2014年の振り返りと2015年の課題
 2014年は釣行日数46日、15の河川(漁協)へ釣行できました。テンションコントロールが自分なりに出来ている、と感じる場面をより多く、或いは持続させることを意識してやりましたが、その結果必然的にソリッド穂先のRSを使うことが多くなりました。それは、自分の感覚では、強い流れの中におとりを留めておく場合はソリッド穂先の方がやりやすいと感じているからです。昨年は背針もおもりもほとんど使いませんでした。老眼で背針はほんと打ちにくい。タモに絡んで外すのも大変。仕掛けを咥えたときに襟に刺さったりすると七転八倒!悲惨です。なのであまり使わなかったのですが、そのせいで補助器具なしでなんとか強い流れの中で留まるところを探すようになったのです。留まればそこはゴールデンスポット。野鮎が居る可能性が高いのです。
 最近思うようになったのですが、3号のおもりを付けて攻めるような激流でも野鮎は普通に泳いでいます。トロ場と荒瀬では流れの強さ速さは数倍違うでしょう。しかし野鮎は数倍体力を使って泳いでいるのか?と考えるとそんなことはありえません。荒瀬の中にある泳ぎやすいところに居るのです。トロ場や緩い流れでそのようなポイントを探すより瀬の中で探す方が簡単です。留まるところを探すにはソリッドがやりやすい。でも掛かってからはRSは溜めにくく感じています。そこを考えると掛かってからしっかり胴に乗るチューブラーの瀬竿で、おもりを使ってテンポよく探る釣り方がスタンダードだと思いますが、今シーズンはもう少しソリッドを使い込んでいこうと思います。


 今シーズンはシマノも穂先感度を前面に押し出しています。実際フィッシングショーで「体感」してみると旧モデルより感度は良いと簡単に分かります。ソリッドと比較すれば違いがもっと分かるのでしょう。でも自分はソリッドでしか感じられない「感度」があると思っています。アオリイカのエギングをやっていると、エギを抱いて引っ張る当たりはどんな竿でも分かります。しかしイカが下からエギを抱いたり、横から抱いた時などはフッとテンションが抜けるような微妙な当たりしか出ません。鮎も同じで、竿先にテンションが掛かっている場合ならそれ以上に引っ張られれば当たりとして出ます。しかしテンションがゼロになって、そこからさらに逃げるような感度はチューブラーでは分かりませんが、ソリッドの場合はゼロの幅が広いので「マイナスの感度」もあるように思うのです。


 シーズン前に練習したキャスティングは何度か実践しました。もっともっと投げないと慣れません。攻めるスピードが早くなり、範囲も広がるので今シーズンもさらに練習です。大会でも引いても泳がせても入れにくいポイントへ投げたら、ドボン!即ガツーン!もありました。でもソリッドは余計に難しい。弱り切ったおとりを使って川で練習も必要ですね。また2013年から意識している取り込みですが、竿の力をうまく使うことに慣れてきて、掛けてからのバレは減ってきたと思います。ただ下竿で掛けたときに不安定になるのでそこもカバーできればと考えています。


 大会は、自分の釣りに徹する!と考えて挑みました。マスターズではそれができて、大和の大会でも馬瀬の大会でも「戦う」ことができました。ジャパンカップの板取予選では結果は出せませんでしたが、迷いなくやって負けたので悔いなし。自分の釣りができたこの3戦では得るものが多かったように思います。もう1戦の郡上杯はマスターズ予選のイメージで戦ってしまい撃沈。基本中の基本である川を見る!ことを怠ってしまいました。反省としては試合時間後半になるとどうしても釣りが雑になってしまいます。今年は2時間の試合なら最初の丁寧さ、緊張感を2時間持続させることをテーマに挑んでみます。現時点でジャパンカップは板取川予選、マスターズは郡上大和予選の決勝シードで参加予定です。全日本鮎チーム選手権にもフィッシング遊さんからお声掛けいただいたので参加予定です。毎年シーズン前には大会参加を程々にして、楽しい釣りを1日でも多く!と考えているのですが、なぜかまた申し込んでしまいます。今年はこの3試合だけにしておこう。。。


