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 全日本鮎チーム選手権大会にフィッシング遊チームの一員として参加してきました。結果は初の予選敗退となりました。ダメだったときほど細かく検証します。前日朝から郡上入り。1週間前と感触が変わったかを確認するために同じところに入ってみます。 前回下見で鮎も多くポイントとしても攻め手が多いと感じた通称石組堰堤付近です。開始は8時。朝から瀬に入れてみると良い反応で黄色い鮎が掛かってきます。やや水量が多く攻めきれない部分が多くても3時間で17匹、感触は前週雨の下見とほぼ同じ。ある程度釣れる!
 次は前週入っていないところ。6月、7月の大会では人気がある「お宮さん下の瀬」です。スロープを降りた前の瀬肩から。反応なし。そのまま荒瀬へ。瀬落ちまで軽く流すも掛からず。上に戻って平瀬の流芯を探る。青白い流れで4連発する。(1匹はロケットで取れず)流芯にはしっかり鮎が付いていると判断。風が強くなり寒くなって腹も減ったので終了します。仕掛け合わせ(竿に仕掛けを張って長さと目印位置調整します)をしてから途中子宝の湯に浸かり、美並でラーメン喰ってやっと暖まり宿泊場所へ。

 良く寝て起きるとここ最近では一番寒い朝です。空気がピンとしている感じ。さておとりをもらっていざ出陣!配布は後方だったので先行者の様子を見て場所選び。名皿部橋を渡る人が少ないのでそっちへ。石組堰堤付近を狙っていましたが、お宮さん下の瀬は右岸側ががら空き。ここにします。選んだ理由は前日の下見で鮎がしっかり付いていたこと。朝は付き鮎を拾う方が数が稼げると思っていたので、良いポイントが広く探れそうなこと、検量場所に近いので活性が上がる10時ころに少しでも長く竿出しできることを理由に選びました。開始まで川の中で30分待つのはつらい。水は昨日より冷たい感じで手がしびれるほど。日差しが嬉しく感じます。
 7時半スタート。流芯攻めです。昨日の感触から絶対に掛かるだろうのおとりの泳ぎを感じて待ちます。待ちます。。待ちます?反応が無い。広く動けるので少し時ずつポイントをずらして探る。おとりが弱ってくるがまだなんとか底に入るので我慢する。対面下流の方が自分が狙っているところよりやや浅い緩いザラ瀬で3匹掛けた。流芯はいないのか。昨日感じた反応もない。開始1時間近くになってついに2匹目のおとりを使用。やっと1匹目が掛かる。最初狙っていたところより浅く緩いところ。黄色いおとり頃の鮎。ようやくスイッチが入ったのか?変えて周辺を探るも追いは感じられない。良いおとりで最初に攻めていた流芯をおさらいする。ダメ。昨日と違う。下がって瀬肩付近で待ってやっと2匹目。良いおとりで瀬肩周辺を探っても続かない。残り1時間でさらに下流へ移動。瀬の強い流れも一応チェックしてみるが無反応。瀬落ちの開きへ入る。白っぽく見える砂利に石が点在する流れ。1匹目は白い鮎。どうも鮎は居るようだが追われない感じ。目印を1節目まで下げて下竿で糸を立てて探る。ギューン!と追われる。これか。おとりを替えていつもなら下流へ送り出すのを正面へ出す。そのうち流れを遡って行く。ギュン!朝の苦労はなんだったのかと言うほど簡単に掛かる。ここで時間切れ。込7匹と撃沈。最低2ケタをノルマと思っていましたが遠く及ばず。メンバーも振るわず初の予選敗退!決勝見学は寂しいですね。

 決勝前半一時間ほど見学。名皿部橋の直下に斉藤師匠がいたので見ていました。橋から見ると多くの縄張り鮎が見えます。ここで見えると言うことは他も同じような感じでしょう。こんなにいるのに掛けられないのか。師匠が掛けた場面でも、おとりの位置を動かそうと竿を起こした瞬間に追われました。自分が予選最後に掛けた時は波立のザラ瀬を泳がせで登った時でした。どちらもおとりが自力で川底を泳いだ時です。その状態を釣り人が自由に作り出せればめちゃくちゃ釣れるでしょうね。どうすれば?もちろん分かりませんが!万場橋から栗巣出合い付近まで見て回ると高橋、森岡、小澤3名人とも流芯を攻めていました。高橋名人は石組堰堤上右岸側の結構茶色い流れ。森岡、小澤両名人は流芯の青白い流れ。どちらも掛けていました。決勝は瀬が良かった。表彰式のインタビューで小澤名人が、「予選では残り垢の黒いところを意識しすぎて釣果が伸びなかったので、決勝は新垢を意識して青白いところを狙った」と言っていました。自分はそういう見立ては一切していなかった(垢が飛んでいるとは考えなかった)のでちょっと驚きでした。

 今回の反省は、下見の情報に固執してしまい、基本である当日その時の状況を掴みきれなかったことです。
良かったところは、予選前半振るわず、後半釣り方を工夫して掛けられたこと。
 それと今回下見から針をがまかつの「全」を使っていました。バレがほとんどなくとても良かったです。昨年から細軸の「刻」が好きになり、今年九頭竜川勝山では重い鮎でも安心の太軸「要」がバッチリで、今回長良川では中軸の「全」が良かったです。同じような形状で細、中、太と選べるのは良いですね。他には大きめの鼻管が欲しかったのですが丁度昨年参加賞で頂いたシモツケの7.5oがあったので使いました。持ちやすくて良いです。しかしタモ絡みは多いです。オーナーの鼻管は一番差しやすくて良いのですがこれもタモに絡む。がまかつの満天鼻管はタモにほとんど絡みませんが差しにくい!それとおとり外れも有り。シマノの鼻管も今年使っていますがタモ絡みは少ないですがこれも差しにくい!暑い時期には鮎のケイレンが多発!私の場合老眼で鮎の鼻がはっきり見えず、感で通すので通しやすさは重要です。同じく外しにくいのでタモ絡みもストレスです。次は満天の大き目を使用してみようと思います。
 さて次の週末はあと一段のレベルアップのために有田川へ行って武者修行です。最近長良川ばかりで大会参加している感じなので、他河川、特に和歌山の天然遡上河川では参加経験が無いので対応力を拡げられたらいいなと考えています。
 
前日下見時の写真。このような流れで良い反応を得る。好きな流れで掛かるので楽しい!右岸側3mは手を付けなかった。当日は入れれば!と目論んでいましたが。。。 この辺りはポイントも様々で多くあり攻め手を考えて出来ると考えていました。
下見では良い状態の鮎が掛かったので期待が膨らむ。 大会開始時の立ち位置です。上下100mほど動けそうでこれはイケる!と思ったのですが。
白泡の下から開始した。泡が消えるヨレで間違いなく掛かるだろう!と高をくくっていたのですが。 朝一上流側も余裕のスペース。掛かっていたのは真ん中より左岸側の流れ。一番強く深い筋より中くらいの深さ、流れで掛かっていた。
決勝の師匠を見学。鮎が多く見える。ピカピカではない石にも鮎は居る。

  全日本鮎釣りチーム選手権大会参戦 9月 11日、12日 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
大会エリア 20匹
5匹
シマノリミテッドプロRS 9.0 フロロ0.8−4m 無し メタゲーム0.06号-5m ナイロン0.5-25cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ1.0-25cm 0cm 全7.5号-4本 フロロ1.2 タックルインJ3号 シモツケ7.5mm 無し