※ポイントはリンク先Google Mapのマイマップで確認できます。見たい日付のチェックボックスにチェックを入れてください。
 斉藤師匠が出場するということで自分も申し込みを締め切り直前に済ます。今回は大会当日朝入り。いつものように長良川SAで豚汁納豆定食を大盛りで食べてから会場入り。
 水は少し高い最高の状態に見えます。予選抽選は下流Bブロックです。配布順は半分より前位。大会進行はほぼマスターズ予選と同じで予選は7:30〜11:00まで。11:30までに本部帰着でOKです。実質3時間半もあるのでボーダーは時速3匹として10.5匹=11匹はおとり込13匹程度か。(どこの大会でも予選は時速3匹で残ることが多いです。)目標11匹。
 おとりをもらい下流へ向かう。前の瀬右岸側は意外に人が少なそう。そこにしよう。川へ降りてセンター付近を川切りするため少し上流方向へ戻る。とここで足がもつれて転倒!愛竿RSをプレスしてしまう!鮎なら大型でも堪えられますが、自分は無理でした。グシャっといやな感触。みごとに竿も心も折れました。引舟の水もこぼれておとりがピチピチ!左足ひざ下も強打!急いで水だけ汲み、竿交換。本部前は諦めて下流へ。ほぼドンケツです。左岸を川を見ながら歩いて行きます。今年は天然が多く、川が開けたところで多く掛かるようなので開けて動けるところ、或いは瀬肩のごちゃごちゃした中の休憩スポットを探す。人気の杉が瀬やな袋は一般の方たちが良く竿を曲げています。その左岸側、やな袋の誘導石組下のタナはお一人だけ。ここにしよう。下流に入らせてもらいました。
 ここは初めての場所です。石組からの流れ込みは白く、自分の立っている左岸側が茶色い。水深水勢も有って根掛かりアウト。下は荒瀬です。転倒したときに強打した足が異常に痛い!どうかなっているのか?慎重に動くように心して花火を聞いてスタート。
 流れとたるみの境界をウロウロさせて待つ。朝は活性低いので縄張り予備軍のビリ狙い。予想通りビリが掛かる。最初は楔SP6.5号4本錨です。2匹目さらにビリ。おとりが繋がりません。最初の養殖を何度か登場させてビリとの戦いです。気配濃厚ですが針に乗らない。軽いのかと思い刻の7号4本錨に変更。流れに入れて我慢しているとシュッと掛かったのは初めての良型。ちょっと油断していたので瀬に入られ身切れ。根掛かり放流もしてしまう。針をしわり系の龍の牙7.5号3本錨に変更するとビリが良く掛かるようになる。重い針の方が良いようだ。ペースが掴めないながらもポツポツ追加。入れ替わった上流の方が結構手前の筋で掛けている。沖の白っぽい筋は反応悪い。試しに手前を探るとやっとおとりより大きいサイズが掛かる。なるほど。残り15分は少し下って深瀬狙い。対岸の方が流芯脇で掛けていたのでまねをすると黄色い良い鮎が2連発!反応も多くこれは多く鮎が居そうです。20分かけて本部帰着、目標は達成したかな?15匹居ました。とりあえず第一関門クリア。