 仕掛けや道具はどうか。ここ数年仕掛けは大きく変わっていません。昨年は水中糸と鼻管仕掛け糸の直結を少し試しましたが、面倒な割に大きな違いは分からずでした。針は各メーカーから刺さりの良いものが発売されて使ってみました。イメージですが効果はあるようです。また、シビアな時のチラシ、ヤナギは結構効果を感じましたので今年も引き続き使ってみます。
昨年購入した8mの小太刀RSは思っていたイメージ(より繊細に操作できるかと思っていた)とは少し違っていました。取り回しの良さは特筆ものですが、シーズン初期にしか使用しなかったので手放しました。2011年から使っている競バーサトルと2012年に購入した競RSを含めた3本を手放し、昨年発売の競バーサトル9.0のH2.75、別売のエキサイトトップと、禁断のリミプロRSのパーソナルスペックでノンズームをオーダーしました。今から川で使うのがとても楽しみです。
 また今までは年中タイツで釣っていましたが、ここ数年、冷やし過ぎるのかシーズンが終わると体がぼろぼろでした。師匠や釣り友に聞くと、冷やすのは一番良くないし、ドライであれば疲れも少ないと異口同音に言われます。汗っかきなのでずっと敬遠してきましたが、年齢も50になり、ついにドライタイツを用意しました。もちろん既製品で合うはずもなく、いつもの小林ゴムさんでオーダーです。初めてのドライタイツ、これも楽しみです。


 河川はどうだったか。何といっても序盤の宮川上流には楽しませてもらいました。きれいな川できれいな鮎。最高です。宮川は後半も下流域で楽しめました。長良川では初めて入ったエリアでまたその魅力にハマりました。しかし近年どこの河川も大水で一変してしまうことが多くなり心配ですね。被害が出ると対症療法的な対応しかできないので、そうするとまた山も川も悪くなり被害が大きくなる、の繰り返しにも感じます。


 このシーズンオフに、快適な車中泊を送るためにベッドを作成しました。今までは助手席を倒し、エアーベッドででこぼこを吸収して寝ていましたがいまいち寝心地が悪かった。なのでシートの上にイレクターパイプで骨組みを作り、ビニールレザーを張ったコンパネを上に置き、サイズオーダーした敷き布団をセットでばっちりです。荷室は使わないので荷物の移動や水濡れの心配もなく快適に使えそうです。これでドライタイツの疲労軽減効果と合わせて、2日目もガッツリ出来るかも!
 
まずはイレクターパイプでフレームを作りました。2分割可能です。シートの沈み込みも考慮して足の長さを決めました。(色つきテープでどこの脚か識別しています。)長い脚は脱着可能です。イレクターパイプの材料費は接着剤や専用カッターも含めて11,000円ほどかかりました。私は荷重が大きいのでかなり頑丈に作りましたが、もっと広いスパンでも普通の方なら大丈夫だと思います。 フレームの上にボードを置きます。寝返ってもズレません。12mmのコンパネですが十二分な強度があります。ビニールレザーもホームセンターで購入しました。3,300円ほど。折り曲げて裏面にタッカー(建築用ホッチキスみたいな道具)止めです。このサイズが170×60pです。
サイズオーダーした敷き布団をセットすれば完成!念願の平らなベットで車中泊ができます!これだと荷台を寝床に使わないので、荷物の移動や、荷台が汚れても気になりません。 ベットの乗り降りは基本運転席からです。靴もそこで脱ぐので便利です。フレームの下にも空間が多くできたので、着替等を置いておけます。
イレクターパイプからずれないように木片を付けてあります。問題は寝汗で湿気ないか。これがベトベトになったら要検討です。 車中泊ベットで一番肝心な敷き布団を「ゆりこのふとんやさん」というお店でサイズオーダーで作ってもらいました。消費税、送料込みで8,700円はお値打ちです。手触りもサラサラで硬さもちょうどいい感じ。厚さは8cm位あって、底ツキ感無しです。汗を吸わせるのにタオルケットを巻いて使います。タイプはE-T-SというID商品です。

  昨シーズンの反省と今シーズンの抱負 2015年 3月 10日 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
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