マスターズ全国大会出場、沢山の方からの電話やメール、川でも声を掛けてもらったりして改めて凄い大会に出られるんだなぁ、と感激しています。全くと言っていいほど気負いはないのですが、権威ある大会に参加させてもらう以上、自分で納得できる大会にしたい。
 シード4選手を始め、全国の猛者達との実力差は短期間で埋められるものではないことは自分が一番分かっています。しかし、大自然の中で生き物を相手にする以上、deibuでも全くチャンスが無いわけではないと考えています。その時、そのエリアで、状況に一番合った釣り方をした者が一番釣れるはず。その状況を得た時に自分の力が全て出せるか。その為には時間は無いですが出来うる限りの努力はしておくつもりです。


 今回から大会まで、下見に入ります。今回考えてみて気付いたことですが、釣れた時、良かった時のイメージを文章にしておくことで自分に刷り込まれます。経験不足を補うことができます。「鮎の殿堂」を継続していくうち、知らず知らずに予習、実施、復習を繰り返して、回数以上の経験値を得ていたのかもしれません。レコーディングダイエットには失敗しましたが、レコーディング鮎釣りは効果が有ったのかも。



 さて今回の下見ですが、大会時にも色々アドバイスを頂いたO月さんと釣友のMさんと3人です。瀬にめっぽう強いO月さんは心強い味方です。大会の予定エリアは名皿部橋から漁協前桃の木淵頭(どこでしょう?)までと書いてありました。
 下見ではほとんど釣行経験が無い郡上エリアを重点的にやってみたい。しかし現地に着くと夜半降雨が有ったらしく、東側の谷や支流から濁りが入っています。ドウマンや三本瀬、神路も底が見えない状況でこれでは下見になりません。大和から上は濁り無し。釜淵下流域でやってみます。ここなら薄濁りでも大体の構成が分かっているので傾向は探れます。


 今日のテーマは
 @当たり前のポイント(瀬)で釣れるのか
 A反応が多いおとりの動き
 B鮎のサイズと針のマッチング  
 の3つです。まずは瀬肩流芯へ養殖おとりを入れますが、高水で入りません。おとりを替えねば。深トロへ。流れが合わさるY字の股で掛かる。おとりが変わってすいすい泳ぐが掛からず。トロでもオバセを無くして止めて待つと掛かる。次はトロへ流れ込むザラ瀬。白泡の中で簡単に掛かる。流芯は待って掛かる。トロも掛かるが遅い。次は朝攻めきれなかった瀬へ。割と当たり前の所で掛かる。1匹掛かるまでは沢山のポイントにおとりを入れて、おとりが替わったら反応が有った所で待った方が良かった。連日人が多い人気のポイントでも良型が掛かる。このエリアは全体に鮎は沢山いるように感じた。サイズは遡上物の小型から重たい23cm級までバラバラ。最近の郡上は富栄養化しているのか大内山のデカ鮎みたいだ。重いが引きは大したことない。


 この日は乱0.04に付け糸0.4号でノントラブルだった。針は一角はバッチリ。忍はケラレが2割弱出た。しかし掛かってからの安心感は忍が抜群に良い。他には6mmワンタッチ鼻管で掛かってやり取り中に1回外れた。7.5mmにサイズアップする。鼻管ハリスの長さ(逆さ〜付け糸取付用結びコブまで)も自分が標準とする21cmでは短いので24cmにする。ポイントとして全体に共通しているのは石頭が出たような瀬よりも比較的フラットに見える瀬で数が出ていた。しかし荒場や、瀬でも頑張って一歩前へ出ると簡単に掛かる鮎も居る。総合的な瀬釣りの技術が試される川の状態です。見ている分にはとっても面白いのではないでしょうか。トラブルは絶対に禁物。それと気になるのはここ最近の不安定な天候です。岐阜では毎日のようにどこかで短時間ですがゲリラ豪雨。簡単に濁りが出ます。もともと水色が暗い感じの郡上が、薄濁りになってしまうとお手上げです。有る程度下見で把握しておかないと短い試合時間では何もできず終わってしまう可能性大。下見可能日数はあと4日間。良く考えて釣行せねば。次回は13日、14日の予定です。


 ところで今回、夏らしさが戻って蒸し暑い日でしたが、午後になって瀬で良型が掛かり対応している最中に左足ふくらはぎが攣ってしまいました。その鮎はなんとか取り込んで、下った分戻ろうとしていたら今度は右足も攣った!おしりほどの水深ですが流れも有り立っていられず正面からバッターん!と倒れて5mほど水泳。なんとか立ちましたが水中でタモから悠々と逃げ出す釣りたての良型鮎を見た時はショックでした。
 なぜかしら今年は良く足が攣る。帰ってから調べると疲れや冷やすのが原因ですが、もう一つ、汗をかいて血液中の電解質のバランスが崩れることも大きな原因のようです。熱中症の症状ですね。昨年まではスポーツ飲料を携帯して1日1リットルは飲んでいましたが、今シーズンはカロリーとコスト削減のため緑茶にしていました。これがダメだったようです。次回からはまたスポーツ飲料に戻して塩飴も携帯して万全を期します!
 
普段なら喜ぶ鮎ですが大会時には大きすぎ。替えてから最初に探るポイントを良く考えて送り出すべし 薄濁りですが、最近の郡上はクリアーでも水の色が暗く見える気がします。明るい偏光が良いです。股上以上の水深になると石色が良く分からん!
広い流れの何処にでも鮎は居る感じ。何処で釣れるかではなく何処で掛けるかを考える 郡上は少し水が増えるだけで沢山木の枝や草が流れてきます。要注意!
超人気ポイントでも掛かる 大会も土日開催なので一般釣り人の動きも大きな要素の一つになるでしょうね。特に2回戦は入りたい所には誰かいる、と踏んだ方が良いですね。逆に朝から張り付いていた人が動いた後は・・・
ドーン!と来る特サイズの郡上鮎。重い!

 長良川郡上 8月6日

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
マスターズエリア 26匹 シマノバーサトルH2.75 9.0NB フロロ0.6−3.5m 無し 北越乱0.04-5m フロロ0.4-20cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ0.8-21cm 10cm 忍 7.0-4本
一角7.0-4本
フロロ1.2 オーナー白一体2号 オーナーチタン6mm