 決勝はA,B各上位20名とシード3名の43名、エリアは一般の方も多いためかかなり広く取ってくれて予選の場所も含まれます。決勝は17番スタート。本部前は厳しい。考える。この広さだとさっきの場所まで行けば広く探れるだろう。一般の方がいなければそこにしようと腹を決めて出発。良かった。誰もいません。右岸向きの袋が良く釣れているので皆そっちを釣っています。後ろを歩いてくる選手は一人だけ。その方も下流へ行ってしまいました。さっきは3人でやっていたタナを独り占めです。頭から探るポジションで開始待ち。決勝のプランは2時間集中!です。
 花火の合図で開始!決勝後半の活性から考えると朝は反応をみせなかった鮎が追うはずと考えましたが、まずは朝と同じヨレと流れの境目で反応を見る。ビリの反応が無い。朝と違う。予想通り。ならば流芯攻め。養殖を流れに馴染ませるのに苦労し、15分ほど掛かりましたが、ドーン!良型きました。やる気満々です。これでポイントがあちこちに見えてきます。その見えてきたポイントを攻めて行きます。そして手前の筋(立ち位置から2mほどです)を特に丁寧に探ると反応が出て黄色い鮎ばかり掛かる。沖の白いところも探るがここはやはり出ない。良型を取るとややサイズダウンしましたが、それでも黄色い鮎が続くので丁寧に探りました。最後はさすがに白っぽい鮎になってきたので下のごちゃごちゃした流れへ入れてみましたがウグイで終了。何匹掛けたか5、6匹を超えるといつも分かりませんが、集中して狙い通り釣れたので満足です。しかし暑い!帰りの道のりがまた長いので少し水浴びして必死の思いで帰着。
 検量は最後から2番目です。現在トップが山崎さんの18匹、そんなには居ないな〜。15、6居るかな?と舟を開けると意外にいるぞ!カウント19匹!な、なんと優勝か!やりました!おかげさまで優勝です。いつかは中スポ出たいな〜と夢見ていましたがいきなり来ました!これも全て朝一に大コケしたおかげです。あのまま本部前に入っていたら予選通過、決勝の構想は無かったと思うと、なんともラッキーな転倒だったのかも。竿と足は痛いですが、結果よければすべてよし!です。斉藤師匠も5位入賞!普段の釣りで師匠に付いていくことを目標にしていて正解です。少し恩返しできました。

 今回郡上で勝てて本当にうれしい。「郡上で勝つ」って独りよがりかもしれませんが何か特別に感じます。やった〜!
メーカ主催と違って漁協主催では副賞を沢山いただけます。今回は50型テレビ、郡上市からひるがの高原乳製品詰め合わせ、鮎米麺、岐阜県から明方ハム、他にも鮎の時計、協賛メーカーさんからシャツやキャップ、おとり缶、ステッカーなど車満載でした。ありがたいですね!竿の修理代が怖いですが!

 今回の勝因
 一番大きかったのは直近の22日、九頭竜川勝山でマスターズブロック決勝を戦った時のこと。対面に小澤名人。その釣りを2時間見ることができました。競技会が行われる川は多少の濃い薄いはあれども鮎はどこにでもいます。何処で釣るかではなくそれを如何に掛けるか。その不偏性が強さの秘密だと思います。そして何が違うのか。やはりおとりが水平に近い状態で動いている時間が長いのだと思ったのです。だから今回はそれ(水平で常に動いている)を強く意識しました。小澤名人は背針常用です。よく背針を使うと尾を上げて野鮎にアピールできる、と言う方がいますが自分は違うと思っています。小澤名人の背針は水平を保つためのアイテム。鼻管だと鮎との接点が点なので水平か否かは想像でしかありませんが、背針の3点支持ならその判断がより明確に分かります。自分も老眼が無ければ使いたいですが、服に引っかかったりしたときのデメリットが大なので使わない、使えないだけです。あ、一番大きかったのは転倒かも!
 他には針の選択も7.5号3本はビリにも効果的で良かった。竿も今回久しぶりのチュウブラーとなりましたがソリッドより針立ちが確実に良いですね。ソリッドの場合は少し合わせが必要なのかもしれません。また決勝では手前の筋も丁寧に探ることができて良かった。この筋で半分近く出た。

 反省点
やはり最後10分は落ち着きが無く焦って操作が雑になった。時計を気にしないように釣ること。
 
予選開始時の立ち位置 杉が瀬やなの袋左岸側のタナ尻です。ビリが溜まりそうな感じの場所 同左上流向き 上の先行者の方お一人。
インターバルには鮎雑炊のふるまい。美味しかったです。 決勝立ち位置 予選と同じタナを独り占めなので頭から探る。
ここに立って開始。 同左下流向き 攻め手が多いポイント。

  長良川郡上 郡上杯参戦 7月 26日 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
杉が瀬やな左岸 30匹 シマノSPバーサトル 9.0NE フロロ0.8−4m 無し メタコンポヘビー0.05号-5m ナイロン0.5-25cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ1.0-25cm 0cm 刻7.0号、楔SP6.5号-4本
龍の牙7.5号-3本
フロロ1.0、1.2 タックルインJ3号 シマノ7.0mm 無し