2012シーズン、5月11日の矢作川解禁に始まって10月19日の北山川まで延べ41日で合計902匹の釣果でした。釣行した河川(漁協)は長良川下流(初)、同中央、同郡上、木曽川日本ライン漁協(初)、板取川上流、馬瀬川上流、白川、高原川、神通川、野洲川、同土山(初)、矢作川、狩野川(初)、熊野川、北山川、古座川、大内山川の17漁協。終わってみればよく行ったものですね。大会はシマノJC板取予選、同白川予選、バリバス郡上予選、同全国、マスターズ馬瀬川ブロック、全日本チーム長良川中央の6試合。シーズン前に記しておいた「シーズンに向けて」を見返しながら振り返ってみます。


【テンション編】
 今シーズンのキーワードはやはり「テンション」だったと思います。シーズンを通して色々やってみて、掛かる状態のテンションは分かる時もありました。瀬の中の一部のエリア、またはピンスポットでおとりが落ち着き、フワフワとする感じの時はその状態をキープすることに集中して居ればほぼ掛かりました。しかしそれは「探す」であって、その状態を自ら「作る」方法は理解できませんでした。しかも「探す」場合もどんなポイント、おとりの状態であっても「探す」ということはできませんでした。ある程度流れが有る場合はその感触を掴みやすかったのですが、流れが緩いと全く分からなくなりました。分からなくなると釣り方に迷いが出てしまい、変な泳がせをやろうとして失敗ばかり。シマノJCの板取予選やマスターズブロック、バリバス狩野川など全てそれで失敗しました。
 流れがある瀬の場合には、おとりにテンションが掛かり過ぎた状態から徐々にテンションを抜いて行くやり方で、ゼロ付近(フワフワする感じ)を把握することが比較的できた気がします。ですが、緩い流れでおとりにあまりテンションが掛かっていない状態から徐々にテンションを掛けて行くとどうもゼロが分かり辛い。おとりが元気だと付いてきますよね。付いてくるのはテンションがプラスだからでしょうか。理想は元気なおとりが自力で泳ぐ分の糸ふけだけを取るようなテンションだと思うのですがそれが難しい。その理想的と思われる状態を作り出す術が
「テンションコントロール」なんだと思います。テンションコントロールとは「竿さばき」が全てだと思います。それを行うにはソリッドが良いのかチューブラーが良いのかさえも分かりません。これを会得するにはやはり引いて引いて引きまくる!そうやって体で覚えるしかないのでしょうか。来シーズンは「絶対に」変な泳がせ釣りはしない!と誓っておきます。


【取り込みとバレ対策】
 課題だった取り込みとバレですが、昨年小澤名人の竿さばきを見て理解(少し)した竿を「曲げる」ということ。意識することでこれが結構できるようになりました。今まで以上に思い切って曲げてみると竿の能力は予想以上に強力で、竿が鮎をあしらってくれるんだなと気が付きました。これが功を奏したか、引き抜き直前で身切れによるバレでおとりだけ飛んでくる「ロケット発射」が少なくなりました。ただ、まだまだ「意識」していないとできません。不意に掛かったり、強い瀬で動かした瞬間に掛かったりすると対応が遅れてしまい出来ないことも多くありました。体に覚えさせないといけませんね。それに加え、掛かった時に数歩下がって竿の角度を作ることも思うようにできていません。これは技術云々よりも必要なのはダイエットです。


 さて永遠の悩みであるバレですが、友釣りの場合、野鮎が「興味を示す」>「追ってくる」>「針に触る」というプロセスで最終的に「掛かる」となるのだと思いますが、自分の最近の釣り方の変化で「追ってくる」「針に触る」という部分が良く分かるようになって来ました。なのでこれを感じながら掛からないところで1つ悩みます。でもこれが全て掛かったらとんでもないことになるので、仕方ないのですが、問題なのはこの先で「掛かる」のあとのバレです。
 針に刺さってからバレる。外れる。調子が良い時はバチバチ掛かるのに、バレる時は次々にバレてしまいます。deibuの場合、「針合わせ」をほとんど気にしません。なぜか。違いが良く分からないから。良く「針の種類、号数を変えたらバレが止まった」と聞きますが、???です。なので沢山の実釣データから答えを導き出している小沢兄弟名人の針選びを参考にしています。オーナーイニシアの6.75と7.25が基本、もうひとつは一角6.5、7.0、7.5です。
 針の種類で当日の当たり外れがあるのなら、大会などで「今日はこの針を使った人たちが上位に来たな」となる筈ですが、あまり聞いたことありません。針の種類じゃないとすればバレの原因をそれ以外で考えればよいので少し楽になる気がします。だってもの凄い種類の針が有るわけで、そこから何をチョイスするか考えていたら、いつ答えが見つかるか見当が付きません。でも針の種類を除外しても他の要因も多く、複雑で結局分からないのですけどね。しかし何か考えねば。今まで掛かった時に、「何処に」掛かったかは気にしていました。来シーズンは「どうやって掛かっているのか」を注意深く観察します。針が1本だけ掛かっているのか。2本なのか。深く掛かっていたのか、浅かったのか。滑って掛かったのか。スパッと刺さったのか。あぁ〜余計に迷宮にハマるだけかも。



 

 2012シーズンの振り返り

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
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鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
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