2014年の課題
まず2013年を振り返ってみます。ついに5月1日から川に入り、釣行日数42日、10の河川に釣行しました。課題としていたテンションコントロールはとても奥が深いと感じますが、流れの中では「良い状態」を作る、或いは探り出すことが結構できるようになりました。
「良い状態」とは早い流れの中でもそっと支えていると気持ちよさそうに泳いでいるようなイメージです。ふわふわしている感じとでも言うのでしょうか。「良い状態」を作ることができるとそれで反応が出ない、感じられないときにここはダメ、と見切ることが迷いなくできるようになりました。逆に反応を感じると待ったり、攻めなおすことも根拠をもってできた気がします。ただ、流れが緩いと「良い状態」を作ることが難しい。2014年はここを克服したい。どうやって?おそらく緩い流れではテンションが足らないのだと思う。緩い流れでも強めのテンションから緩めつつ適切な張り加減を探ってみるようにしよう。

 また、前々からやりたかったおとりをダイレクトにポイントに打ち込む「キャスティング」について、瀬田名人のDVDで詳しく解説されていたので練習しています。最初は金属製のボルトでやってみたのですが、飛んできた時に超危険!facebookで尋ねるとバス用のでかいベイトルアーが良いよと教えてもらい早速中古のベイトルアーを200円で購入、これは大正解でした。大きさ、重さも本物!柔らかいので下手に投げるとビヨンビヨン暴れ?ますが、上手く投げればおとなしく?ピタッと着地(水)します。遠慮なく何度でも練習できるのでかなり習得できました。これで攻めにくかった石裏ヨレの向こう側の筋や、立ち位置から遠ざかる流れの筋も攻められます。また流れの筋に向こう側からおとりを引き入れることで同じ立ち位置でも攻め口が増えます。これはとても楽しみです。

 大会はどうだったでしょうか。自分では今シーズンはかなり進歩したと思っているんですよ。それは大会でも普段の釣りを心がけるようにしたことです。今までは大会向けに特殊な釣り方やポイント選びをして失敗することが多かったのです。変に泳がせようとして弱らせてしまったり。2013年はそれが減りました。失敗したのはジャパンカップのセミファイナル3試合目と全日本チーム選手権の決勝の2回です。それ以外は自分なりに納得の釣りでした。それで結果が出ていないのは技術の未熟な部分です。今年も大会には挑戦しますが、自分の釣りに徹することを課題にします。

 2013年は取込の改善も課題にしていました。力で抜くのではなく竿で抜く。竿を曲げて竿が持つ力を最大限に引き出すよう心掛けました。これは結構実践できました。取込も安定したと思います。あとは下竿気味で釣ることも多く、やや伸された時に下がるか、堪えるかの判断が曖昧でロケット発射が減りません。「竿を曲げて無理せず下がる」を心がけることにします。

 掛けではやはり針に悩みました。最近はオーナー一辺倒でしたが、ヤマワ産業のスパットや、がまかつの刻、ダイワのサクサスを使ってみると良く掛かる気もしました。それにジャパンカップファイナルで見た錨以外の威力にも惑わされます。と言ってもオーナーの在庫が沢山あるので、まずは針交換のサイクルを早くすることを確実に実行して、その上で針選択の根拠を掴みたいですね。またトーナメントでは水中糸と鼻管仕掛け糸の直結、丸鼻管が流行のようですが、これも在庫が多いので一通り使い切ってから考えてみます。丸鼻管はタモに絡みにくいと言うのは魅力に感じますが。

 道具ですが、欲しかった短竿を手に入れました。お値打ちな先掛けの8mが出たら欲しいと思っていましたが、同時に小太刀シリーズもリニューアルし、しかもRSとFWタイプも追加され悩んでしまいました。短竿を使って攻めるイメージは、石が大きく変化が多い流れの短く強い流れを丁寧に攻めていくこと、攻めにくい手前の流れも探ること、シビアなコントロールで小場所を攻めきることなどです。これに向くのは最終的にRSかな、と決断してRSに決定!初期の矢作川や郡上吉田川、長良川本流の白鳥や大和でも試してみたいです。上で書きましたがキャスティングも練習できたので、短竿と組み合わせて、今までより多く細かく探ってみたいですね。

 川はどうだったでしょうか。初めての河川が、有田川、九頭竜川、足羽川でした。北山川がイマイチで長良川が多いシーズンになりました。しかし長良川で安定して釣果を出すのは難しいです。今シーズンは高速代、ガソリン代も上がって経費が増します。長良川にどっぷり浸かって少しでも経費を稼ぎながらやってみようかな、とも考えていますが、シーズンが始まり良いうわさが聞こえてくればまたあちこち行ってしまうのかな。近くて便利な根尾川もそろそろ良くなってほしいのですが。。。
 
つり人社発行の「鮎友釣りの歴史」を読んでみた。300年も前から友釣りは釣り人を魅了してたんだ!昔の指南書の記事「友釣りの秘訣とは、おとりを絶えず活動させ、鮎がおとりを追っているか否かの区別を正確に感じ、そして辛抱することである」!年々技術は進歩しますが基本は変わらないのですね!まさに鮎友釣りは不易流行によって本質が見えてくる。良い勉強になりました! よく「昔の川は良かった」と聞くと、今の道具と技術を持ってタイムスリップできたら、当代の名人になれたかな?なんて妄想しますが、やっぱり昔も名人は名人として秀でて居る部分が多かったのですね。
昔の広告などもカラー写真で載っていて面白いです。竿を鳥の羽に見立てた広告もありました。オリンピック社ですね。FWの元祖か?
内外出版社から発売の「鮎釣りマガジン2014」には少し記事を載せていただきました。おすすめ河川の紹介です。 deibuのお勧めは、北山川と馬瀬川です。長良川中央も考えましたが、他の方のかぶるかな?と思いましたが、意外に長良川が無かった!
これがキャスティング練習用のバス用ビックベイトです。鼻管を掛けるのにちょうどよいアイが鼻付近に有ってバッチリ!投げてたら猫が飛んできましたよ!針付いていたら危なかった!

  2014年の課題など・・・

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
-- シマノ -- -- -- --
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
-- -- -- -- -- -- --