マスターズブロックへ行けることになったので、斉藤師匠と馬瀬川解禁へ行ってみようということになり、金曜夜から走ります。鈴鹿から180q、東名阪長島ICから下道で3時間半で馬瀬に到着。マスターズブロック大会本部直ぐ近くの民宿神垣内(かみがいつ)さんは解禁前日はオールナイトでやっているとのことでおじゃましました。今年5枚目(長良郡上、中央、宮川上流。九頭竜)の年券を購入!6月は年券貧乏です。また、神垣内さんはおとりが3匹1,000円でお値打ちです。郡上などと比べると前泊組は少ないようです。中切のふれあい橋少し下流の道路わきに駐車し短時間の睡眠。明るくなる前から川へ降りていく釣り人が出てきたのであわてて準備し川へ。通称水泳場の小さい淵からの瀬付近に入りました。下流に斉藤師匠です。夜中に仕事を終え夜通し走ってきた椿さんはゆっくりスタート予定。馬瀬にしては気温も水温も低くない。早朝からでも掛かりそう。
 4時半、期待して開始。手前から丁寧に。すごい気配!すぐに掛かりました。コンディションのいい黄色い鮎!これは良いかも。周りもボンボン掛かっています。人気河川の解禁は自分のエリアも限られます。限られたエリアで少しでも数多く釣ろうと考えるときはどうするのか。まず対岸に入られないようなポイントを選ぶこと。次に一番良いと思うところは後回しにして、人が来ないうちにその上下を探ってトビツキをまず掛ける。人が出てきたら一番ポイントを手前からじっくり攻めます。掛からないときは一番ポイントを早めに攻めますが、1匹目の鮎のコンディションや周りを見て掛かりそうならこれで少しは余分に数を稼げます。
 さて馬瀬の解禁は自分も周りの方たちも9時ころまでは解禁モーニングサービスで楽しめました。しかし釣りきるとすっかり静かになりました。皆ウロウロしていました。自分もウロウロして11時までにちょうど50匹、斉藤さんは上下おじいさん攻撃に合いながら35匹、椿さんは水泳場上の瀬で60匹!皆ご機嫌でランチ。おつまみもしっかり持ってきたのでゆっくりしました。山と清流を見ながらのランチは何よりも贅沢です。
 さて午後はどう攻めるか。掛かりもイマイチになったのでマスターズブロック大会下見のつもりで下流へ。渇水の時に生きた流れを確認しておきます。渇水時に掛かる流れは増水しても良い流れ。鮎が走るチャラは増水すれば良いポイント。鮎も見えない死んだ流れは増水してもダメなポイントと考えています。川を確認しながら残っている鮎を狙う。当然当たり前のところは掛からず。入れにくいポイントも押さえてある感じで掛からない。早く強く青白く見える流れで少しだけ拾えましたが午後は12匹だけ。暗いうちから入っていた方たちも掛からないので早めに上がって行く方が多いようでした。
 釣りを終えて行った温泉、美輝の里は釣り師ばかり。入川券を持っていけば200円引きです。温泉に浸かっていると「鮎の殿堂見ていますよ!」と声をかけていただきました。川では良く声を掛けられますが、温泉ではあまりないのでびっくり。ダンディーな京都の方、ありがとうございました。夜宴は馬瀬で購入したケイチャンなどで飲みすぎです。2時間ほどしか寝ていないのに鮎釣りだと元気ですね。仕事なら絶対無理ですが。。


