大会も全て終わり、やっと自由な釣りが出来ます。狩野川以来10日ぶりの連休です。1日目は矢作川にしてみました。この2年ほど解禁当初の5月に何度か行っていますが、終盤は初めての釣行です。矢作川モニターの椿さんから色々情報を得ていましたし、5月釣行時に中流〜下流は気になる場所が多かったので行くことにしました。


 まずは中流にある広瀬やな付近を覗いてみます。右岸、左岸と二股になっていて右岸側にやながあるようですがおとり屋さんからは見えません。右岸側に導水してあるのでそっちに鮎が多いと聞いていました。常連らしい方が入ってすぐに2連発。まずはここでやってみることにします。既に右岸側は釣り人が居たので左岸側の流れを見に行くと瀬肩は綺麗です。ザラ瀬左岸を狙って開始。朝は川面に日が差してなく、様子がイマイチ分かりませんが想像しておとりを入れていきます。しかし瀬では反応が無い。瀬落ちの緩い流れでやっと反応あり。鮎の跳ねもあります。そこでやっと1匹目。おとりが変わってすぐに反応出ますがケラれ。岩盤の溝を狙ったら根がかりで貴重な野鮎ロスト。朝一掛けていた常連らしい方が近くに移動してきていたので色々聞いておススメ場所をやってみる。2匹掛かるが反応が薄い。
 右岸へ行ってみると同行のY田さん、6匹だそうです。こりゃいかん。右岸に来てみると左岸より石色良いです。比較的浅いザラ瀬を探ってみると結構良い型が掛かりました。お昼までやってなんとか7匹。


 午後は平成記念橋上流へ。街中に有りますが川に立つと両岸に有る茂みで「豊田市」を感じません。少し上に広大なトロが見えます。午前中の広瀬とは川相も違って、底石はやや小さくサイズが揃っていてフラットな流れです。ダム水特有の濁りもこちらの方が少ないです。石色は中流よりも随分良い感じ。釣り人も結構入っています。聞くと朝は良く掛かったそうですが、お昼すぎ現在はピッタリ止まってしまったとのことでした。やっぱり椿さんおススメのここへ朝から来ておけば良かった!
 さて川を見ながら少し上へ。瀬肩は他の方がやっていたので少し下で渡る時に綺麗に見えた流れから。じわじわと引き上げ待っていると小気味よい当たりで掛かった!イメージが掴めました。減水でやや鮎が神経質な感じで少し待たないと掛かりませんが、ポツポツと掛かります。瀬肩からのちょっとした絞り込みのほんの一部は竿抜けらしく連発。でも他はどこも竿が入っているようで厳しい。反応を探して広く探ってみます。全面石が入っていてどこもポイントです。しかし釣り人が歩き回るので散発でしか掛かりません。
 釣り人がぼちぼち減り出した4時過ぎに仕事を終えて飛んできてくれた椿さん合流。勝手知ったる矢作川をどう攻めるのか。「今日は良い天気だったので今から掛かるよ!」とのこと。曇りや雨の日は夕方は掛かりにくいそうですが、晴天の日は夕方狙い目だそうです。なるほどそう感じますね。deibuの引き舟から無作為に掴んだおとりはやや黒ずんだオス鮎。良いのが他にも居たのに「どんなおとりでも大丈夫!」と言って狙った所で開始するとほどなく掛けていました。その後は早いピッチで動く、動く。左を向いていたかと思えば今度は右、橋近くまで下って行ったと思ったら今度は瀬肩と早く良く動きます。竿抜けらしい所では連発もあって短時間で8匹掛けていました。
 ポイント移動を早く頻繁に行うとどうしても操作が雑になりがちですが、名手は共通してそれがありません。おとりを入れた瞬間集中していますね。結果おとりが良い状態で泳ぐ時間が長く取れるので釣果が上がるように感じます。この日は月が輝きだす6時までやりました。自分も終了5分前に掛けることが出来ました。薄暗くなっても掛かるんですね。午前中はポイント選択ミスでしたが、午後は楽しめました。欲を言えば水位がもう少しあれば楽しかったと思います。矢作川のこのエリアなら鈴鹿から伊勢湾岸を使って1時間ととても近いです。こんな街中で天然鮎がバンバン掛かるなんて少しミスマッチですが、川へのアクセスもし易く便利なのでおススメですね。台風次第ですがあと2週間はイケそうな感じです。
 
広瀬おとり屋さん駐車場から。秋になるとこの少し下にあるやなへの導水のためにこのようになります。左岸側も良い流れですが、右岸に鮎は多いようです。入りやすいポイントですが左岸側は深みもあります。 左岸側の竹やぶ前の瀬。肩は良い色をしていたのでやっていましたが不発に終わりました。落ち込みは鮎が確認出来ました。
右上の瀬尻左岸側。ここでやっと1匹目。結構反応が有ったが掛からなかったところです。 上の瀬落ちからの流れ。ここでもう1匹。水深もあり良い所です。狙い目か。
右岸側の流れ。ぽつぽつ掛かる。この落ち込み開きは最近安定して掛かっていたようです。この周辺で5匹。 午後は平成記念橋上流へ。青い水管橋の上です。広瀬と随分川相が変わります。岩盤、砂地は無く、サイズの揃った石が敷き詰まっていました。流れの変化を狙う。
上流には広大なトロ場。魚影は非常に濃いようです。この日は減水でしたが、あと20cm程度水が高いと最高になると感じます。全面ポイントです。 左岸側のやや水深が有るポイント。ここでは良型が連発しました。
腰が痛いと言ってコンペを断ってやってきたY田さん、掛けた!
確かに少し腰が痛そう、と言うことにしておきましょう。
Y田さん、腰の痛みをこらえて引き抜き!ナイスサイズ背掛かりですね!
秋の夕暮れはまさにつるべ落としですね。寂しい限り。 もう目印見えませんよ。月が輝きだした矢作川を攻める椿名人。名人の技を盗もうとストーカーをするY田さん。

 矢作川 9月26日

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
広瀬やな
平成記念橋上流
26匹 シマノ競FW H2.6 9.0 フロロ0.8−3.5m 無し 北越乱SP0.04-5m フロロ0.4-20cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ1.0-23cm 20cm イニシア6.75、7.25-4本 フロロ1.2 オーナー白一体2号 オーナーチタン6.0mm 小澤式背針