フリーの二日間、古座川へ行ってみました。岐阜と違って紀伊半島は渇水です。今回のテーマは数釣り!沢山釣りたい!色々なポイントに竿を入れてパターンが掴めるか。深トロで良型も狙いたい。田上おとりさんで最近の動向とおとりを仕入れます。一昨日も束釣りが出たそうです。反面1日でツ抜け前後という方たちも居るようで、ツボを見つけるのか、ドツボにハマるのか、難しい面もありそうです。概ね下流エリアが良さそうですが、この時期、そして特に土日はカヤックが沢山下ってくるそうなので、朝のうちにカヤックのスタート地点である小川合流点より下流を探って、カヤックが出てきたら合流点より上に移動する大まかな行動予定にします。
 ぼたん荘前へ行きたかったのですが、人が多い様子なので少し上の高瀬へ。ちょっとした瀬と下に深場があるのでそこも狙って見たかったので入ります。ザラ瀬手前からおとりを入れていくとすぐに掛かる。ザラ瀬はポツリポツリと掛かりますが12〜15p、たまに17p級です。瀬落ちの少し水深があるところでも同じ。下の深場へ。大きな石の前に入れるとズボッと目印が消える当たり!で20p級です。でも小場所なので2匹で終わり。はい、移動です。
 次は少し上がってゲートボール場の前へ。高瀬橋と小川合流点の中間くらいです。比較的浅いトロと100mほどの良い瀬があります。ここの瀬は反応が良い。しかし早くも上流側にはカラフルなカヤック軍団が!まず先導の方が来て、釣り人を迂回するコースがないか確認。右岸側に細い流れがありますが一部カヤックを降りて運ぶ必要があるので、手振りで前をどうぞと合図。丁重なお礼の後、カヤック軍団通過!渇水なのでゴトゴトと下って行きます。少し間を置けば掛かるだろうと思っていましたが、そろそろかなと思っていると上流には次の御一行!結局釣りになりませんでした。合流点より上へ行きましょう。
 見回り中?の田上おとりさんに遭遇し情報収集。どこも釣り人が入っている様子。鶴川橋下流の小場所は無人。そこへ。浅い短い瀬はピカピカです。出し掛かりですがここも小さい。チャラが淵へ流れ込むところへ。倒木付近へ入れてみるとギューン!これこれ!さらに淵頭へ。大きな石が点在しているのが見えます。タンッ!と言う感じの小さい鋭い当たりで良型マッ黄色、というか金色!自然が作り出す奇跡ですね!うっとりするほどの鮎は年に何度も出会えません。それをおとりにするとまた同じのが!しばし至福の時間。丁寧に探って次へ。
 これは小場所狙いのほうが良いのかと思い一枚岩少し上の瀬へ。ここも流れ込みが狙いでした。しかしここは反応が薄い。ポツポツ掛かるものの当たりが弱い。次は何処へ!
 車を走らせると一枚岩の上の瀬は無人。何時も見ながらやってみたいな、と思っていたところ。行ってみました。石色良くいかにも良いポイント。当然釣り人も多いでしょう。一枚岩の根元で首まで浸かって岩のギリギリを攻めている方が先ほどから入れ掛かり!瀬でもポツポツ掛かりました。サイズもましです。夕方近くなり出てきたのか。またやってみたいところですね。ここで1日目を終了。今回は数狙いだったので小型もリリースせず引き船に入れました。全てで60匹でした。どこの場所でもそこそこ掛かります。今日の感じでは最初の高瀬で一日やっても数は同程度出るのではないでしょうか。
 deibuは複合オンリーですが、この状況下ではやはりナイロンやフロロの軽い糸が良いのでは?と考えてしまいますね。針も軽いのが良いでしょう。また、ボウズハゼも良く掛かります。高水温、小型おとりではこれが掛かるとリズムが狂います。掛かってしまったら直ぐに抜いてしまうのがトラブルを少なくするコツですね。モタモタしているとグルグルになって仕掛けまでダメにしてしまいます。
 
1番目のポイント 高瀬です。全体に浅い瀬ですが、反応は良かったです。しかしながら最大で16pほどと小さいので移動。終わってみると二日間で一番反応が多かった場所でした。 同左のトロへの流れ込み付近。深場大石を狙って良型2匹。時間がかかる。
2番目のポイントは初めての場所。ゲートボール場の前です。道路から見えにくいので人が少なくイイかなと思いました。 同左の本命場所。とても良い瀬でした。すこぶる反応も良く平均サイズも良かったのですが、じきにカヤックの大群通過で追いやられてしまいました。
土曜日とあって次から次へと「流れてくる」カヤック軍団。隊によっては釣り師に気遣って分流を通るよう誘導してくれる方もいましたが、全く配慮なしの隊もありました。下流域だけなので避けるしかありませんね。 3番目の場所は鶴川橋下流です。チャラも綺麗でしたが小型ばかり。で、倒木から頭を出している石周辺から良型パラダイス!
右上ポイントで掛かった鮎。ハッとさせられるほどの鮎でした。年に何度もお目に掛かれる鮎ではありません。しばし眺めてしまうほど。自然が作り出す奇跡ですね!スバラシイ!ここではこんなのばかりが入れ掛かり、二日間で一番の時間でした。 4番目のポイントは一枚岩の上流です。先回良かったので来てみましたが、瀬は渇水では絵になっていませんでした。流れ込みもイマイチ反応悪く早々に退散。
右上ポイントのトロです。深場にも鮎は居ると思いますが攻めきれません。 この日最後の5番目のポイントは初めて入った一枚岩の前です。ここは石色良かったです。が、瀬はポツリポツリ。一枚岩の前では首まで浸かって攻めている方が怒涛の入れ掛かりを演じていました!
一枚岩手前の流れはいかにも的な流れです。一度サラ場の時にやってみたい!無理か。 このトロは石がびっしりです。一枚岩側が深くなっています。ここで入れ掛かりを見せられました。岩の際で掛かっていました。アプローチは非常に楽なところです。
一枚岩を見上げる。いったい何時からこうなっていたのでしょうか。悠久の時間を感じながらほんの一瞬の夏を体感している贅沢な感覚でした。 一枚岩の瀬の始まり付近。渇水で釣り荒れは否めませんが、良いところです。目立ちすぎる場所で入ったことがありませんでしたが、以降は躊躇せずやってみよう。
小型も含めて60匹いました。8割は16p以下でした。

 古座川 8月3日 

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
各所 60匹 シマノ競RS R 9.0 フロロ0.8−5m 無し メタゲーム0.04号-5m ナイロン0.3-15cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ0.8-21cm 20cm スパット7.0-4本
イニシア6.75-4本
フロロ1.0 オーナー白一体2号 オーナーチタン6.0mm 小澤式背針