 夜中に目が覚めるほどの激しい雨が降りましたが、短時間だったようで朝の馬瀬川は変化なし。斉藤さんと今日は入ったことがないところへ行ってみよう、と下流へ走ります。名丸と書いてあるトイレの前から普通車でも降りられる道があります。そこを降りていきました。檜の木立に駐車して川へはすぐ。上にも下にも瀬があり面白そうです。ここでやってみましょう。
 まずは傾向と対策を考えるためにどこから開始するか。トロへ落ちる直前の青白く見える短いけど強い流れ。ここで試す。無反応なら場所移動、小型が掛かればかなり昨日やられている、良いのが掛かればある程度残っている、で良いのが4匹掛かりました。その良いのを使って緩い流れを探る。小型が掛かる。残り物を拾っていく釣りにします。下流へ。
 昔の役場らしき建物と橋が見えます。中央橋でした。そこまで良い瀬が続いています。瀬の前半で開始しましたが思ったところで掛かりません。待って掛かるのがやや小さめ。瀬落ちからの開きでお二方やっていましたが、掛からないので場所移動と上がって行きました。橋直下へ落ちるところから。1匹だけ良いのが掛かる。それで緩いところを引いていく。瀬落ちのところまで引きあがり途中1匹追加、瀬落ちは青白い。期待大。ギャ〜ン!掛かる。少し水位が上がった感じ。昨夜の雨が今影響してきたか。枝木もたくさん流れてくる。ほんの少し濁りも出ています。時刻も8時ころになり活性が出てきたか?さっきは掛からなかった瀬を攻めなおす。ゴソゴソッ、ギューン!きたきた。狭いところで入れ掛かりになる。11時まで21匹で良型が多かった。斉藤さんは25匹。 木立でランチ。今日はやきそばです。木陰に居ると日差しが心地よい感じ。真夏でもここなら良いかも。午後は上流へ行ってみます。二つトロを越えて行くと二股になった流れ。左岸はチョロチョロですが、右岸の流れは良い感じ。但し木が覆いかぶさってやりにくい。木には皆が苦労した証が何本もぶら下がっています。と言うことは昨日確実にやられている。でも残っているでしょう。竿を縮めてなんとかポイントへおとりを引き込む。ダダダン!思い通りにかかる。しゃがんで竿尻を水面近くにして引き寄せて取り込む。木が邪魔して引き抜きは無理。マッキ色の良いのが3匹掛かって取れたのは1匹だけ!鮎も多く見えて絶好のポイントですが諦める。6mくらいの竿なら攻めきれそうです。下りながら拾って行きますが午前中のような掛かりはない。疲れも出て集中力もゼロ。午後は3時まで2時間ほどで6匹掛けただけ。斉藤さんは17匹。馬瀬では大会エリア周辺しかやったことがありませんが、良いところは沢山ありますね。年券も有ることだし、8月にでもまた来てみたいです。
 今回は解禁で数が釣れたので、針を色々使ってみました。沢山釣れるときに試した方が傾向が分かりますよね。感想ですが、楔SPはやはり掛かりが一番早く感じた。でもなぜか空中でポロリや底バレもあった。今までは掛かっていないのが掛かっているから、と考えれば納得ですが、大会でポロリは精神的にも良くない。掛かりも良くバレなかったのは刻です。朝のうちは7号、追いがきつくなってきてからは6.5号でした。イニシアはよくバレた。一角も良い感じでしたが、楔SP、刻の方が思い込みかもしれませんが、早く掛かる気がしました。馬瀬川の鮎ですが、冷水病の兆しもほとんどなく、小さい鮎も沢山いましたので昨年同様楽しめそうですね。
 今週末は土曜日にジャパンカップ白川予選です。下見なし。翌日曜は馬瀬でマスターズの下見予定です。今回は解禁でどこでも釣れる状況でしたのでポイント写真をUPしましたが、次回下見は他の参加者の迷惑になるといけませんので、ポイント写真は載せません。ご了承ください。
 
これを愛用しています。タビの中敷きです。フィット感がイイのと古くなってきたタビでも履き心地がイイです。中割れは無いので自分でカットしました。こちら 月刊つり人8月号、アユ名川総選挙!面白いです。馬瀬川上流は第5位!三重宮川下流の森岡名人撮影時には遭遇もしました。写真が滅茶苦茶綺麗です。必見保存版ですよ!
すごい写真!撮影者名を見ると鮎マスターズブックでもおなじみの方でした。 馬瀬川上流解禁のスタートポジション。早起きは30匹のトクでした。
ここで数を稼がせてもらった。 上の画像からこの辺りまでが解禁で占有できた範囲です。付知の解禁と比べると随分と広い!
4時半から9時前まではこんなのがガツンガツンきた!解禁ならではの釣りを楽しめた。 上の画像と同じ場所。鏡にも鮎が見える!
こんなとこもやってみたけど掛からず。石が無い。 入れ掛かり中の椿さん。午前中で60匹オーバー!
ここもやってみた。掛からず。 この辺りも朝はバンバン掛かっていましたが、午後は一気にシブくなりました。掛かっても小型。こんなにもきれいに釣ってしまうのか!
朝の釣果。小型なし。 釣りまくる椿さん。77匹お持ち帰り。
川べりでランチ。馬瀬川は道路わきでも気持ちいい! 午後はウロウロして残り物を探しました。際などはきれいにさらえてある感じ。早い流れで少しだけ拾えた。
午後になるとオーナーの大会を終えた名手たちがたくさんやってきてさらえていた! 2日目スタートの場所。この流れで傾向と対策を掴もうと考えた。
中央橋上流のポイント。良い瀬が続く。 おとりを入れやすいところは小型しか掛かりませんでした。
この流れなら解禁時は面白かったでしょう。 橋上の開けたところはあまり掛からなかった。この立ち位置周辺で良く掛かりました。
2日目でも強い流れにはこれが沢山いた。 青白いところが鉄板です。釣りきった後はすぐに石が曇ってくるきがします。
かなり歩いて上がって行ったところ。良い瀬がありました!でも木が覆いかぶさって釣りにくい。6mの竿なら入れ掛かり!かも。 左の写真の下流側。石色も良く掛かる。3匹掛けて1匹しか取り込めませんでした。木には他の釣り人が苦労した痕跡がいくつかぶら下がっていました。
いいポイントですねぇ。

  馬瀬川上流 解禁 6月 28日、29日  

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
中切
名丸
62匹
27匹
シマノ競FW H2.6  9.0 フロロ0.8−5m 無し RANSP0.04号-5m ナイロン0.4-15cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ0.8-23cm 15cm 一角7.0、イニシア6.75、刻7.0号、
刻6.5号、楔SP6.5-4本
フロロ1.0 タックルインJ3号 オーナーチタン6.0mm 無し