昨晩少し飲んだので熊野川へ向けて5時出発となってしまいました。ヒデVさんが先行して小船にいたので追っかけます。到着するとヒデVさん丁度掛けました!それを見て昨日の疲れも忘れて北山川へ浸かります。川底の変化で掛かってくれます。前回ここで、掛かってから浮かせるのに苦労したので今回は竿(スクデット)の穂先をチューブラーの1.4mmにしてやってみました。しかし底バレ、ケラレに悩まされます。針を残り物のキツネタイプにしても変わりません。なぜでしょう?
 ポツポツ掛かるし、ここの流れは押しは強いものの比較的楽なので、午後もここでやることにします。腰まで立ちこんでいると暑さも感じず快適!しかし午後からは午前中掛かっていたように追ってきません。???たまに掛かっても底バレの連続。トロ尻のザラ瀬を探るもパッとせず。
 十津川と北山川の合流点へ行ってみます。右岸側でもポツポツ掛かっているのが見えていたので前回ダメだったところを再挑戦。石色は抜群なので居るはずなのに前回は掛からず納得できなかったところ。ヘチから入れると一発で追ってくれました。腰ほどの強い流れにおとりが滑り込むとガツーン!です。ここで少し掛かってくれました。夏は川漁師さんがディナーの食材と共に到着されたので本日終了。22匹でした。
 午前も午後もおもり1号を常用していましたが、流れに馴染んで底に落ち着く場所で掛かる場合が多かった。野鮎が居ると追われて大きく逃げたり、動くので野鮎の気配が良く分かりました。しかしこのバレ対策を何か考えねば。押しの強いこの流れで先調子はどうも合わない。明日はその辺を考えてチャレンジです。夜は北山の清らかな水で行水。小船梅林前の大きな芝生広場でディナーを頂き、車中泊。ここはトイレもあってキャンプを張るには絶好の場所ですね。


 明けて15日。ヒデVさんは北上して宮川へ。こちらは熊野案内人夏は川漁師さんにお任せです。本流筋へ行こう!ということで先週ハルさんたちが楽しんだジェット船乗り場上流の瀬に行きました。CR-Vでは厳しいかと思っていた河原の走行も意外にあっさり行けてびっくり。次回からは北山川でも行動範囲が広がります。ここは昨日楽しんだ十津川合流点の下に広大なトロがあり、その次の瀬です。右岸側は十津川のダム放水の濁りがまだまだ残っていますが、左岸側は北山川の水で綺麗です。


 瀬肩から見てみます。大トロからの瀬肩はこぶし程の砂利底です。ここは石色悪い。そこからやや大きめの石が混じる瀬になるところから石色良し。ここから竿を入れてみます。ドーン!ときました。昨日と同じでおとりが馴染んだな、と感じると野鮎の反応が出てドーンと掛かります。しかしバレは相変わらず。針に乗らないのが多い。瀬をざっと探ってぼちぼち掛かる。その頃4人組がやってきて瀬尻を楽しんでいた夏は川漁師さんのすぐ下に入ってきた。この方たち昨日もやっていたようでしたが、人の下10mに入ってどんどん沖へ出て掛かると50mも下がって取り込んでいます。ちょっと無粋な人たちですねぇ。
 瀬の開きでは立ちこむほど当たりが出やすい感じ。この広大な熊野川でも釣り荒れします。そしてこの日は10時頃から上流からの強風が吹くようになってきました。竿が煽られると根掛かりしてしまいます。一旦上がって竿を変えました。久しぶり登場のラシュランです。H2.5相当なのでちょっとパワー不足かと思いましたが、いざ使ってみるとこれが良い感じ。掛かっても胴でしっかりと受け止めるのでタメが効く。スクデットより下がらずに対応できる。やや抜く時は竿がブレるので抜き難いが針への乗りも良いです。水量が多くて押しが強い流れではやっぱり胴調子が良いんですね。掛かる鮎は20cm前後なので浮かせてしまえば何とかなりますが、表層の速い流れに乗せてしまうとどこまでも付いていかないと抜けない。無理に抜けばロケット発射。熊野川を攻めるヒントが少し分かりました。


 この日は立ちこんで上ったり下りたりで疲れたのと、釣果も出たので3時に終了。無粋な人たちがいなければ最高でしたが、釣りとしては大満足。熊野川の魅力にますます引きずり込まれる感じです。熊野川に合ったタックルと強い足腰があれば40〜50匹は可能ではないかと思います。長良川で言えば中央御手洗の中段の瀬で石がもう少し小さくて揃っている感じの流れがどーんと続くイメージです。押しの強さのイメージとしては、腰まで立ちこむと根掛かりは絶対外せそうに無い感じ。この押しの強さは長良川より強い。目印のテンションがふっと無くなり、次の瞬間目印を全て消し込む激しい当たり!強い流れをおとりを引きずって泳ぎ上がるパワー!釣り人から少しでも遠くへ逃げようと沖へ走る鮎に耐えて限界まで曲がる竿!瀬好きの皆さん、ぜひ一度この快感を体感しに行ってください!
 
北山川小船のトロ瀬。見た目トロに見えますがかなり押しが強い。
おもり使用で攻めます。
ヒデVさんの勇姿をどうぞ!
前回のリベンジをした十津川と北山川の合流点。
ここから熊野川本流と言われています。川の様子が変わります。
この日は22匹でした。バレが無ければ・・・
熊野川2日目は心強い水先案内人が居ます。着いて行くだけ! 「音川尾頭前の瀬」と言うのでしょうか。豪快な瀬です。
ヘソまでが立ちこみの限界。それ以上は流されます。上流を望む
同正面の様子。瀬で川幅50mほどかな。右岸側が濁っています。 同下流側。流れは右岸寄りに壁にぶち当たります。
左岸側が漬物石大の石がびっちりの良い早瀬になっています。
お尻ほどまで立ちこんで攻めると良く掛かった。
瀬を楽しむ夏は川漁師さん。この瀬も良く掛かっていました。 この波の下にどれだけの鮎が居るのか。無茶苦茶居ると思います。
熊野川のレギュラーサイズ。これがまた強い!
序列が厳しいのか小型ほど良く追われる気がします。

 北山川、熊野川 8月14日、15日

ポイント(Googlemapにリンク) 釣 果 竿 天井糸 上付け糸 水中糸 下付け糸
小船
音川尾頭前の瀬
22匹
28匹
シマノ スクデット9.0NS-R
シマノ ラシュランH2.5 90NE
フロロ0.8−3.5m フロロ0.5−0.5m 北越乱0.06-5m フロロ0.4-20cm
鼻管ハリス 手 尻 針ハリス 逆さ針 鼻 管 その他
フロロ0.8-21cm 20cm イニシア4.25-4本
一角7.5-4本
ナイロン1.2 オーナー白一体2号 オーナーチタン6mm おもり1号