deibuの大会予選会はひと段落。この日に行かないと次は15日までお預け。気になっていた中央が掛かり出したということで行ってみました。矢島さんで聞いてみると、「おみたらしの瀬」なら左岸の高圧線下付近からアプローチすると良いよと聞いたので素直に従ってみました。


 時刻は8時半。対岸にお一人、そのずっと上にお一人だけ。水はやや高いですが石色は良い感じ。やや付きすぎの所もあります。水が高いこともあって高圧線真下の岸際に立っておとりを送り出します。落ち着くところをおとりに聞いて少し待つとガチャガチャと掛かりました。口掛かりですが良いサイズ!ここは長いおみたらしの瀬の2つある棚の下の棚です。全面いい石が入って押しの強い平瀬になっています。
 平水なら比較的渡りやすい所ですが20cm高いとかなりしんどい感じ。おとりを替えて送り出すと野鮎に反応して良く動きます。鮎は居るようです。掛かりましたがまた口掛かり。これもおとりサイズです。
 少し登って探ります。今度は小さい当たりでコンっと掛かりました。背掛かりの良型!気持ち良い引き!短時間で良型3匹!これは凄いことになるのか!要らぬ心配でした。付近はその後反応薄く、今度は釣り下がってみます。平瀬尻の駆け上がりは反応が出て掛かりますが少し小ぶりです。
 下の瀬に入って行きます。下渡橋下の大トロへ流れ込む良い瀬です。右岸側が流芯になっていますが、攻めるのは左岸からの方が広く探れます。流れがきつくあまり前へは出られませんが、そんなに釣り荒れているとは考えにくいので手前からそこかしこにある強い流れに入れて行くと強烈な当たりが出てきました。待っているよりもおとりが動いた時に良く反応が出ます。油断すると沖へ走られたり、表層の流れに乗って下がったりして取り込みに苦労し、付いていけず無理に溜めるとロケット発射です。底バレも多く捕獲率が下がります。
 瀬では流芯ほど良い色で沖へ出れば当たりが多い素直な感じでした。少なからず誰かが触っているのでしょうね。でも今年一番の引きを何度か楽しませてもらってお昼休憩。午後は瀬の一番上から探って見ることにします。
 昨年までは見えていた大きな岩が見えません。川床が掘れたのかな?その岩の筋まで立ちこんで開始。まもなくとんがり麦わら帽子ウエットスーツ着用の「おみたらしスタイル」の方が2名少し下に入りました。一人の方は瀬を縦に探っては戻って前へ出てまたその縦のラインを探る釣りで入れ掛かりとまではいきませんが、コンスタントに良型を掛けていました。竿は流れに直角程度でも掛かってから鮎に遊ばれることなく一気に抜いていますね。すごく早い。おもりは使っていません。でも手返しはやや時間が掛かっていたので何か使っているのかもしれません。
 自分の方は入った付近で2匹掛かるも小さい。少し瀬の攻略方法を見学してから下がります。1段目の棚へ落ちる前の瀬へ。ポイントの見極めが出来ませんが動かしていると掛かる。ここは良型でした。少し下で榎本さんが好調に掛けているのがさっきから見えていたのでそちらへ。棚の中間にあるちょっとした変化の部分です。その瀬肩でよく掛かるようですがここもやや小型。朝入り辛かった高圧線下の平瀬も水位が下がって立ちこめるようになっていたので少しやってみますが朝のような反応が無い。(あとでもっと立ちこんで流芯を狙った和人君は良型を捕獲)
 午前中攻めきれなかった瀬をもう一度。ひとつ沖の筋を探る感じでおとりを入れて行くと鋭く小さい当たりで掛かってくれます。一度は「コンッ」と当たったような気がしたので竿に聞いてみると動きません。根掛かり?それとも掛かって石に巻かれた?でも石に巻かれたゴリゴリ感は無し。ひっぱると少し動く。切れたラインにでも引っ掛かったの?もう一度引っ張ると一気に下流へ走り出した!掛かっていました。おとりを背負ってビクともしない「おみたらし鮎」でした。なんとか捕獲すると抜群のコンディションの尻尾のデカイ鮎でした。たまりませんねぇ。同じように攻めるとポツポツ掛かるものの付いて下がらないので身切れロケットばかり。おとりのポジションを少しづつ下げて探りますがその時に当たりが出ます。なのでどうしても竿を下げてしまう。一瞬遅れるともう駄目。とことん走られてしまいます。さっき見ていた方たちは遊ばせない。長良川の鮎は遊ばせたら大変。その前に勝負を決めないと。うまく捕獲できればもっと回転が良くなるはずです。この日は終日先調子のRSを使いましたが、胴調子のバーサトルも試すべきでした。竿、仕掛け、針を考えてなんとか中央の瀬を攻略できるように勉強です。くたくたになりますが中央は最高に面白いですねぇ!
 
矢島さんの言うとおりに高圧線下から開始。朝はまだ水が高く沖へは出られませんでした。夕方は水が下がって、流芯で和人君良型掛けていました。 いきなりの良型にビックリ!こんなのが朝3連発でニヤつきましたが、それほど甘くはありませんねぇ。さすが長良、少なからず竿は入っている感じでした。
トロ瀬からの駆け上がりから反応が好転。流芯に行くほど石は綺麗でした。この日は立ちこめば釣果につながる分かりやすいポイントでした。 自分が留まれる所を探りながら鮎が落ち着くところを探ります。石が大きく歩きにくいのでヘロヘロです。でも掛かれば良型でした。
おみたらしの瀬 後半部分です。この日は左岸からアプローチしました。この瀬を渡る人たちも居ますが、deibuは一度渡って懲りたのでもう渡りません。 おみたらしの瀬肩。右の白泡は軍艦岩です。川が掘れたのか少し見えにくくなりました。この岩がすれすれで平水くらいでしょうか。完全に見える時は減水ですね。
一瞬根掛かり?と思わせた長良川のツワモノ!今季一番の鮎! 左の鮎の尻尾を見てください!デカイですね!早期に上がってきた天然遡上でしょうかね?強烈な引きで楽しませてくれます。

 長良川中央区 7月5日

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
おみたらしの瀬 26匹 シマノ競RS-R H2.75 9.0 フロロ0.8−3.5m 無し 北越乱SP0.04-5m フロロ0.4-15cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ0.8-21cm 20cm イニシア7.25、6.75-4本
忍7.0-4本
フロロ1.0、1.2 オーナー白一体2号 オーナーチタン6mm 小澤式背針