またブ〜ン!飛んだ!まだ着いてくる。ピタッ!またトマッタ!もう川へ沈みたい一心!首から上は地蔵のようになった気分でそろそろ歩く!このときの自分の動きは多分傍から見ていたら爆笑ものでしょう。でも本人は必死!ブ〜ン!飛んだ!今がチャンス!走るか?幸いにも喰ってもまずいと判断したのか、噛まれることも刺されることも無く離れていってくれました。スズメバチには効かないと言いますが、このあとすぐに体がネトネトになるほど虫除けを振りまくったのは言うまでもありません。さらに疲れてしまいました。
 そう言えば、前回釣行時は、日置川の車横付けポイントでは日中、車の窓を開けっ放し。さて疲れて車中泊。ブ〜ン!フロントガラスを飛び回る小さい虫。これは良くあること。ティッシュで摘んで外へ。ん?緑色のホームベース型。これくっさいヤツやん!摘んだらえらいことになるヤツやん!そして3匹もおるやん!1時間ほど費やしてやっとこさ退室していただきました。自然豊かな日置川では昆虫に注意ですね。
 そんなこんなでヘロヘロのまま移動します。少し下流の漁協周辺には良いポイントがあるようなので河原へ降りていきました。しかし多くの釣り人です。河原を上に走ると安井橋まで来てしまいました。その下流、「イチョウの瀬」はお1人だけ。やってみます。トロからのザラ瀬。石色も良く良い感じなのに釣り人居ない。答えは簡単、掛からない。1匹掛かったが口掛かりでバレ。1時間ほど探ってボウズ。次へ移動。
 前回釣行時に最下流部にあたる田野井橋下流で釣っているのを見たのでそこへ。角ばった大きめの石がごちゃごちゃした瀬におとりを入れると1発で追ってきた。これはパラダイスか?そんなに甘くはありません。やっぱり黒っぽい石では鮎じゃなくボウズハゼの入れ掛かり。ボウズハゼも追って来るので鮎の反応と間違う。下のほうのザラ瀬ではポロポロ掛かり、1時間ちょっとで5匹。夕方チャンスがあるか?もう4時です。粘ろうか。移動します。
 前回良さそうに見えたが人が多くて出来なかった口ヶ谷橋下流の瀬落ちへ。泳がせの釣り人が1日動かないようなポイントですが、夕方なら空くかも。釣り人が多いと出来る竿抜けを狙いました。瀬落ちの左岸キワです。狙いは正解。テトラにこするくらいの釣りで良型まっ黄色連発。1時間で8匹、型揃いでした。合計44匹。ボウズハゼはおそらく20匹くらい。前回釣行を越えられなかったのはハチのせいにしておきます。5時になると「良い子はお家に帰りましょう」と音楽と放送が流れます。お日様も西の山に隠れて寂しい感じ。精一杯釣ったので満足。温泉入ってラーメン喰って北山へ移動します。
 さて、今回の日置川、優しい川相で、泳がせ主体の釣り人が多いです。有利だとは思いますが、天然鮎は縄張りが広い。同じポイントでは釣れ続かないと感じます。よほど密度が濃ければ泳がせでも数が出るでしょうが、引きまくって少しでも野鮎との出会いを増やすほうが数は稼げると思います。なのでラシュランで引きまくり。1日ずっとベタ竿です。ちょっと強すぎかな?と感じるくらい引いても掛かりました。渇水気味だったのでおもりは不要。ラシュラン、癖がありますが好きですね〜。パワーはFW2.6よりずっとあります。こんな感じの川ではドンピシャな気がします。
 
やっとたどり着いた中嶋の瀬 上流向きです。広い!上の釣り人は駐車場所から200mほどらしいです。 こんな感じの流れで追う。中洲周辺が良かった。
下流向き。カーブ手前にもいい感じの瀬があったが、帰り頃には釣り人が居てできず。今の日置川に竿抜けなし。 右岸側が少し水深がある流れだったので期待したがパッとせず。
掛かる鮎はご覧の通り綺麗な鮎です。まだ楽しめそうです。 三ツ石の瀬までにあるちょっとした瀬。岩盤や岩石は嫌いなようです。玉石が好きそう。
こんな流れならおとりを入れたくなりますよね?だまされます。 この瀬肩もいい感じに見えましたが、掛かりません。というか鮎が居ない。
はるばるやってきました三ツ石の瀬。いい感じの棚ですね。 上流が見えない広大なトロの終わりにある変化。この鏡で静かに泳がせれば掛かるのでしょうが、「引ける」所のみ攻めて行く。
こんな感じです。ここは釣り人も人工物が360度見えません。こんなロケーションで鮎釣りできるなんて。幸せ。でも釣り人の痕跡はあちこちに! 三ツ石の瀬の上流に広がるトロ。いったいどれだけの鮎が居るのでしょう。ずっと上見えないところに向平の瀬があります。
これが「三ツ石」か?大水なら動きそうですが。いい流れですよね?でも小型がポロポロでした。誰かが幸せを感じた後ですね。 三ツ石の棚。岐阜河川なら絶好ポイントですが、日置川の鮎は好みが違うのか。流芯では一切掛からず掛けられず。キワでは掛かるが、残り物っぽかった。
三ツ石の棚からの瀬肩。本命ポイントかと思いましたがここも不発。疲れが倍増! こんな流れでグリグリやって出ないなんて。日置川、分かりません。
オートキャンプ場と中嶋の瀬の中間にある名も無き瀬。雑に探りましたが掛かった。丁寧に探れば数が出たかな?と午後になって後悔した。 安井橋下流にある「イチョウの瀬」。ガイドブックには本命!と書いてあったが、この日は不調。確かにいい流れですが。ボウズで移動する。
イチョウの瀬から安井橋を望む 田野井橋ずっと下流のポイント。トロから瀬に掛かるこんな流れから開始。黒い岩石で始めて掛かる。
上流を望む。ここも笹立てしてありました。田野井橋はカーブより上です。 ちょっと石色が悪いですね。日置川は茶色い明るい流れがグッド。
もう少し下ると海の干満の影響が出るエリアだそうです。最下流部でもこのロケーション!すばらしい。この辺りでポロポロ掛かった。 16:15、口ヶ谷橋下流の人気ポイントに立つ。人ごみ理由の竿抜けをダイレクトに狙う。テトラのキワです。
人気のトロに流れ込む辺り。テトラや倒木をこするくらいにおとりを入れるとギューン!答え一発!気持ちいい! 夕方こんなのが8匹。日置川のいい締めくくりになりました。
夕方こんなのが8匹。日置川のいい締めくくりになりました。 5時の「良い子は帰りましょう」放送の後、お日様が西の山に沈むと川は一気に秋を感じる風景に。日置川終幕です。

   9月 26日 日置川 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
各所 44匹 シマノラシュラン H2.6 8.8 フロロ0.8−4m 無し メタゲーム0.05号-5m ナイロン0.4-20cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ1.0-25cm 0cm 刻、全7.0号-4本 フロロ1.2 2号 6.0mm 無し